概要
ラブライブ!の東條希の俗称。主に一部のニコ厨、なんJ民、淫夢厨から使われる。
デブ+アネキ(「~ネキ」とは似非関西弁(猛虎弁)を使う女性キャラ全般につけられる敬称)をかけた造語。
クソデブ姉貴と同一と思われがちだが、呼ばれる経緯が全く異なっている(後述)ため、全く別の存在である。
こう呼ばれるようになった経緯
希の本来のスリーサイズは90-60-82と、むしろデブとはかけ離れた抜群なプロポーションを持っている。特にプロジェクト初期の楽曲「Snow halation」PVの希はスリーサイズ通りの細いプロポーションでかなり評判がよく、実際当時は二回連続で人気投票3位をキープするくらいの人気はあった。
しかし、μ'sの新譜が出るごとにどんどん体型がふとましくなっていき、スリーサイズが大差ないはずの絢瀬絵里(88-60-84)からどんどんプロポーションがかけ離れていく。
プロジェクト開始から3年目、TVアニメの放送開始が決定。公開された設定画・作画は完全に絵里とはかけ離れた骨太体型に変貌しており、最早スリーサイズに準えた初期の細い希の姿はなかった。
同時にアニメ化に伴いプロジェクトの知名度が急上昇した事でふとましい体型を新参から散々ネタにされ、「デブ(直球)」、「土俵入り」、「紫ピクミン」、果ては『サンライズのふとましい紫の奴』繋がりで「ドム」呼ばわりされるようになった。
さらに既存設定の似非関西弁とスピリチュアル、趣味の「ハンドパワー♡マジでイケます♡」、好物の焼き肉、得意料理のおうどんさん、趣味の昼寝、わしわしMAX、どこか卑猥な並びの誕生日などもネタにされ始める。
そして、とどめが8話の「9人や、ウチを入れて」で決まった際立った伏線もないμ'sへの唐突な加入。
これが希のネタキャラとしての地位を確定づけるようになり、
「激寒クソデブオカルトタロットスピリチュアルハンドパワータレ目おっぱいツインテヤキニク淫乱盗撮セクハラワシが育てた神出鬼没大食いすっとぼけ副会長カメラマンストーカー家庭教師説得タダ乗り便乗入部お祈り一理ある一言多い土俵入り棒読み猛虎巫女おうどんさんとダンスに自信ネキ」
という長いあだ名が付く。しかもこれは現在進行形でどんどん長くなっている。さすがに長いのでこれを縮めてデブネキと呼ばれるようになった。
余談だが希の中の人である楠田亜衣奈は滅茶苦茶細い。二次元キャラと大差ないレベルで細い。
太く見える原因
初期と比べ体型がふとましくなったとはいえ、公式で明確にデブと言われた描写はなく、実際穂乃果や花陽がデブった二期7話でも希はデブ扱いされていない。。
それどころか希はへそ出し衣装やビキニなど腰回りを露出した衣装を着ている版権絵を見ればわかるように、ウエストはかなりくびれている。
にも関わらずなぜ希は太く見られてしまうのかについては様々な意見が出ている。
- 作画...最も有力な説。ネットでも見る機会の多いアニメ一期9話冒頭の凛と並んだシーンを見れば明らかに必要以上に太く描かれているのが分かる(凛と希のウエスト差はわずか1cmしかない)。前述したように初期はかなりの細身の体型だったことからもおそらくは「μ'sの母」としての貫録・包容力に説得力を持たせるために体系が変化した可能性がある。
- 顔が丸い…希はやや顔が丸みを帯びている。丸顔の人はやせていても太って見えてしまうのは珍しい事例ではない。一方スリーサイズがほとんど変わらない絵里は顔が楕円系で細長く見える(髪型がポニーテールなのも大きい)ためデブと呼ばれないのだろう。
- 髪型…希は長い髪を大きく二つに分けて四か所で結んでいる。おそらくご利益や運勢を気に掛ける彼女の性格から考えれば「末広がり」を意識しているものと思われるが、これがなおさら身体全体の横幅を広く見せるのに一躍買ってしまっている。結び目も太いのもその元凶。また、横髪も短いので上述の丸顔の輪郭がはっきり出やすいのも太って見える原因と思われる。実際「Snow halation」や「Music S.T.A.R.T!!」のPV、アニメ二期12・最終話で見せている違う髪型の希は細く見えるとの声も多く髪型で損をしていると主張するファンも非常に多い。
- 下唇…希は他のメンバーと比べ唇がぽってりしているのか、下に線が描かれる事が多い。この表現が顔周りの肉付きをよく見せてしまっているという意見も多い。
ただ、現在でも稀に希がスリーサイズ準拠の細いプロポーションで描かれたカットや版権絵も存在する。他の8人がそこまで体型の作画にばらつきがない中、作画の不安定さが非常に目立つキャラとも言えよう。
影響
あまりにもネットで希=デブのイメージが定着しすぎたため、アニメ放送と同年の12月、希専の合同同人誌「デブライブ!」が刊行されるまでに至っている。ちなみに「うおォン ウチはまるで人間火力発電所や」のネタ発祥はこの同人誌。
また、この煽りをもろに受けて本来のぽっちゃりポジションである小泉花陽の大食いネタが半ば空気化してしまっているという事態まで発生している。本人は喜ぶべきなのか悲しむべきなのか…
一応アニメ開始直前のビジュアルやスクフェスのメインストーリー内の会話で巨大サイズの肉まんが出てきたり、ピザハットとのコラボ企画では穂乃果に負けじと高カロリーのミックスピザを推している事からも穂乃果や花陽ほどではないにしろ希も結構食い意地が張っているというのは強ち間違いではない。
さらにアニメイトに期間限定でオープンしたラブライブカフェでは希のメニューに温泉卵入り焼肉丼がチョイスされ、花陽のチキンカレー大盛りライスと共に強烈なインパクトを放っている。
もしかしたらパラレル世界ではμ's加入時は細かったが、肉まんや焼肉の食べ過ぎ&昼寝のしすぎでどんどんふとましくなっていったのでは…と考えられなくもない。
そんなラブライブだが、アニメ二期終了後の2014年7月に放送開始された浦安鉄筋家族では希役だった楠田亜衣奈がガチのデブキャラである鈴木フグオを担当する事になってしまった。
この時のニコ厨その他もろもろの反応はお察し下さい。