概要
全長2m。
特徴
メガテリウム等地上性のナマケモノの仲間であるが、このタラッソクヌスは沿岸部の浅い海に生息していた海生哺乳類で海藻等を食べていたと言われている(参照)。 他の大陸で言えばジュゴンやマナティ等の海牛類やデスモスチルス等の束柱類、そしてカバ等の鯨偶蹄目と同様に、水中に適応した草食動物の生態的地位にあったと言える。海に適応した貧歯類は、生物の歴史を通じてこの種だけである。 身体はオオナマケモノとしては割と小柄であった。陸地の乾燥化に伴って海藻を食べる進化を遂げたと思われ、ある程度の成功をおさめたが、次第に寒冷化していく海洋の環境変化によって最終的に絶滅したようである。