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其処は見知らぬ駅のこと
何も知らない青年が、現世へ帰る道を絶たれたまま、心の清らかな獄卒「矢がすりさん」に拾われるお話。時代設定は明治~大正ですが、やってくる生者は電車のある時代全ての人が対象です。基本的に駒形が「矢がすりさん」に振り回されていく展開。 きさらぎ駅をモチーフに「亡者を運ぶ火車」の役目を担った電車が、悪戯に引き込む生者を助けていく和風ファンタジーバトルものですが、BL要素があるシリーズですので苦手な方はお控えください。 お気に召しましたら幸いです。3,390文字pixiv小説作品 氷炭相愛の情を知る
雪裏(せつり)は雪山に住む雪女だったが、ある夏の日人里におりると人間の男五人を殺してしまう。その後雪裏は湖に身を沈め入水するつもりだったが、地獄から来た獄卒に捕まり人を殺した罪を問われ地獄へと連れられていった。 現世で人を殺した妖怪は地獄にある妖怪専門の監獄に収監されるが、雪裏はとある機会を与えられる。獄卒の試験に合格すれば、罪は赦され閻魔庁の暗部という組織で働くことができるというのだ。しかし、不合格ならば地獄の刑場送りとなり、亡者どもに混じって延々と呵責を受け続けることになるという。なぜ罪ある者を獄卒として雇うのかと雪裏が獄卒に問いかけると、今の現世や地獄ではいたるところで悪鬼が暴れており、力のある者ならたとえ罪ある者であっても欲しいからだと答えた。 雪裏は試験を受けることにし、試験までの数日間閻魔庁にある宿舎で生活を送ることになる。そこで雪裏と同時期に閻魔庁に連れてこられた曙(あけぼの)という男と同室になり、曙も現世でとある事件を犯し雪裏と同じ経緯で今回の試験を受けることになったという。曙は閻魔庁で過ごすため姿を人の姿に変えられていたが、慣れていないらしくまともに歩くことすらできないでいた。見かねた雪裏が手を貸そうとするが、曙は元々火を纏った妖怪で体温が非常に高く、雪女である雪裏が曙に触れただけで雪裏は火傷を負ってしまう。 曙は自分に構わなくていいと言うが、雪裏はそれでも放っておけず、できる範囲で曙の手助けを行い彼に対して情が芽生えていく。 優しい雪裏に対し、どうして地獄へ連れてこられたのかと曙は尋ね、雪裏は話し出す。夏でも雪がとけない雪山に住んでいた雪裏は、ある冬の日雪山で行き倒れていた男を助けた。雪裏はその男に恋をし、また会いに来て欲しいと言う雪裏に男は次の冬になればまた来ると約束をする。しかし、次の冬も、そのまた次の冬も男は来ず、雪裏はしびれを切らし雪山を下り男を捜しに行く。なんとか見つけ出したのだが、その男は仲間とともに様々な村で窃盗を繰り返し、攫った娘を暴行の末に殺すという非道な行為をする窃盗団の一員だった。そのことに怒り狂った雪裏は男たちを全員殺してしまう。そしてあのとき雪山で男を助けなければ命を奪われずにすんだ娘もいたのではないかと考えた雪裏は自分を責め、入水しようとしたところを獄卒に見つかり地獄へ連れてこられたのだ。話を聞き終えた曙はお前は何も悪くないと雪裏を慰め、雪裏はわずかに心が軽くなる。 やがて試験当日となり、雪裏と曙の他にも百体近い妖怪たちが地獄にある山に集められ、その場で殺し合うよう命じられた。三日三晩殺し合いを続け、最後に生き残った者を獄卒にするというのだ。号令とともにすぐに殺戮が始まり、曙は雪裏を守るため姿を元の姿に戻した。曙の正体は『空亡』であり、太陽と見紛うほど巨大で燃え盛る姿をした妖怪だった。空亡はかつて百鬼夜行中の妖怪たちの前に現れ、その場にいた妖怪を燃やし尽くし百鬼夜行を終わらせた大妖怪であり、その後地獄へと連れて来られたのだった。 雪裏以外の山にいた妖怪たちを燃やし尽くした曙は再度人の姿になり、雪裏に自分を殺すように言う。曙は雪裏を地獄の刑場送りにしたくないがために言ったのだが、雪裏は曙を殺すことを頑固拒否し、ならば二人で地獄へ堕ちようと曙は告げた。 試験開始から三日三晩が過ぎ、暗部を統括する獄卒がやってきて生き残っていた雪裏と曙に合格を言い渡す。殺し合えとは言ったが、実は最後の一人にならずとも最後まで生き残っていればよかったのだった。二人で試験を合格した曙は喜ぶが、雪裏は獄卒になることを辞退し地獄の刑場へ行くとこを決意する。驚く曙に、曙ほどの力のない自分では暗部の獄卒としてやっていけないだろうし、なにより自分の罪を償いたいからだと雪裏は告げた。 かくして曙は獄卒に、雪裏は地獄の刑場送りとなった。孤地獄へと送られた雪裏は夏の日差しに焼かれながら湖に延々と入水する刑罰を受ける。もうどれくらいの年月が過ぎたのかも分からなくなったある日、唐突に雪裏は湖から引き上げられた。雪裏を引き上げたのは曙であり、雪裏の五百年の刑罰が終わったため迎えに来たというのだ。この五百年で現世も地獄も様変わりし、一緒に見て回ろうと曙は提案するが、それよりも心中しようと雪裏は曙を湖の中に引きずり込んだ。18,476文字pixiv小説作品海月の骨を持って参れ!
天界に住む小春姫がついに結婚相手を探し始め、あの世はちょっとした騒ぎとなった。小春姫はかの有名なコノハナサクヤ姫の子孫であり、とても高貴な身分なのだ。天界のやんごとなき雅な男たちはこぞって姫に求婚したが、姫はそんな男たちにある条件を出した。姫の指定する物をいち早く持ってきた男を結婚相手にすると言うのだ。指定の物は人によって違うのだが、やれ金銀の実を咲かせる植物を持ってこいだの、九頭竜の首についた宝石を取ってこいだの、どれだけ熱しても融けない氷を見つけてこいだのと無理難題ばかりである。しかも期限は一週間。男たちは方々を探して回ったが、誰も指定の物を見つけられないでいた。 姫に結婚を申し込んだ一人である天界貴族の金霞という男は『海月の骨』を持ってこいと指示されたが、海のない天界ではそもそも普通の海月すら見つけることができなかった。 そこで金霞は地獄の閻魔庁にある『なんでも課』に依頼を出すことにした。『なんでも課』は名の通り依頼があればなんでもする課である。そこに所属する獄卒は通常の鬼ではなく、閻魔の裁判でも地獄の法でも裁けなかった異類異形の魑魅魍魎どもであり、姿を人に変えられ獄卒として働くことを言いわたされていた。中にはかつて現世や黄泉の国に甚大な被害をもたらした化物も所属しており、なんでも課の獄卒たちを忌み嫌う者たちは少なからずいる。金霞もなんでも課を嫌う一人であり、なんでも課の獄卒が海月の骨を見つけて来れば自分の手柄とし、見つけてこなければ責任を取らせようと考えていた。 海月の骨を探す依頼がなんでも課に来た日、ちょうど休みだった課員の錆と忍にその命がくだされた。ひとまず二人は現世の海に行き骨のある海月を探していると、海岸沿いに思いつめた表情で海を見つめている女性を発見する。入水するつもりだろうか、あまり苦しまずに死ねたらいいねと女性を見ながら二人が会話をしていると、それを聞いていた女性は物騒なことを言うなと二人に注意をした。女性は霊感が強い『視える人』であり、あの世の住人である二人のことも視えていたのだ。女性は三日前に老衰で亡くなった愛犬の死に目に会えなかったため落ち込んでいるようで、錆は犬に会わせるかわりに海月の骨について情報を教えてほしいと条件を出した。人は死んだら裁判を受け天国か地獄に行くが、他の動物はあの世で好きに過ごし徐々に転生していくので、三日前に死んだのならすぐに見つけられると錆は言った。錆の言った通り犬はすぐに見つかり、愛犬と再会できた女性は条件通り骨のある海月について調べるためスマホでネット検索を行った。結果、古代の化石から骨のある海月が見つかったとの記事を見つける。その情報を元に錆と忍はあの世に戻り、地獄の海という海を探し回って期限の日の朝に転生前の海月で骨のある個体を発見した。 すぐに二人は小春姫の元に見つけた海月を持っていったが、結婚したくなかったから絶対に見つけられない物を条件に出したのに、なぜ見つけてくるのかと姫に逆ギレされてしまう。どうしても結婚したくないと言う姫に錆はある提案をした。結婚条件は指定の物を見つけてきた『男』と結婚するというものだったので、『男』以外が持ってきた場合は褒美を取らせるということにしたらどうかと。そして海月の骨を見つけ持ってきたのは忍ということにすればいいと言う。なぜなら忍は神であるため性別という概念がなく、男ではないからだった。 錆の思惑通り忍が見つけてきたことにし、褒美を取らせることにして姫は結婚しなくてよくなった。金霞は姫に文句を言ったが、自分で探しもせず他人に依頼してた時点で結婚相手にふさわしくないと姫に一蹴されてしまう。かくして忍は褒美として天界の果物を所望し、姫から天界の果物一年分が送られることになったのだった。9,801文字pixiv小説作品サンタの相棒を探せ!
こちらの素敵な企画に参加させていただきます→【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18786871】 タイトル通りサンタクロースの相棒を探す話です。 サンタクロースがクランプスという悪い子にお仕置きをするモンスターを連れているという話から着想を得ました。 クリスマス直前で急遽病欠となったクランプスの代わりに地獄の獄卒から代役を選びます。 最近書いている地獄の話と世界観が繋がっているので、出てくるキャラが共通しております。4,859文字pixiv小説作品- なぜ俺達はここにいる…?
何故俺達はここにいる…?
完全に捏造してる。クロスオーバーです。キャラ崩壊気味。本人様とは無関係。好きな奴ら集合させて話してる的な感じ。 ちなみにクロスオーバーするのは この人達↓ ・とある鬼看守さん (口調迷子、キャラ崩壊) ・とある刑事さん (口調迷子、キャラ崩壊) ・インドの授かりし大英雄 (口調迷子、キャラ崩壊) ・インドの施し大英雄(?) (口調迷子、キャラ崩壊) ・青い目の獄卒さん (口調迷子、キャラ崩壊) ・青緑目の獄卒さん (口調迷子、キャラ崩壊) それでもよろしいなら進んでくださいな。。。もしかしたらマイピク逝きするけど…見たい人いつでもマイピク歓迎してるからね。 (誰も見るかこんなゴ☆小説) By惡疫(代理)くん2,110文字pixiv小説作品 浄玻璃鏡 ~お迎えに上がりました~
“後悔”を抱えて生きる少女・明日香の元に、現れたのは一人の男性だった。 『地獄から、貴方をお迎えに上がりました』 “閻魔の遣い”を自称する彼は、明日香にそう微笑んでみせた――。 初投稿となります! 足りない所も多いかと思いますが、楽しんで頂けると嬉しいです!!9,617文字pixiv小説作品鏡にデジタル化は向いてない
地獄の閻魔庁にある部署、なんでも課の課員である錆(さび)と照(あきら)は午後三時までに報告書を課長に提出しなければならなかったが、パソコンで報告書を書いた照がログインパスワードを忘れてしまい提出できないでいた。 提出期限が迫る中、照はパスワードを間違え続けあと三回間違えると二十四時間操作できなくなるという窮地に追い込まれる。パスワードは自身の名前である『あきら』にしたはずなのだが、一向にログインできない。その様子を偶然通りかかった照の元同僚であり犬猿の仲である浄玻璃(じょうはり)に見られ、浄玻璃にからかわれた照は怒って錆を連れその場を離れた。 照は紙にパスワードを書いておいたのだが、午前中の内にどこかに落としてしまったらしく、錆とともに午前中に訪れた場所へ探しに行く。そこは叫喚地獄(きょうかんじごく)の小地獄のうちの一つ、雨炎火石処(うえんかせきしょ)であった。至る所から火の手が上がり炎の海と化している刑場を見て、錆は紙なんてすでに燃え尽きているだろうと諦めて帰ろうとする。しかし、照は紙に妖術をかけていたため燃えずに済み、奇跡的に落とし物として刑場の事務所に保管されていた。 紙を手に入れた喜びも束の間、紙に書かれていたパスワードはやはり『あきら』だった。絶望する照に、錆は浄玻璃に過去の映像を見せてもらえばいいのではないかと提案する。浄玻璃は閻魔庁の裁判で使用される浄玻璃鏡に宿る神であり、過去の映像を鏡に映し出すことができる神鏡である。そのため照がパスワードを設定した時の映像を見せてもらえばパスワードが分かると錆は考えた。 照と錆はすぐに浄玻璃のもとへ向かい過去の映像を見せてほしいと頼むが、照を嫌っている浄玻璃はにべもなく断る。照と浄玻璃は口論になるが、錆が報告書を提出できないと閻魔大王の業務が滞ることを説明すると、浄玻璃はしぶしぶ協力してくれる。 浄玻璃が鏡に照がパスワードを設定しているところを映し出すと、照は『あきら』と打ち込もうとして間違えて『いくら』と打ち込んでいたことが発覚した。 『いくら』と打ち込むことで無事にログインでき、かくして照と錆は提出期限ぎりぎりに報告書を提出することできたが、浄玻璃は呆れ返り、錆は二度と照に報告書作成を任せないと心に決めるのだった。8,798文字pixiv小説作品- あの世とこの世の不思議な出会い(?)
あの世とこの世もてえへんだ
オリ卒(オリジナル獄卒)だけど念の為夢術廻戦タグ付け…普通に獄卒も出てくる… オリ卒皆覚えてるかなぁ…前垢に投げまくったあの子。 そして当たり前のように乙骨と夏油傑(呪0)が居ます(ほんへ)1,321文字pixiv小説作品