概要
別名シャスタオオナマケモノ、シャスタナマケモノ。
新生代・更新世(≒旧石器時代)に生きていた地上性オオナマケモノの仲間で、体長2~3m。
名前の意味は「ノロマな獣」。
特徴
オオナマケモノの仲間は海岸線の後退で北アメリカと南アメリカが陸続きになった時、そのパナマ地峡を渡って本来の棲息地・南アメリカから新天地・北アメリカに進出したが、ノスロテリウムはそうした「南からの移住者」の一つとされている。骨だけでなく、毛皮の残存物や排泄物の化石(半化石と呼んでも良い位の良好な保存状態だった)も見つかっており、オオナマケモノ類の生態復元・研究の一助となっている。