CV:種田梨沙
概要
黒澤密花が経営する骨董屋兼カフェ「くろさわ」の従業員。同宅に居候をしており、普段は骨董屋の店番をしている。
「影見」という死者の姿や他人の記憶・想い等「見えないもの」が視える能力を持っており、普段から怨霊や心霊現象に悩まされている。密花と出会うまでは周囲と気持ちを共有できず孤立しており、ついには自殺願望を持つにまで至った。しかし同じ「影見」を持つ密花と出会ったことで救われ、現在は理解者となった彼女のもとで暮らしながら「影見」の訓練をしている。
見た目は華奢な少女そのものだが非常に肝が据わっており、怨霊や心霊現象を前にしてもほぼ動じない。むしろそんな怨霊が蔓延るいわく付きの危険な日上山を一人で、それも夜間に自らの意思で出歩いている。流石に狭い場所に閉じ込められるといった物理的な恐怖に免疫はないが、それでもホラーゲームの主人公としては異例の恐怖耐性と言える。
これは彼女自身が心霊現象に慣れているのと、死への強い渇望があるため。また過去に経験した悲惨な出来事から感情の起伏が乏しくなっているというのもある。
『濡鴉ノ巫女』の代名詞でもある濡れ透け要員でもある。水場や雨の中ではシャツから黒のキャミソールが透けて見える。ボトムスは革のショートパンツでこちらは逆に水を弾くためか、艶めかしい光沢を放ち何とも言えない魅力を醸し出す。もっとも濡れすぎるとランダム怨霊の出現率が増えるというデメリットがあるため、時にはちゃんと乾かすことも大事である。
影見
密花および、夕莉の持つ能力。後に雛咲深羽も持っていることが明かされる。上述の通り遺品やいわく付きの名所といった物/場所で、過去の出来事を回想できる。
回想と言っても心霊現象のように自殺や人が苦しむ姿を見せられるといった体で、基本的に日常生活には役に立たず、むしろストレスの要因になる等マイナスだが、使い方次第では過去の出来事を知ったり、失くした物の在りかを突き止めたりできる。
密花はこの能力を活かし、行方不明者の捜索や消えた思い出の品など「失せ物探し」を仕事にしている。夕莉と出会ったのも、元は失踪した彼女の捜索を依頼されたためである。夕莉を雇っているのは、影見のコントロール法を教えることで彼女に希望を持ってもらうため。
なお影見にも能力の強弱があるようで、雛咲深羽には劣るとされる。
ゲームにおいて
密花の手伝いをしながら日々を過ごしていたある時、失踪者の捜索依頼を受けた密花が、失踪先と思わしき日上山へ向かったきり戻らなくなる。心配して自分も山へ向かうが、そこに密花はおらず、代わりに彼女の「射影機」が落ちていた。またその近辺で数々の不可解な現象に襲われる。
密花が何らかの危険に巻き込まれていると悟った夕莉は、彼女を救うべく山に纏わる不穏な伝承へ挑むことを決める。
他作品への出演
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALではなんとアシストフィギュアとして登場した。
コーエーテクモゲームス作品からは初のスマブラシリーズ登場である(『濡鴉ノ巫女』は任天堂からの発売なので任天堂キャラであるだろうが)。
攻撃としては、ステージの背景から射影機を使って敵ファイターを撮影。撮影されたファイターは、何処からか聞こえてくる不気味な幽霊の声(声:西健亮、田中敦子)と共に拘束されてしまう。拘束が無くなっても毒によってダメージが増える。
ただ、毒なのでスピリッツ次第ではダメージが無くなるばかりか回復したりものすごくパワーアップしたりという逆利用も可能。
また、スピリッツとしても登場しており、バトルの際にゼルダに憑依して登場している。ランクがACEとforの段階から登場していた主人公たちを上回ったのはアシストフィギュアになったためか?