ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

束柱類

そくちゅうるい

束柱類とは、絶滅した哺乳類の分類の一種である。 「束柱目」、「デスモスチルス類」とも呼ばれる。
目次 [非表示]

概要

束柱類(デスモスチルス類)は、日本サハリンカムチャッカオレゴンカリフォルニアを含む北太平洋沿岸域の漸新世中新世の浅海性の地層のみから化石が知られている絶滅哺乳類である。その骨格は、束柱類の動物が沿岸に暮らす水陸両棲の草食動物であったことを示唆している。彼らの名前は、その極めて特徴的な臼歯(文字通り、円柱を束ねたような構造をしている)に由来する。海棲に適応した哺乳類の主なグループとして束柱類、海牛類鯨類鰭脚類の四つが挙げられるが、このうち束柱類の生存が確認されるのは比較的短い期間であり、棲息域や種の数においてもあまり大きなグループではなかった。その絶滅原因は地球の寒冷化が進んだことと海牛類との競争があったためではないかとされるも、はっきりしたことは解っていない。


その化石記録は唐突に漸新世に出現するため、祖先やそれまでの進化の経緯は全く不明である。歯の構造などからゾウや海牛類と近縁だとされることが多いが、バクなどが属する奇蹄目に含まれる可能性もあり、尚はっきりしてない。


なお、南アメリカにも似たようなニッチを占めていた水生の大ナマケモノ達が存在した。


主な種類


関連タグ

絶滅した哺乳類の分類の一覧 海獣 デスモスチルス

パレオパラドキシア

関連記事

親記事

アフリカ獣類 あふりかじゅうるい

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 475

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました