人物像であります
ガマ星雲第58番惑星宇宙進行特殊部隊(通称ケロロ小隊)隊長で、階級は軍曹。
ギロロ伍長、タママ二等兵、クルル曹長、ドロロ兵長の4人(匹?)をお供にする。
ケロン人の中で数少ない隊長の素質のある者で、お腹に隊長のしるしにして隊長の威厳を持たせるアイテム「ケロンスター」が貼ってある。
一人称は「我輩」(元々の一人称は「俺」)、語尾に「~であります」をつける。また、誕生日はペコポンの周期で12月9日。
ガンプラと漫画・アニメが大好きで、侵略のことは考えたり考えなかったり…。
たまに侵略作戦も行ってはいるが、毎回失敗に終わっている。
しかし、花見・カラオケ・ボウリング(暴輪具)・遠足(遠距離侵略 足術強化訓練;ケロン軍の訓練の中で最も過酷な訓練)・幼稚園(ヨー・チェーン;こちらの思考はドロロによって台無しにされている)を軍事的思考で考えるなど、ギロロほどでなくても軍人らしい一面もある。(特にボウリングの件では、ギロロもかなり軍事的な思考で考えていた)
現在は日向家に居候中であり、長女・夏美にこき使われたりしている(でも、冬樹ほどでなくてもけっこう仲が良かったりする)。
長男の冬樹とは深い友情で結ばれており、とても仲がよい。
また、アンゴル族の少女・モアや、若手の部下であるタママからは、それぞれ「おじさま」「軍曹さん」と呼ばれて慕われている。
湿度が高かったり、台風が上陸したり激怒したりすると「あの頃」化して、体にツヤができ(出ないこともある)、ケロンスターにいた頃の有能さ(例:本来ケロン人が苦手とするはずのニョロロを倒した【映画版「ケロ0」の、タママの見ていた新聞で】ことなど)で活発になる。その力はドロロ含む他の隊員ですら敵わず、マジ切れギロロしかいい勝負できないのだが、冬樹が本気で怒ると1発で止まる。(また、原作121話では小雪にやられたこともあった)
また、「あの頃」化は(ペコポンにいる時で)暴走状態であり敵性種族に見つかりやすくなる。そのため、湿度が高いときはリミッターなどで対処している。なお、クルルによれば、使用者の力を増幅・制御するケロンスターの影響らしい。
苦手とすることは、体が乾くことや夏美にボコボコにされることではなく、上記の冬樹に怒られることであるらしい。
我輩の能力であります
普段戦闘するシーンがなくてだらけており、劇中でも彼の言うとおりこれといった必殺技・特技が無いため、公式ガイドブックでも言われるように戦闘力が無いと思われがちだが、次のような能力から、あの頃でなくても本当は強いと思われる。
●彼の代名詞と言える家事作業。家事のうまさは日向家総員が絶賛するほど。また、現実的に考えたら、ケロン人の体で掃除するのは相当の力を要する。料理についてはあまり触れてはいないが、豪華な弁当を作るだけの能力は持っている。
●後述するキンキンケロン波と談合坂SAのようなエネルギー波攻撃や原作141話では木材を左ストレート一発で割ったりするなど、タママに近い格闘能力。また、泳ぎも得意。
更には、原作198話では、いつから付けていたのか不明だが相当な重さであるオモリを付けて動いていたことが発覚。
余談だがケロロは道具なしで空を飛べ、この点でもタママと一致する。(この時はどっちも超サイヤ人のようなオーラを出していた)
●銃などの武器やロボット・戦闘機に乗って戦うという、ギロロに近い兵器使用の戦闘能力。事実、ケロ0にて(本来は出前の為とはいえ)宇宙海賊をたった一人でやっつけた戦歴があった。
●クルルほどではないが自分で機械改造及び発明できる程度の発明力。ハードなテーブルワークもできる。
●ケロロ自身も忍法を使うことがある。後述するが、それの中にはドロロから教わったものもある。また、ドロロほどはっきりとはアピールしていないが、ケロロ自身も何だかんだでペコポンを愛する心を持っていて、ギロロの武力制圧を否定したり、皆に愛されていた店が閉店されると落ち込んでいたりと、ドロロと同等以上の心を持っていると言える。(アニメ154話でも平和的侵略をモットーにしていると冬樹に言っている)
また、特に後輩である新ケロロに対して歳相応のフォローをしてあげることも。
●ネットや本をよく見ているため、冬樹と同じく専門的知識を知っている。アニメ154話・ゼゼゼットトトソ事件でのサイド6内での描写、それも分厚いページの中の複雑なコマンド(例えるならProjectDIVAのEX譜面を更に難しくしたようなもの)を的確に指示するシーンから速読もできる上に、古代ケロン文字を読むことができる。(ギロロ、タママなどは読めなかった。)
さらに言えば、かつて様々な優勝経験もあるなど、文化面においても侮れない力を持つ(ケロロいわく、昔から何となく優勝することが多かったらしい)。その面においては冬樹達と合う前のペコポン調査でも顕著で、ギロロが軍事、クルルが社会関係、ドロロ(ゼロロ)が自然について調べるよう命令する際に、ケロロは文化面について調べようとしていた。(ちなみにタママは留守番)
しかし、普段はだらけており、あの頃以外の本来の強さを見せつけることは少ない。良く言えばオールラウンダー、悪く言えば器用貧乏と言える。
主な勝歴であります
●「宇宙お笑いスター誕生」10連覇
●「ケロロビクス大会」優勝(ギロロ・ドロロと共に)
●「宇宙いきなり団子選手権」優勝
●「第556代宇宙ナゾナゾ選手権」チャンピオン
●「宇宙ババ抜き選手権」チャンピオン
必殺技であります
キンキンケロン波
アニメ限定。主にあの頃ケロロの時に使える技。
両手から強力ビームを出し、日向家に大穴を空けさせるほどの力を持つ。登場回数は少ないが、アニメ106話で、ケロロの履歴書に「必殺技:キンキンケロン波」と書かれていた。
また、原作189話では、この技の調整版と思われる「ケロン波」が出ていた。(こちらは夏美をひるませる程度の威力)
真分身
自分の分身を作って侵略しやすくしようと思い、忍者である七つ(アニメではドロロから教わった)忍術。
アメリカ・チリ・インド・アフリカ・中国・カナダの象徴的なケロロが出てくる。1回しか出てきていないが、22巻ではその技で生んだアメリカのケロロと連絡するシーンがあった。
談合坂SA
要は曲がるマスタースパーク。自分にも何か技が欲しいと思いこの技を生み出した。
星のエフェクト共に、しばらくまっすぐ進んだあと、(ケロロ目線で)左に曲がりそのまま右へ急旋回(時計回り)するビーム。威力も調整可能。星印はCG(クルル談)なのか、星には当たり判定が無い模様。名前および発射ルートは同名のサービスエリアから。
初見殺し感が強くイメージされているようで「避けようとすると当たる技」とされているが、夏美やブラックスター(新ケロロが放ったもの)は立ち止まった故に当たらなかった。
これも1回しか出てきていなく、新ケロロ騒動でこの技を出そうとしたが、クルルに止められた。
同じ「談合坂」と名の付く技「談合坂グランドクロスアタック」が原作210話で登場したが、こちらはクロスチョップのような技の模様。
ちなみに談合坂SAとは山梨県の中央自動車道上にあるサービスエリアのことである。
変化の術
元々は「ドロロ忍法(なぜか劇中では「忍術」と表記)」のひとつ「地球式変化の術」。同程度のサイズなのに好かれやすいネコに対して不審に思ったケロロがドロロに教わった忍術。
騙すための術の故に外見だけでなく心や精神までも変えなければならない高難易度のものであるが、幼い頃から器用であるケロロには比較的早く習得できた。
そのおかげで夏美の膝の上にまったりと寝転がることに成功したが、眠ってしまい変身が解けてしまった。(夏美自身には解けた後でもそれほど怪しんではいない様子)
超☆隊長命令
ケロロの隠された切り札。ケロン軍最高完全絶対権限。
厳密にいえば「生み出した」ではなく(おそらく)もとからあった。その威圧感で暴走したキルルを、一言かけただけで沈黙させるという、冬樹の「伝説の顔」のような威力をもつ。しかし、自分では発動できず、仲間や地球のピンチの時でしか出てこない。
ちなみに、原作ではこれに似たようなシーンが存在し、新ケロロのケロンスターのアーカイブ部であるブラックスターに対して、「超☆隊長命令」状態の黒ケロロみたいな者が彼に警告を促すシーンが存在した。
ケロロドラゴン(別名:ウォリアースタイル)
もともとは劇場版に登場したもので、竜の書の能力を借りて変身していた。また、5人の中では一番強い。
漫画版では、「超☆隊長命令」と同じく、ケロロが覚醒したときに発動し、ケロンスターの力の元、変身した。冬樹が大雨の中洪水に巻き込まれた時とブラックスターとの戦いで登場し、それぞれ雷と転倒時のショックで変身した。
元々は大昔にペコポンに生息していた恐竜たちに立ち向かう為のフォームで、何人かのケロン人が変身していた。威圧感は凄まじく、クルルも怯えずには居られない様子であった。
ちなみに、当の本人はそのことを覚えていない様子。
また、原作では認知度は低いようで、クルル・ブラックスター・モア(原作215話で「おじさま」と言いかけた)・金阿弥明(同話、彼女によって強制的に変身させられた)くらいしかドラゴンがケロロであることが知られていない。
みんなからはこう呼ばれているであります
人物 | 呼ばれ方 |
---|---|
タママ二等兵 | 軍曹さん |
ギロロ伍長 | ケロロ |
クルル曹長 | 隊長 |
ドロロ兵長 | 隊長殿、ケロロくん(幼少期) |
プルル看護長 | ケロロ君 |
日向冬樹 | 軍曹 |
日向夏美 | ボケガエル |
日向秋 | ケロちゃん |
アンゴル=モア | おじさま |
556 | ケロロ |
「ボケガエル」と呼んでもいいのは夏美だけであるらしく、他の人が呼んだときは激しく怒る。