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氷川まりあの編集履歴

2014-11-10 23:33:13 バージョン

氷川まりあ

ひかわまりあ

氷川まりあとは、『ハピネスチャージプリキュア!』の登場人物である。

CV:小林沙苗


概要

氷川いおな/キュアフォーチュン

キュアテンダーの変身者。

お姉ちゃん


かつてはプリキュアとして幻影帝国と戦っていたが、ファントムとの戦いに敗れ、封印されてしまった。

この時何らかの経緯で妹のいおながキュアテンダーのプリチェンミラーを譲り受け、キュアフォーチュンが誕生した。


表向きには「海外留学中に行方不明」ということになっており、真実を知るのはごく一部の人物に限られる。

プリキュアの力を受け継いだいおなは当然知っているが、プリキュアの正体は親兄弟にも秘密という掟がある中、他の家族が知っているのかどうかについても言及されていない。

おねえちゃんと一緒に♪


「キュアフォーチュンにはキュアテンダーという姉がいたが、現在は封印されている」という事実が本編で明かされたのは第13話だが、その時点では変身者の事までは言及されなかった。

本編でまりあの名前が初めて出てきたのは第18話で、おおもりご飯で結婚式を挙げる幸代の口から「行方不明になった親友がいる」という形で語られた。


第20話で、いおながチーム「ハピネスチャージプリキュア」の面々に、自分がキュアフォーチュンの変身者であると明かしたため、その流れの延長で姉のまりあがキュアテンダーの変身者だという事実も明かされた。

このときに、イメージ映像として封印された状態のまりあの姿が映しだされたが、これにより「OPに登場する、鏡に封印された女性」と同一人物であることが判明した。

キュアテンダーの正体発覚前の予想については「キュアテンダー」の記事を参照。


鏡に封印される前のまりあの姿は、いおなや誠司、幸代などの知人の口から言及される事もあったが、長らく絵としては描かれていなかった(変身後のキュアテンダーとしての姿であれば、幾人かの回想シーンで絵として登場している)。

なお、他のプリキュア変身解除に追い込まれた状態、つまり光るインナースーツと変身後の髪型で封印されているが、彼女は変身前の髪型で封印されている。

また、インナースーツも他のプリキュアと違って黒っぽい色をしている。


人物像

最強のプリキュアと言われるキュアテンダーだが、「テンダー」というプリキュア名が示すように実際には優しい性格。いおな曰く「プリキュアとして強かっただけでなく、一人の女性として素晴らしかった」とのこと。

妹のいおなとは違って、かなりフランクで誰とでも仲良くなれる。交友関係も広く友達も多かったようだ。

ただし、自分が決めたことについては決して曲げない意志の強さも持つ。


氷川道場に通っていた誠司がまりあのことを知っていた事からわかるように、彼女もまた氷川道場で修練を積んだ空手家の一人である。

帰ってきたおねえちゃん!

その腕前はいおなをはるかに凌駕する。封印から復帰した39話では、本気の勝負を挑んできたいおなを軽くいなしたうえで「強くなったわね」と余裕の激励をしていた。


日常では優しいお姉さんなのだが、常在戦場というべき精神性も同時にあわせもっている。

「戦場に立った以上は、勝者には敗者を好きにしていい権利がある」ということを納得しているところはあるようで、上述のいおなとの立ち合いでは、楽勝で勝てる相手のいおなに対しても、自分が勝った場合の要求を無理にでも考えてつきつけていた。まりあにとってはこれは「勝負の礼節」らしい。

まりあの条件

封印から復帰した後のまりあは、肉体封印と精神操作を受けたというあまりにも重い悲劇に対してもわりとあっけらかんとしていて、自分の尊厳を徹底的に凌辱したファントムとミラージュに対しても復讐心を燃やすような様子をほとんど見せない。これも、「負けた以上は文句は言えない」という考え方が根底にあるからかも知れない。姉のことを思うがゆえに復讐を誓ってそのために強くなろうとした初期のいおなとは完全に考え方が相反しており、技だけでなく心もいおなよりも熟達した「武人」なのだろう。

ただし、他のプリキュアたちが自分のような目にあうことについては強く心を痛めている。


プリキュアになった時期、および封印された時期については正確なところは不明瞭(封印された時期については上北ふたごによる漫画版において「3年前」と言われているがテレビ本編では言及されていない)。


年齢は不明かつ謎。

前述した友人の幸代が結婚するくらいの年齢である。日本の法律上、女性は16歳から婚姻可能なので、少なくとも16歳以上であると推定される。ただし幸代はもう社会人らしい外観だったので、20歳前後かも知れない(年の離れた友人、という可能性も皆無ではないが)。

しかし封印されていた時期があり、その間は歳を取らないであろう事を考慮すると戸籍上の年齢よりも肉体的には若いのかもしれない。実際、後述する封印を解かれた後の姿は、ハピネスチャージプリキュア達より年上であろうが、それほど歳は離れていない、概ね高校生くらいにも見える。

このあたりの詳細については、第39話以降で語られるのを待つしかない。

ハピプリ第38話 高校生でもプリキュアの人たち


ちなみに、まりあさんじゅうななさい説も…おや、誰か(ry

 ●ハピネスチャージプリキュア!第38話「お姉ちゃんは魔法少女」


第13話で、キュアフォーチュンから「封印された姉のキュアテンダーから力を受け継いでプリキュアとなった」と聞かされたブルーが「全ての不幸の原因は自分かもしれない」と激しく動揺していた。後の23話でいおなとぐらさんは再びブルーと対面し、まりあが封印されたことを改めて話したようだ。

ブルーが動揺したのが「キュアテンダーが封印された」ことなのか「テンダーから力を継いだ」ことなのかは不明瞭だが、プリキュア封印はテンダー以外の何人もが被害にあっていることから、本来ならプリキュアの戦いと無関係に過ごすはずだったいおなが、プリキュアの過酷な使命を継いでしまったことに心を痛めたという方が自然だろう。ブルーは、自分がプリキュアという存在を生み出したこと自体が不幸の連鎖を作り出しているのかもと心の底では苦悩しているのかも知れない。


本編での活躍

まりあはいおなが「戦う理由」として強い存在感を持つキャラクターだが、ずっと封印されていたわけで本編で登場したのはごくわずかである。


彼女がプリキュアとしてバリバリ活躍していたのは本編開始よりも数年前。

増子美代の回想に出てくる「時の総理大臣を襲ったサイアークを一人で撃退したプリキュア」はキュアテンダーであることがそのシルエットから確実視されている。

第22話で明らかになった描写から、何らかの理由でファントムとの戦いに巻き込まれたいおなを彼の攻撃から庇った事で戦いに敗れ、彼女の目の前で封印されたことが発覚した(その後、彼女のプリチェンミラーを拾ったいおながフォーチュンになった)。他のプリキュアと違い、彼女は変身が解けた状態で封印されたということである。

tender


ファントムに封印されたプリキュアはプリキュア墓場へと転送されるのだが、同回で実際に墓場に立ち並ぶプリキュア墓標の一つにまりあの封印鏡があることが判明した。

墓場に乗り込むフォーチュンであったが、彼女に継承されていたプリチェンミラープリカードをファントムに奪われる。カードは燃やされてしまうが、プリチェンミラーは取り返す事ができた。


37話予告で「その声、その姿、お姉ちゃん…?」というフォーチュンのセリフにより、遂に本編に登場する事が告知された。

そして実際に放映された37話におけるラストシーンの最後の最後、なんとキュアテンダーがハピネスチームの前に「幻影帝国の切り札」として登場。あの衝撃以来となるプリキュアシリーズの禁忌が破られる事態となった

キュアテンダー


展開次第では以上の悲劇的な状況になる可能性もあったが、38話でイノセントフォームの新技「プリキュア・イノセントプリフィケーション」で遂にクイーンミラージュの呪縛から解き放たれ、妹との再会を果たす。

よかったよかったハピネスな再会


22話において、いおな=フォーチュンは自前の変身アイテムであるフォーチュンピアノと新生プリカードを入手した事から、プリチェンミラーは本来の所有者まりあに返還され、真のキュアテンダーの姿と力を取り戻した。


39話ではキュアテンダーがぴかりが丘で無双状態で大活躍している様子が描かれる。ハピネスチャージプリキュアの4人は当然、テンダーが5人目の仲間になってくれると考えていたが、まりあは「ファントムの脅威から世界中のプリキュアを守るために世界各地を回りたい」という決意を述べた。まずは両親のいるアメリカに行きたいという。封印されて洗脳までされた自分だからこそ、これ以上プリキュアたちが封印されるのはもう見たくないというのがまりあの偽りない本音だった。

そして、ハピネスチャージプリキュアに対しては「自分がいなくても十分やっていける」と実力を認めたがゆえに、自分がぴかりが丘に残る意味はないと判断したのだ。

姉と別れることを嫌がったいおなは、まりあに空手の勝負を挑む。「自分が勝ったら渡航は止めて欲しい」という条件で本気で戦ったが、実力の差を歴然で、眼前の寸止めでまりあの勝利で決着した。流石に実戦なら貴様は二度死んでいるとは言わなかった。

しかし、勝負という結果を通じて姉妹はわだかまりなく「新しい道」をそれぞれが歩むことを祝福することができた。

アメリカへの旅立ちは飛行能力ではなく、普通に旅客機を利用したらしい。この人のように可及的超緊急事態であれば、同じくファイナルベントで渡米していたかもしれない。


中の人について

担当声優の小林沙苗は、プリキュアシリーズにおいては『ハートキャッチプリキュア!』で演劇部員を演じて以来の登場。

ちなみに中の人がかつて出演していた『いちご100%』には西名を持つキャラ既にプリキュアを演じており、今回遂に北に該当するキャラもプリキュアとなった。

ちなみに主人公の名前は「真中」であるが、中の人「南」の名を持つ敵幹部を演じていた。

そして中の人と言えばこれまた共通の出演者が多い魔法少女リリカルなのは』シリーズでリインフォースを演じている(ちなみに後継機は言わずとしれた初代)。

37話での外見が結構酷似していた物だから早速こんなイラストも。

お姉ちゃん


関連タグ

ハピネスチャージプリキュア! 氷川いおな キュアテンダー

紫キュア 寒色キュア バイオレットヒロイン


ユズリハ中の人ポニーテール繋がり。ちなみに、某別作品の劇場版に登場する方のユズリハを演じたのはこれまた中の人、という妙な縁が。

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