CV：細谷佳正
概要
『龍が如く6』に登場する広島の極道組織「陽銘連合会」の四次団体「広瀬一家」若衆。
総長の広瀬徹を始めとする一家の面々と、尾道仁涯町で極道らしからぬ緩い日々を過ごしている。
見た目の通りのおおらかな性格の男だが、意外にも常識人で博識なところもあるため、広瀬一家の面々からは何かと頼りにされている。
若頭の南雲剛や他の組員と同じく、初めは桐生一馬をよそ者として毛嫌いしていたが、彼の漢気を目の当たりにしてからは南雲と同じく慕うようになる。
物語終盤では、博識ぶりを発揮して「尾道の秘密」の暗号を読み解き、途中で秘密の番人である広瀬にナイフで足を刺されるもその秘密を暴くという活躍を見せ、桐生や南雲による最終決戦にも参加した。
その後、『8』における桐生のエンディングノートイベントにて再登場。
『6』での活躍で広瀬一家が直系団体に昇格…したのだが、そもそも広瀬一家は元々構成員5人の組とすら呼べない規模だった上、総長の広瀬が死に、宇佐美が抜けた事でたった3人しか残っておらず、流石にお飾りの名誉職であることは察していた。
そんな中、陽銘連合会が海老名正孝の主導による第二次極道大解散の誘いを受けた事で、伸るか反るかを決める為の様子見の為に本家の用事で手が離せない南雲の代わりに、田頭と松永が共に伊勢佐木異人町にやってきていた。
しかし元東城会、元近江連合の者達からすれば「未だ現役で極道をやっている為羽振りがいい広島モンが元暴五年条項により現在進行形でヒイヒイ言っている自分達がようやく見つけた食い扶持の枠に滑り込みかねない」事で警戒され、非常に居心地が悪く、「歓迎」の為に用意されたパブでもコンパニオン一人付かない（一応お通しで付く2人は居たが）体たらくでありフラストレーションを溜めていた。
そんな中、伊達と名乗る刑事が接触してきた事で一触即発になりかけるが、「桐生の知り合い」「手帳無しで（警察ではなく個人として）話がしたい」と聞かされ、話す内に意気投合し、遥々広島から来たのにこのザマという愚痴をこぼしたあたりで我慢できなくなった周りに絡まれ、受けて立とうとしたところに伊達の部下のキリュウインが乱入、2人が手を出せば横浜星龍会との火種になるとして、キリュウインが全員を受け持ち場を納めた。
その後、場を変えて伊達とキリュウインを加えて飲み直し、キリュウインの忠告もあり「広島は今回の件に乗らない」事を決め、「桐生一馬に匹敵する男を見た」事を南雲への土産話に広島に帰って行った。
余談
田頭を演じた細谷氏は、尾道仁涯町のモデルである広島県尾道市出身で、独特な広島弁も自然に演じていた。
