概要
既存の警察や軍隊では対処しきれない、特殊な戦闘を想定して編成された部隊。多くは陸軍のエリート隊員が所属する精鋭と位置づけられる。
市街地での対ゲリラ戦や、ハイジャックなどの人質立てこもり事件、テロリストの制圧などが主な任務となる。
下のイラストのように、取り回しの利くサブマシンガンやカービン銃を装備する。
任務の特質上、少数で行動し、隠密性が重視される。
かつてのような全面戦争が発生することが少なくなっている現代では、特殊部隊は最も実戦の出番の多い陸軍部隊であるが、外部への露出も少なく、訓練が公開されることも稀である。
テロリストを相手にすることも多く、報復を防ぐためにも、隊員が素顔をさらすことはない。
攻殻機動隊のアニメで、リーダーの草薙素子が一般の警察に(義体とはいえ)素顔を見せるシーンがあるが、原作者の士郎正宗氏が自著で苦言を呈している。
余談だが、原作漫画では、公安9課課長の荒巻大輔が草薙素子に、SASで訓練を受けてくるよう命じる場面がある。
その精鋭部隊・実戦部隊としてのイメージから、時計や銃などの製品の謳い文句としても特殊部隊の名が使われることがある。
多くの場合は制式採用などというものはなく、隊員個人でも部隊でもなんでも(部隊の名は出さず匿名で)購入して使い、良い物を使うといった感じである。
上位となる組織の名義で購入することもあり、どの装備が特殊部隊で使われる為に購入されたかなど判別することができない。
あたりまえであるが採用状況などは公開されず、勝手に部隊に送りつけて制式採用されたなどと謳う企業もある。
主な世界各国の特殊部隊
【日本】
【アメリカ】
・SWAT(スワット)
・CST
【イギリス】
・SAS
・SBS
【フランス】
・GIGN
・RAID
・FIPN
【ドイツ】
・KSK
【イタリア】
・COL.MOSCHIN(第9落下傘強襲連隊)
・COMSUBIN(潜水奇襲攻撃部隊)
・海軍コマンド
【ロシア】(旧ソ連)
・アルファ
【オーストラリア】
・SAS
【中国】
・中国人民解放軍特殊部隊
架空の特殊部隊
・S.T.A.R.S. - 『バイオハザード』
・FOXHOUND,次世代特殊部隊 - 『メタルギアソリッド』
・デッドセル - 『メタルギアソリッド2』
・FOX - 『メタルギアソリッド3』
・ゴースト - 『ゴーストリーコンシリーズ』
・タスクフォース141 - 『COD:MW2』
・ゴースト(タスクフォース・ストーカー) - 『CoD:GHOSTS』
歴史的な特殊部隊?
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