ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

平家の編集履歴

2014-07-08 08:25:29 バージョン

平家

へいけ

源平藤橘に数えられる日本の代表的な氏族。特に朝廷に仕えた伊勢平氏を指す。

1.「平家」(名字

 漫画『CODE:BREAKER』の登場人物。→平家将臣


2.「平」(

 平安時代に登場する平氏の人物もしくはその一族。「平」は本来は名字と言うより氏であり(名字と氏の違いについては人名の記事を参照)、氏が平の一族をまとめて「平氏」と呼ぶ。

 平氏の多くは関東を中心にした各地において領地をもつ武士となった。彼は領地を名字とし、後の執権一族である北条氏や、千葉氏三浦氏等がその代表例である。これに対して氏以外の名字を持たず下級官僚として朝廷に仕えたのが、平清盛の祖先、伊勢平氏の一族である。朝廷は仕えている各々の氏について藤原氏は「藤家」菅原氏は「菅家」等と呼んだ。同様に名字を持たず朝廷に仕えた平氏を「平家」と呼んでいる。これが一般化して、北条氏らの在地武士と区別された朝廷に仕えた伊勢平氏を平家と呼ぶのである。

 と並び皇族が臣下の籍に降りる(臣籍降下)際に名乗る氏の一つであり、つまり天皇家の血を引く人々であるため、その血統は尊ばれ、日本史において重きをなした(後世には箔付けのために勝手に平氏を名乗った一族も多いが)。特に有力であったのが桓武天皇の皇子をそれぞれ先祖とする桓武平氏である。その中でも高棟王の子孫は公家として江戸時代に至るまで重きをなし、清盛の義弟平時忠はこの一族出身である。先述のように高棟王の子孫も朝廷に仕えて名字を持たない「平家」のはずだが、世間的には伊勢平氏嫡流が壇ノ浦の戦いので滅亡したことを平家滅亡と呼び、高棟王流はスルーされていたりする。

 これに対し高望王の子孫は関東で武士となって坂東平氏と呼ばれ、平将門が特に有名だが他にも北条氏や千葉氏などが含まれる。坂東平氏諸流の中でも高望王の曾孫平維衡伊勢の国を根拠地として勢力を伸ばしたので伊勢平氏と呼ぶ。その嫡流たる平正盛(清盛の祖父)の子孫が狭義の平家である。伊勢平氏には他に室町時代政所執事を世襲した伊勢氏等の流れがあり、後北条氏の始祖北条早雲はこの伊勢氏の血筋を引く平氏の子孫とされている。


3.『平家物語』の略称。


4.『遙かなる時空の中で3』に登場する平氏姓の人物。


「平」姓の人物

平安時代の平氏姓人物

平将門 平時忠


平正盛の子孫(狭義の平家)

平正盛


>正盛の子

平忠盛(嫡子) 平忠正(三男)


>忠盛の子

平清盛(嫡子) 平経盛(三男) 平教盛(四男) 平忠度(六男)


>>清盛の子

平重盛(嫡子) 平宗盛(三男) 平知盛(四男) 平重衡(五男)


>>>重盛の子

平維盛(嫡子) 平資盛(次男)


>>>>維盛の子

平高清(平六代


>>忠盛の三男・経盛の子

平経正(長男) 平経俊 平敦盛(末子)


>>忠盛の四男・教盛の子

平通盛(長男) 平教経(次男)


平家以外の平氏一族

北条氏

北条時政 北条政子 北条義時 北条泰時 北条時宗 北条高時


後北条氏

北条早雲 北条氏綱 北条氏康 北条氏政 北条氏直


織田氏(歴史学的には疑わしく、実際には藤原氏忌部氏等とする説がある)

織田信秀 織田信長 織田信勝 織田信包 織田信雄


関連タグ

源氏 平安 和風 歴史創作

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました