この表示板は何を指し示しているのだろうか。
概要
十字のように重なり茨が絡みついた木の板と、それに磔にされた肉の塊の姿をした幻想体。
分類はO-04-21-22。危険度はWAW。
崩れた教会のような場所に沢山の薔薇が生えた庭園の空間を形作る。
敵対個体
薔薇の掲示板 / 屈折された薔薇の掲示板
初登場は鏡屈折鉄道2号線。
幻想体は最初のターンに囚人達に特殊バフ「冠」を付与し、自分に付与された全ての効果を除去する。そして次のターンに囚人達のスキルの属性に対応した薔薇が生成される。
2~4ターン目は生成した薔薇達に様々なバフを付与しながらこちらに出血、破裂を付与してくる。
5ターン目は広域攻撃を使用。これは残っている薔薇の数によって威力が増加する。しかしこのターンまでに全ての薔薇を倒していると脆弱を得るのでそこが狙い目。その後は1ターン目に戻る。
体力が40%以下となるとパターンが変化し、2~4ターン目に薔薇の数が少なくなると広域攻撃を使用してくる。
薔薇 / 屈折された薔薇
幻想体が生成する薔薇。出撃した囚人のスキルによって七つの種類に咲く。特殊バフ「咲き出す罪」により素早く対処しないと対応した囚人が即死する他強化される。さらには属性のE.G.O資源が0になってしまう。
- 憤怒属性の薔薇は主に火傷を付与しながらマッチしてくる。特に厄介なのは死亡時で、受けたダメージをそのまま相手に返してくる。
- 色欲属性の薔薇は主に出血を付与しながらマッチしてくる。ただ威力は低いので対処はしやすいだろう。
- 怠惰属性の薔薇は主に振動を付与しながらマッチしてくる。一気に混乱状態に持って行かないと保護を得て耐久力が上がってしまう。
- 暴食属性の薔薇は主に破裂を付与しながらマッチしてくる。さらに破裂を付与した相手に攻撃すると一気に回復されるので厄介。
- 憂鬱属性の薔薇は主に沈黙を付与しながらマッチしてくる。ダメージを受けると問答無用で保護を得て防御力を上げてくる。実質怠惰属性の上位互換とも言えるだろう。
- 傲慢属性の薔薇は主に呼吸を付与しながらマッチしてくる。自分に付与された呼吸が5以上のとき威力が増加するので注意。
- 嫉妬属性の薔薇は主に充電を付与しながらマッチしてくる。充電が貯まると強力な攻撃をしてくるが、基本的に充電を貯めるのみなので影が薄い。
E.G.Oギフト
名称 | 効果 |
---|---|
薔薇の冠 | ターン開始時、ランダムな敵1/2/3体(幻想体の場合は全部位)へ破裂威力4を付与。暴食完全共鳴を発動したなら戦闘開始時、全ての敵へ破裂威力2/3/4を付与。 |
安息の地 | 出血威力、出血回数、または特殊出血を与えるスキルを使用してマッチ勝利時に発動(残ったコイン数÷2)だけ対象に出血回数を付与し、次のターンにその数値だけ攻撃レベル増加を得るコイン数が2以下のスキルの場合は効果が強化され、その数値が(残りのコイン数+3で適用) |
幻想体情報
十字の木の板に茨で絡まれた肉塊の幻想体。この茨は棘を肉に食い込ませ傷つけている一方で、その茨によって肉の形が維持されているという側面もあるらしく、茨を解こうとすると肉が崩れて悲鳴をあげる。
この幻想体は永遠に存在するというその庭園を、薔薇でより美しく彩る事を望んでいる。そしてその薔薇は人間の罪――より具体的には自身の願いが罪を伴う事を自覚しつつも、なお切実に何かを望む心――によって花開くという。
前作、前々作のストーリーの大きなテーマや、E.G.O発現/ねじれのメカニズムと類似する点があるが、それら以上に「罪」に焦点をおいたメッセージ性を感じるため、本作のストーリーとも関係があるのかもしれない。
薔薇となって咲いた心は持ち主の心から失われてしまうらしく、戦闘では罪悪資源の消滅という形で再現されている。薔薇の表示板は囚人から奪った感情をただ「罪」と呼び、また罪としての側面しか見ようとしないが、ホンルの残した観測記録を見るに、そう簡単に失われて良いようなものではなさそうだ。
E.G.O「茨の花園」
この幻想体が抽出元と思われるE.G.O。
発動すると片腕が骨のようになり、薔薇で出来た冠を被った姿に変化。
E.G.O侵食時はこの幻想体とほとんど同じ姿になる。
E.G.O使用者
使用囚人 | ランク |
---|---|
グレゴール | WAW |
BGM「Flore sicut rosa」
鏡屈折鉄道2号線専用BGM。
教会を彷彿とさせる鐘の音が特徴的な、静かな雰囲気の曲である。
Flore sicut rosaの意味は、ラテン語で"薔薇の花のように咲く"となる。
余談
モチーフは判明していないが、キリスト教関連もしくはイエス・キリストではないかという推測がある。その為、鏡屈折鉄道の終着駅には毎回宗教に関連した幻想体が登場しているのでは?という推測がある。
TGSでは「張り裂け締め付けるもの」という名前であった。