曖昧さ回避
主に日本国内に同名の部隊が複数存在しているが、Pixivでは下記「1.」の海上自衛隊の特殊部隊(SBU)をさす場合が多く、ほぼ全てこれのタグとして使われている。
- 海上自衛隊の特殊部隊。詳細は次の記事を参照 → SBU
- 海上保安庁の海上デモ対策部隊。本記事で解説。
- 皇宮警察のテロ対処等を担当する警備部隊。本記事で解説。
- 昭和初期の警視庁に存在した警備部隊。後の警視庁機動隊の源流。
2.の概要
通称「特警隊」。
同じ海保の特殊部隊「特殊警備隊(SST)」と名前が似ているが、両者は別の部隊なので要注意。特殊警備隊も略すと「特警隊」となり略称がダブるため、海保では特殊警備隊を英名の略称「SST」と呼び分けることで特警隊と区別している。
海保の各管区に組織されており、特警隊が乗る巡視船は「警備実施等強化巡視船」(通称:特警船)に指定され、全国各管区に凡そ1隻ずつが指定されている。
特警隊の隊員は、平常時には巡視船乗組員として通常業務に就いており、警備事案に際して特警隊として活動するパートタイマー的な組織となる。パートタイマー、といっても通常業務を割いて特警隊の訓練に注力するため業務はハードである。
隊員はおよそ15名程からなる小隊2個で編成されるとされ、それぞれ「一機」「二機」と呼び慣わされるらしい。警備現場に出る時は2隻の巡視艇に一機・二機が分乗して出る事が多いとか。
装備は機動隊に準じたライオットシールドなどを装備し、格好も機動隊と同じような服装を身に着けている。
警備部隊ということもあって銃器も装備している。警察や他の海上保安官も装備するニューナンブM60やM360Jといったリボルバー拳銃をはじめ、M5906やP226等の自動式拳銃、催涙弾を発射するためのM870ショットガン、場合によっては各巡視船に搭載されている89式小銃や64式小銃も使用することがある。
3.の概要
皇宮警察の警備部隊。
警察における機動隊に相当する部隊である。大規模な皇室行事の警備体制の企画や儀仗も行う。
銃器対策や爆発物・NBC(核兵器・生物兵器・化学兵器)対策、災害対策の技能に特化した選抜部隊で、隊員50人程。隊員の訓練は警視庁機動隊の第1機動隊にて行われる。当初は海保の特警隊と同じく、隊員が他の業務を兼務していたが、後に特別警備隊の任務に専従する部隊へと改編された。
要人警護などのため、MP5サブマシンガンが一部の隊員に配備されている。