概要
蟹が入った湯船、あるいはお湯代わりに浴槽に大量に流し込んだ風呂のこと。
実際に入浴した人間は(恐らく)いないが、蟹は潰れるわ蟹の甲羅で皮膚は傷つくわと全く気持ち良くないと思われる。
検索してはいけない言葉
「蟹のドラム缶風呂」というホラーコピペが存在しており、検索してはいけない言葉としても知られる。また初出は洒落怖である。
原文は非常に長いため簡単に説明すると、ヤクザの怒りを買った語り手とその知人が拉致され、知人は蟹風呂の拷問を受け、蟹に身体中を食い破られて死亡するという恐ろしい内容である。
グロテスクで猟奇的な描写が多いため、検索の際は注意。
実際はどうなのか
蟹の中にはタカアシガニやタスマニアキングクラブのような巨大な種もおり、挟力300kg以上という怪力をほこる。
そのような蟹であれば人体も容易く切断されるであろうが、コピペ内に登場する蟹は「こぶし大から、小指の爪くらいのサイズ」とされており、サワガニ程度と思われる。
そのような小さな蟹が人の皮膚を食い破ったり、穴をこじ開けて体内に侵入するとは考えづらく、せいぜい皮膚を引っ搔いて傷だらけにする程度が関の山であろう。
また、蟹は雑食であり、海底に沈んだ人間の死体などを齧ることはあるようだが、臆病な性格でもあり、生きている人間(それも激しく抵抗している者)に食らいつくとは考えづらい。
もしそのような習性があればまず間違いなく危険生物として一般に周知されるであろう。
加えて、ヤクザといえどそのような危険生物を飼育・管理しているのは現実味がなく、またあまりに非効率である。
以上のことからこのコピペは完全にフィクションであることがわかる。蟹にトラウマを抱いた人は安心して欲しい。