はじめに
注意事項として本項のタグを使用の際は、『吸血鬼すぐ死ぬ』・『吸死』との併用は避け、『吸死【BL】』・『吸死【腐】』を付ける事が望ましい。
プロフィール
半田桃 | ロナルド | |
身長 | 180cm | 182cm |
体重 | 75kg | 80kgくらい |
誕生日 | 7月2日 | 8月8日 |
血液型 | ABV型 | O型 |
種族 | ダンピール | 人間 |
職業 | 吸血鬼対策課 | 吸血鬼退治人 |
呼称 | 貴様、ロナルド、お前 | お前、半田 |
ウインク | 出来ない | 出来る |
家族構成 | 人間の父と吸血鬼の母、一人っ子 | 三兄弟の真ん中(両親の描写なし) |
外見 | 青と白を基調とした吸血鬼対策課の隊服/黒髪/眼光鋭い作者曰く「和のイケメン」 | 赤を基調とした退治人衣装/銀髪/軽く見られがちな王子様フェイス |
高校時代の同級生で、現在も同業者として、または(半田からの一方的な)ライバルとして交友関係が続いている。
上記の通り外見も性格も正反対の2人であるが、ある意味、最大のライバルにして最強の理解者である。
本編での描写
関係性
出会いは高校の入学初日。初対面でいきなり半田がロナルドを「倒すべき敵とみなした」事に端を発する。半田の「高校デビュー」については第239死『半田・子半田・ヒストリー』と、第240死『子半田・半田・ヒストリー』を参照。
半田の母・あけみがロナルドのファンになってからは、半田は母の目を覚ますために更に嫌がらせをエスカレートさせ、オフの日にはロナルドの苦手なセロリを用いた罠や、自作のロナルドグッズを作ったりしている。
半田の自室は罵倒が描き込まれたロナルドのポスターやグッズなどで埋め尽くされており、ドラルク曰く「あの部屋にいたらロナルド菌に感染して死ぬ」。ちなみに『ロナ戦』の新刊は5冊程購入する。
──と、ここまでお読みいただいてお分かりの通り、半田の一方的な執着が関係性の8割である。
一方のロナルドは、半田母子に気を遣い続け、お人好しを貫いている。
優しく流されやすいロナルドが、一本気で頑固な半田に押し切られる事が多い。逆に半田はロナルドの優しさに調子を狂わされる場面もあり、また、比較的冷静な半田が感情的になり様子がおかしくなる唯一の相手がロナルドである。
なお、半田にとってのロナルドは「宿命の(?)ライバルであり、友達の様な何かである」。
主な半ロナ回
- 第14死『その男の名は半田』
- 第17死『半田・オフの日・ヒストリー』
- 第27死『The Kotatsu Crisis』
- 第29死『半田桃の散々な非番の日』
- 第72死『セロリチャンピオンXの流儀』
- 第105死『レジェンド オブ ロナリスト』
- 第132死『デート・オア・グルグルドーン!』
- 第136死『無限修正のオートグラフ』
- 第212死『ハッピーバースデーハーンダー』
- 第268死『新横浜をマッチョでいっぱいにしよう!』
- 第306死『新横浜超不自由』
半田のアイデンティティがロナルドに偏っているため、半田がいる回が実質半ロナ回である。
学生時代
高校時代は同じクラス。入学式の日の自己紹介をきっかけに二人の因縁がはじまる。新聞部のカメ谷を交え、三人組で登場することも多い。
当時はお互いの事を、ロナルドは「真面目な吸血鬼対策課志望のヤツ、熱心な新聞部」、半田は「バカと子分」、カメ谷は「バカとバカ」と思っていた。
トリオ回
高校時代の同級生、ロナルド・カメ谷・半田の三人組の友情が、しばしば新横浜の怪奇事件を解決する回で描かれる。3人で遊ぶ名目で呼び出されたロナルドが、2人に騙されて吸血鬼退治や怪奇スポットに連れ込まれるという流れを度々繰り返している。
また、ドラルクも「半田・カメ谷からの誘い=100%罠」と認知しており、第161死では半田からクリスマスパーティーに誘われたロナルドを煽りつつ「それ100%罠だろ」と忠告するが、ロナルド本人はそれを否定するかのようにドラルクを殴り殺している(無論ドラルクの忠告通り、罠であったが)。
主なトリオ回
- 第50死『それ行けゴーストハンターズ』
- 第161死『ほんとそういうのやめてプリーズ』
- 第162死『トモダチ・トリオ・トライシクル』
- 第173死『守護らねば僕らのシンヨコハマッシー』
- 第194死『今回はワン・ツー・怪奇』
- 第203死『コックリさん迷走す!』
- 第220死『湖畔の夜闇に潜む影』
- 第231死『本当にあったこY談』
- 第254死『吸血鬼ドラルク殺人事件』
- 第255死『吸血鬼ドラルク殺人事件・解明編』
派生
嘘予告
出典は単行本のおまけとして描かれる次巻の「噓予告」。人間と吸血鬼が対立し闘争の続く世界、という設定で作品のあらすじが描かれる。
- 半田
吸血鬼退治人のロナルドを「母の仇」と呼び、その前に立ちはだかった。やがて過去の呪縛を振り払い、吸血鬼の血に惑わされながらもロナルド達と共闘関係を結ぶ。
反人類を掲げるダンピールによる組織『ヴァーミリオン』の筆頭であり父である白とは、度々相まみえては歩む道の違いから対立し、時に交戦している。
- ロナルド
「最後の真祖」と呼ばれる吸血鬼ドラルクと手を結び、吸血鬼退治人として吸血鬼陣営と闘う。
人間と吸血鬼、互いに闘争に明け暮れ激化していく状況の中で、人の尊厳を守るために、時として人間の他陣営とも対立する。氷笑卿との戦闘で一度は命を落とすが、ドラルクの心臓によって復活する。
ロナルドとの軋轢が解かれる事で半田は退治人達と協力する事になる。またヴァーミリオンの来襲においては、半田とロナルドの絆が試された。
反転
出典は第189死『シンヨコ・オルタナ・ロックンロール‼︎』。登場人物達の性質が反転する。
- 半田
ロナルドに対する接し方が反転する。様子のおかしいロナルドを心配し、仕事に真っ直ぐすぎて不器用になる。ドラルク曰く「半田君はロナルド君に素直に」なっている。しかし普段が普段故に、ドラルクからはかなり気味悪がられていた。
- ロナルド
ゴリラの対義語、お嬢様になる。お暴力を嫌い、アフタヌーンティーとお話し合いで問題を解決する、強くて優しいお嬢様。
変身
出典は第218死「新たな自分に大・変・身」。登場人物たちが変な動物の能力暴走に巻き込まれ、動植物に変身する。
- 半田
黒い毛並みの大型犬。
- ロナルド
白い毛並みのゴリラ。
犬とゴリラ(猿)で文字通りの犬猿の仲を表している。
子供化
出典は第115・116死「リトル・リトル・協奏曲」。20代前半以下の面々が幼児化する。
- 半田
無口で大人しい子供になった。ロナルドを目の前にして暴れた以外は、大人の指示をしっかり理解していて、代わりのもので我慢が出来ていた。聞き分けのいい子供だった様だ。
- ロナルド
顔は可愛いがやんちゃで、すぐ下を脱ぐアホな子供になった。子供の姿になってなお半田に絡まれている。
逆転・Δ(デルタ)
出典は単行本4巻の扉絵とファンブックのおまけ漫画『吸血鬼すぐ死ぬΔ(デルタ)』。登場人物の立場が逆転している世界。アカウントジャックでも登場。
- 半田
カソック姿の吸血鬼退治人。吸血鬼対策課メンバーは吸血鬼退治人になっている。襟元に十字架のモチーフを着けている。形状は退治人のロナルドが衣装に用いている十字架と似ている。
畏怖い吸血鬼になりたいロナルドに対して「いつごろ恐ろしい吸血鬼になれるのだ?」とからかっている。
- ロナルド
古風な衣装をまとった吸血鬼。日光もニンニクも効かないことをコンプレックスにしており、吸血鬼らしく人間達に畏怖られようと、仲間を率いて新横浜に降り立とうとする。
ドラルク達吸血鬼対策課に確保されてからは、人間に協力的な吸血鬼として吸血鬼対策課のドラルク、退治人のヒナイチと共に共同戦線を張る事となった。なお、ニンニクは効かないがセロリは効く様だ。
2人は幼馴染。吸血鬼は頻繁に住所を変えるため、半田の幼少期にロナルドも一時的に近所に住んでいた。
その当時について半田は「俺はヤツと約束したのだ、ヤツが恐ろしい吸血鬼になったら、俺が立派な退治人になって退治してやるとな!!ウハハ!!」とのことだ(2022/12/10単行本23巻発売アカジャより)。
その他
単行本購入者特典などの一枚絵や、漫画に登場する派生設定。
- 教師
半田は物理。ロナルドへの罠作りを活かしているのだろうか。ロナルドは体育。カメ谷は記者らしく現代社会。
- 桃太郎
半田が桃太郎、ロナルドは猿。ちなみに犬はヨモツザカで雉はヒナイチ。
- ねむり姫
半田がねむり姫(赤子)、ロナルドが王子、魔女はドラルク。
アカウントジャック
当該作品の特徴として「作者が頻繁にTwitterで発信する」という点が挙げられる。
単行本発売やホワイトデーといったタイミングで、キャラクター達の会話や小ネタがツイートされる。
主な半ロナ情報
- 2017年3月14日 5巻発売記念のアカウントジャック
酒に弱い半田が泥酔状態でロナルドに電話をして素直な気持ちを語った(公式ファンブック2に記載)。
「ロナルロ! もしもし半田桃です」
「ロナルロ、お前はなー、馬鹿だからなー、知らんだろうがなー、俺はなー、昔はなー、もっとまじめで頭が良かったのだ 今も頭はいいが」
「ロナルロ!お前とカメ谷に会ってなー、俺は不真面目になったぞ!!バカがうつった!!」
「でも俺は今のほうが楽しい!以上だ、良かったなロナルロ」
この時のアカウントジャックでは、酔って舌足らずで上機嫌になっている半田という貴重なものを見ることができるので、ぜひ確認してみてほしい。
- 2018年6月8日 9巻発売記念のアカウントジャック
脱稿し徹夜明けのハイテンションなロナルドが半田に電話をかける(公式ファンブック2に記載)。
「半田こないだの病院なんだかんだで楽しかったよな!こんどまたカメ谷とシンヨコハマッシー探しに行こうぜ」
「俺はお前と遊びに行くの楽しいぜ?楽しいだろ?えっごめん迷惑だったりしないよね?だいじょぶ?」
その後、唐突に「あと俺昔カメ飼っててさ」と続けたロナルドは半田に電話を切られてしまう。このツイートで騙されてもまた3人で遊びに行く事を楽しみにし、嫌がらせを繰り返す半田に対して迷惑じゃないかを心配するという、ロナルドのお人好し過ぎる心情が露わになった。
- 2022年3月11日 20巻発売記念のアカウントジャック
半田が高校に入学するまでの様子(とらのあな特典で漫画として読める)と、ロナルドが「ロナルド」と呼ばれるきっかけとなったエピソード。少々長くなるため要約を記載する(詳細は有志のまとめを参照されたし)。
気弱な少年だった半田は吸血鬼対策課にふさわしい人物となるために、相当な努力と準備をして「高校デビュー」に臨んだ様だ。
緊張して最初の自己紹介は失敗してしまうが、吸血鬼退治人志望だというクラスメイトに声をかけられた時には、準備していた通り強気に対応出来た。
後日談として、小テストに書かれた走り書きの名前が「ロナルド」と読めた事、それを半田が「今日からお前はロナルドだ」とからかった事から、彼の呼び名が定まった、というエピソードがツイートされた。
上述の5巻発売記念のアカウントジャックにもあった様に、ロナルドとの出会いは半田の人生にとって良い影響があった様だ。
その他、半田が現在の半田になっていく成長過程を見る事が出来る。
- その他
アカウントジャック以外にも、作者がTwitterで発信した情報。
2023年2月13〜14日
「半田がロナルドの家族関係についてあんまり深掘りしないのは、サーガ事件後のロナルドが、家族というか兄について語りたがらなくなったから」
「半田がロナルドにあんな態度な理由の一つに、ロナルドを元気付けよう?としてたのもあるかもしれない 本人意識してるかわからんけど」
などといった具合に、半田とロナルドの微妙な距離感や、半田の根の優しさが窺える。
余談
- アニメ第1期4話
半田初登場回。本来ならばヒナイチが来る筈だったドラルクの視察を指摘されたとき、半田はロナルドになぜか頬ずりしながら罵詈雑言を浴びせていた。なんで頬ずりしたんだ…?