CV:池田勝
概要
『アクマイザー3』第15話「なぜだ?!一平がテングになった」に登場した天狗に似た隊長怪人。鉄仮面のような顔をしていて、白髪と錐のような鼻、V字型の角を持つ。赤いボディにはプロテクターと白いマントを装着している。同じく隊長怪人であるオニテングの息子だが、あんまり父親に似ていない(せいぜい鼻の形が似ている程度)。
柄にヤツデの葉のような飾りがある特殊なジャンケルを持ち、この先端から放たれる煙を浴びた対象を別の場所に転送する「テング隠し」という技を持つ。これは自分達の部隊を撤退させる際にも使用する。さらにこの煙には人間を「ミニテングラー」に変えてしまう能力も持つ。
200人もの人間を拉致して突撃兵に改造する「テングラー作戦」(安直な名前である)を実行した。
ミニテングラー
テングラーのジャンケルの煙で姿(というより頭部)を変えられた人間。テングラーの頭部を模した仮面を付けている(ただし色は薄茶色で、白髪や後頭部にあったトゲは省略されている)。この姿にされた一平は鏡を見るまでこの変化に気付かなかったり、身体能力が向上している様子もなかったあたり、外見以外に変化はない模様。ザビタンには効果がなく、人間限定の能力らしい。
劇中の活躍
東京タワーの観光に来ていた観光客をテング隠しで観光バスごと拉致するが、そこに一平が通りかかり撮影を開始したため彼に襲い掛かる。そこにザビタンが現れたため、テング隠しで一平のカメラ(厳密にはジュンのカメラ)を没収して退散する。
その後、山道を車で通る一平とジュンを突撃兵にしようと急襲するが、それは自身らを撮影するために二人が仕掛けた作戦であった。テング隠しで再度カメラを没収するが、アクマイザー3が現れたため、一平をさらって撤退する。最初は一平を懐柔する魂胆だったが、彼が本拠地から脱走する様子を見て考えを改め、彼をミニテングラーに変えてしまう。その結果、一平は光彦達に拒絶されてしまい、途方に暮れてしまった。
当初は一平が人間社会に絶望して自分達の軍門に下ると踏んでいたが、そこに素顔の一平が現れる。実はこの一平はザビタンの変身であり、再度ミニテングラーにしようとするものの通用せず、途中で正体を現した彼にアグマーを蹴散らされてしまう。さらにイビルとガブラが合流し、アクマイザー3が放った魔法陣アタックを受けて爆死した。一平もジャンケルから出た煙を再び浴びて元に戻った。
余談
天狗が原因の神隠しは「天狗隠し」と呼ばれており、彼の能力はそれに由来すると思われる。なお後に父親のオニテングがアクマ力としてテング隠しを披露しており、彼が披露した術もアクマ力だった模様。
冒頭で拉致された観光客やカメラ2台の行方は不明のままである。本拠地は突き止めてあるので、無事だといいのだが...。
声を担当した池田氏は東映特撮への参加はこのテングラーのみとなっている。
関連タグ
霧吐き忍者キリキリマイ師:自身が倒された後に父親が登場した怪人。