概要
ここは、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズ、またはアニメ「ポケットモンスター」シリーズをアレンジした公式派生作品について紹介する記事である。
現在は、公式コミカライズ作品(※単行本化作品に限る)のみを掲載。
ユーザーや一般人が創作した二次創作物についてはポケモン(二次創作)の記事を参照。
本家との棲み分け
まずは、この記事が出来たきっかけである棲み分けについて。このような派生作品は原作となるゲーム・アニメ作品からキャラクター設定・ゲームストーリーをかなり弄繰り回している場合がほとんどであるため、人によって大きく好き嫌いが分かれる。
その為これら派生作品の設定が苦手な原作ファンが不快な思いをしないようにするためにも、棲み分けは絶対に必要である。
故に、いくら自分が好きでもこれらの派生作品の設定を他の誰かに押し付けることはマナーが成っていない迷惑極まりない行為であるため、自重されたし。
以下の派生作品の公開や掲載、制作は、公式から許可を取ったうえで行っている（半公式である）ため、これら派生作品の二次創作を行う際にも最低限のマナーは必要である。
主な作品
いくつかの作品はPixiv百科事典で個別記事が出来ている。
漫画作品(連載開始年月日順)
長期継続連載
- 『ポケットモンスター』(1996年～連載中)
36巻刊行 以降続刊(14巻＋RS編6巻＋DP編5巻＋HGSS編2巻＋BW編4巻＋XY編5巻)
ポケモン最古のコミカライズ連載開始作である一話完結ギャグ漫画。通称『穴久保版』、『ギエピー』。
主人公レッド＆ピッピとピカチュウが各地方を旅しながら馬鹿騒ぎをし続ける。ほとんどの登場ポケモンが人間の言葉を喋れるのが特徴。
- 『ポケットモンスターSPECIAL』(1996年～連載中)
60巻刊行 以降続刊(52巻＋ORAS編3巻＋XY編5巻)
『ポケットモンスター』に次ぐ長期連載作のバトル漫画。ゲームバージョンごとに章分けした主人公交替制にして各章を登場人物や伏線で繋げている。全編を通して、ポケモン図鑑を譲り受けた者と悪人との戦いが主体で描かれている。
中期・短期連載
- 『電撃！ピカチュウ』(1997年～1999年)
全4巻
サトシ(＆ピカチュウ)、カスミ、タケシがカントー地方とオレンジ諸島を旅するというアニメ版のストーリーをなぞっている作品だが、本筋以外の設定がかなり変更されている。アニメ版や他の作品には無いお色気描写の多さで有名。
- 『ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー』(1997年～2003年)
全10巻
少女漫画誌(ちゃお)連載の、少女漫画らしい人間同士やポケモン同士の恋愛要素も含んだ一話完結中心型ギャグ漫画。少女マロンが祖父に惚れ薬を作ってもらうために指令を受けてポケモンを集め始めるが、ピカチュウ、ピッピ、プリンというかわいいポケモン達に出会い、目的がどうでもよくなる。
- 『ポケモンゲットだぜ！』(1998年～2002年)
全5巻
主人公のシュウは特製のインカムでピカチュウと会話できる。彼はピカチュウと毎日喧嘩をしながら仲良くポケモン図鑑埋めのためカントー地方とジョウト地方を旅する。
- 『ポケモンカードになったワケ』(1999年～2001年)
全6巻
姫野かげまる氏作の、各種ポケモンの日常や事件に焦点を当てた一話完結型の短編オムニバス作品。各話の主人公は人間や主役ポケモンが担当。タイトルの由来は、作者が担当したポケモンカードのイラストが各ストーリーの題材になっている事から。
- 『ポケットモンスター金銀 ゴールデン・ボーイズ』(1999年～2001年)
全3巻
主人公ゴールドがチャンピオンを目指してジョウト地方を旅する。
未完結。
- 『ポケットモンスター チャモチャモ☆ぷりてぃ♪』(2003年～2006年)
全3巻
少女漫画誌最後のポケモン連載作。少女ハルカのパートナーであるアチャモ♀の恋物語。
- 『ポケモン不思議のダンジョン ギンジの救助隊』(2005年～2006年)
全1巻
「ポケモン不思議のダンジョン」の「赤・青の救助隊」のコミカライズ。目覚めるとアチャモになっていた少年ギンジが、ミズゴロウと共にゲームとほぼ同じ過酷なストーリーを辿る。
- 『ポケットモンスターダイヤモンド・パール物語 ポケモンDP』(2006年～2009年)
全8巻
DPtのコミカライズ。ポケモンの言葉が解かり怪力持ちの野生児ハレタが、ディアルガと会うためにシンオウ地方を旅する。ジム戦やギンガ団との戦いには手持ちのポッチャマ達に混じって生身で挑み、強くそしてバトル好きに成長していく。
- 『快盗！ポケモン7』(2007年)
全1巻
ポケモン漫画唯一の怪盗モノ。日中はパン屋で働く少年ヒオリの正体は、悪い奴らに盗まれた物を依頼を受けて盗み返す義賊の怪盗「ポケモン7」。パートナーのルカリオや手持ちポケモン達と依頼をこなす内に、話はギンガ団との戦いへと移行する。
- 『ポケットモンスタープラチナ めざせ！！バトル王』(2008年)
全1巻
ポケモンコミカライズ作としては珍しいポケモン世界の話ではなく現実世界を描いた物語で、ゲーム「ポケットモンスター プラチナ」の最強プレイヤーを目指し始めた少年しろがね遊が他のプレイヤーと対戦するバトル漫画。
- 『ポケモン不思議のダンジョン炎の探検隊』(2008年)
全1巻
「ポケモン不思議のダンジョン」の「時・闇の探検隊」のコミカライズ。ヒコザルになっていた少年ホノオが、ワニノコと2匹で「時の歯車」を賭けた戦いに身を投じるゲームの佳境シーンを辿ったストーリー。
- 『ポケットモンスターHG・SS ジョウの大冒険』(2009年)
全1巻
HGSSのコミカライズ。最強のポケモントレーナーを目指すジョウがワニノコとジョウト地方を巡る。
- 『ポケモントライアドベンチャー』(2010年～2011年)
全3巻
バトルの天才カツヤ、ポケモン集めが大好きなソロ、サバイバルの達人トキの少年トリオが冒険する。
- 『ポケモンB・W 炎雷の英雄』(2011年)
全1巻
BWのコミカライズその1。自称「正義のポケモントレーナー」シンがポカブをパートナーに、プラズマ団とその王Nと戦うバトル漫画。ゲーチスがいない世界。
- 『究めろ！！ポケモンB・W』(2011年)
全1巻
BWのコミカライズその2。少年モンタがツタージャを連れ、イッシュ地方の野生ポケモンや伝説のポケモン、トレーナーと戦うバトル漫画。
- 『ポケットモンスターB・W グッドパートナーズ』(2011年)
全1巻
BWのコミカライズその3。少年タクローと少女マシロが図鑑を手にイッシュ地方を巡りながら、野生ポケモンの心と触れ合う。迷子のエモンガを6番道路に帰す話を中心にして物語が進行する。プラズマ団とジム戦は存在しない。
- 『ポケットモンスターReBURST』(2011年～2012年)
全8巻
少年サンデー史上初のポケモン連載漫画。「人間がポケモンと合体(BURST)」できる宝石が存在する世界で、主人公リョウガが人の意志・肉弾戦・合体したポケモンの能力を組み合わせたBURST戦士となり他の戦士と戦う異質の人間バトル漫画。ポケモンそのものはほとんど描かれていない。
- 『ポケモンB2・W2 ～新たなる伝説～』(2012年)
全1巻
BW2のコミカライズ。少年アラタがミジュマルと共にブラックキュレム、ホワイトキュレムを求めてイッシュ地方を旅する。
- 『ポケットモンスターX・Y ポケモン竜王伝』(2013年～2014年)
全1巻
公式バトル大会「ポケモン竜王戦」のコラボ作品。ドラゴンタイプしか出場できないバトル大会に主人公のアキラがリザードンで挑もうとするバトル漫画。
- 『ポケモンORAS 紅き情熱と藍き英知』(2014年～2015年)
全1巻
ORASのコミカライズ。双子の兄弟オメガ、アルファが、それぞれ惚れ込んだグラードン・カイオーガを捕獲しにいく物語。ORASゲーム中のグラードン・カイオーガとの戦闘とそれに関わるマグマ団・アクア団との戦いのシナリオ部分のみを忠実に取り上げているが、兄弟で行動場所が違うためお互いの視点が交互に描かれている。
