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真壁一騎の編集履歴

2017-10-13 23:02:56 バージョン

真壁一騎

まかべかずき

アニメ『蒼穹のファフナー』の主人公。

プロフィール

身長169cm(※アニメ1期時点)
体重56kg(※同上)
年齢13歳(ROL)→14歳(1期)→16歳(HAE)→19歳→20歳→21~22歳(2期)
誕生日2131年9月21日
星座乙女座
血液型O型
好きなもの静かな場所・美味い食事
搭乗機マークエルフグノーシス・モデルマークザイン

概要

CV:石井真 / 豊口めぐみ(幼少時)


人工子宮で誕生した竜宮島のデザイナーベビーの1人であり、フェストゥム因子の影響により、怪物めいた身体能力を持つ。具体的には小説版にて、幼馴染皆城総士オリンピック全種目で金メダルが取れる(シンクロはともかく)と太鼓判を押されたほど。

また、ファフナーパイロットとしての生来の素質は、候補者の中でトップクラスに位置する。


陶芸家の父・真壁史彦と2人暮らし。親子揃って口下手なため会話は乏しいが、気が置けない間柄。

エースパイロットだった母・真壁紅音は、一騎が物心付く前にフェストゥムに同化され、死因については一切教えられずに育つ。なお、真壁は母方の姓である。

常日頃から家事をこなし、料理が得意。後に勤め先で「一騎カレー」が名物メニューとなる。


協調性に欠けるが純朴かつ実直で、2004年の冲方丁氏へのインタビューによると母性的な性格。また、史彦曰く「母親に似て、信じた道を最後まで進みたがる」気質の持ち主。

極度に自己否定が強いために、戦いに最も重要なファフナーとの一体化に適しており、搭乗の際の変性意識がほぼ見られない。実は戦闘中、「ニーベルングの指輪(パイロットの愛情や同情を封じて、攻撃衝動で満たすシステム)」の効力も相まって、美しく輝くフェストゥムを壊すことに密かに快感を覚えており、ファフナーから降りた後そんな自分を嫌悪するのが常。


生まれつき自己否定的な性格ではなく、劇場版の前日譚にあたる小説『Preface of 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』では、瞑想訓練の際の心象風景である「暗く冷たい海の中」について「元来は海の上にいた」と指摘されており、本人は「罰するために、自分から落ちた」と解釈している。

その原因は、小学生の頃親友だった総士が同化衝動を引き起こした際に「ひとつになろう」と迫られ、咄嗟に反撃し彼の左目に傷を負わせて逃げたこと、加えて総士が大人たちにそれを隠したため、自分の行いに対する罰を受けなかったという一連の事件に拠る。

これ以降一騎は、総士を傷つけた理由を忘れたまま「総士に憎まれている」「自分は大事な人を傷つけても平気な人間」と思い込み、「いなくなればいい」とまで考え続ける自己否定の強い性格が形成された。またこの事件の後、総士とは疎遠になっていったため、周囲からは2人は不仲であると思われていた。


だが決して死にたがりではなく、自分がどこにもいなくなることへの恐怖を常に抱えて戦っている。島を発つ前には心の安らぎである遠見真矢に「俺のこと憶えていてくれる?」と尋ねており、ドラマCDではその後右半身不随になるほど同化現象が進行した際、自分が「生きたまま違う何かになる」恐怖に耐えられなくなり、史彦に「(治療なんて)間に合うもんか!」「あいつら(フェストゥム)を倒すために俺を育てたんだろ!」と普段では考えられない言葉を発するくらい限界まで追い詰められていた。


容姿

黒髪に茶色の瞳。髪は徐々に伸び、2期では結べるくらいの長さにまで達して、仕事中は後ろで結わえている。赤目金目虚ろ目オッドアイに変わったり、片腕を欠損して一時傷口を結晶に包まれた隻腕の身になったりと、同化現象の悪化に伴う外見の変遷が激しい。

人物の容姿の描写が少ない小説版において、「ごつい体格とは縁がない、一見して細身の少年」と述べられている。そのため運動神経を発揮する姿は、痛快さを通り越して空恐ろしさを周囲に与えている。


髪の色が母譲りで、2期で髪の長さまで似てきたからか、母親似の顔立ちと言われることもあるが、作中でそう言及されたことはない。

ちょっと不良っぽいが、笑うとやけに可愛い」という設定があり、後者の設定は2期でも続いている。


遍歴

1期/小説版

初騎


「中学を出たら自分を知る者が居ない島の外へ行く」ことを望みながら、模範囚のように毎日を過ごしていた。しかし、フェストゥム襲来により竜宮島の真実を知ると共に、催眠学習で培った知識が開放されただけの状態でファフナー・マークエルフのパイロットとして実戦投入され、以降は竜宮島防衛の要となる。

その後、羽佐間翔子の死と、春日井甲洋の豹変・同化を経て戦いに疲弊し、同時にファフナーを人命より優先するかのような言動を採る指揮官の総士への信頼が揺らいでしまう。


総士の見て来たものを自分も見れば彼の胸中を理解できるのではないかと考えた結果、狩谷由紀恵に唆されるまま島を出奔し、外の世界の惨状を知るも、日野道生カノン・メンフィス人類軍の捕虜となる。しかし、フェストゥムの大群に襲撃された人類軍基地で亡き母そっくりのフェストゥム・ミョルニアに助けられ、人類とフェストゥムの共存の可能性を探る日野洋治が開発したマークザインを託される。

ミョルニアを食らったイドゥンへの猛攻で融解したザインの中で、自身の過去と対峙した一騎は、竜宮島のコア・皆城乙姫の導きで事件の真相と総士が抱えていた苦しみの一端を知り、「総士ともう一度、話がしたい」と存在し続けることを選択。その意志により生まれ変わったザインと共に、島への帰還を果たした。


安息は長くは続かず、イドゥンとマークニヒトによって総士が攫われると、彼を取り戻すべく、仲間たちと共に人類軍の北極ミール殲滅作戦への参加を決意する。

最終的に作戦は成功したものの、肉体をほぼ同化された総士は、帰路の途中で一騎に「お前が信じてくれる限り、いつか必ず帰る」と約束して消滅。この作戦で両目を失明し、竜宮島に1人帰還した一騎は「ここでお前を待っている。ずっと」と総士に誓う。その後は1年間昏睡状態となり、眠り続けた。


劇場版


昏睡状態から目覚めて1年、わずかに治療された両目は色を認識しないばかりか日に日に衰え、瞳の色は常に赤い。父との約束通り陶芸を教わり始め、喫茶「楽園」でアルバイトをしながら総士の帰りを待つ。


ある日、総士の導きで人型フェストゥム・来主操が竜宮島に漂着し、史彦から島の存亡を賭けた操との対話を命じられる。空の美しさをわかり合える人間とは戦いたくないという彼の強い思いを理解した一騎は、彼にとっての「神様のような存在」であるミールに逆らってそれを伝えるよう、操を乗せたマークニヒトと拳を交えてもなお説得を続けた。一度は全身が結晶化しながらも彼に意志を伝えさせ、島に侵攻したミールを去らせることに成功する。この時、操の遺志によって視力と瞳の色を取り戻し、帰還した総士との再会を果たした。


EXODUS


総士との別離と再会を経て自らの存在を肯定しつつあったが、余命3年と発覚する。彼の身を案じるアルヴィス上層部にファフナーへの搭乗を禁じられ、「楽園」で雇われマスターとして働きながら、残された時間の中で「ここにいる理由」を苦悩しつつ模索していた。1話の近藤剣司要咲良の会話から、身体能力がかなり衰えていることが察せられる。

1期で人類軍の北極ミール殲滅作戦に参加した際の活躍ぶりや、捕虜になった際に彼から採取された「MAKABE因子」が、人類軍のファフナーパイロット育成を彼らの寿命と引き換えとはいえ大きく進歩させたことから、人類軍の間では「Dアイランド(竜宮島)の英雄」と目されている。しかし、当の一騎は「自分と同じ苦しみを人類軍の若者たちに背負わせてしまった」と苦々しく感じていた。


そんな中、竜宮島の新たなコア・皆城織姫の命により、インド・シュリーナガルへ遠征した派遣部隊を援護すべく、再びマークザインを駆って戦場に立つこととなる。そしてフェストゥムと「おはなし」ができる日野美羽の言う「平和な未来」を信じ、残り少ない命を「皆を守る」ことに使おうと決心する。

リミッターを解除したザインとの一体化が原因で、総士との絆によって抑え込まれていた変性意識が「万能感と救済意識」という形で表れるようになった。


犠牲を重ねるばかりの旅の途上で、島では自分の命の一部だからと惜しんでいた髪に鋏を入れたが、その直後に自分を守るために暗殺者を射殺した真矢の姿を目の当たりにし、なおも手を汚そうとする彼女に生きて島に帰ろうと伝える。そして島との合流直前の戦いで、末期の同化現象により右腕を失いながらも単騎でアザゼル型アビエイターを同化し、3年の命を4ヶ月でほぼ燃やし尽くして帰還した。

昏睡中に彼を愛する3人の女性の姿で現れた島のミールと対話し、4つの道を示される。その中から「まだ俺にも命の使い道があるなら、それを知るために生きたい」と、「生と死の循環を越える命」を授かる道を選択。ミールに「世界の傷を塞ぎ、存在と痛みを調和させる者」と称され、右腕が再生し、かつ両手の指輪の接続痕と両目の赤化が癒えた状態で目覚めた。なお、一騎は「俺を、母さんみたいにするのか」と尋ねているが、母親(を同化したミョルニア)と同じマスター型フェストゥムとなったかは不明。


第4次蒼穹作戦中、旅の間に一行を苦しめたアザゼル型ベイグラントのコアの少年に操られる、ジョナサン・ミツヒロ・バートランドと対決。激闘の末少年に消されていた彼の記憶を取り戻させるが、少年の抵抗によって「存在と無の地平線」に送られる。そこで現実では既に肉体が砕け、地平線の彼方へ遠ざかる総士を見つけた一騎は、何度でも会おうという彼の言葉に「必ず」と応えた。


2年後、一騎は元の世界に戻って間もなく総士のマークニヒトの中から見つけた子供と、第3アルヴィス・海神島にいた。彼は海の向こうに何があるのという質問に答え、子供を「総士」と呼んだ。


余談

  • 苦手なものは自己表現ババ抜き内緒話耳が弱いため)、状況証拠に基づく推測。
  • これまでに翔子・真矢・カノンの3人から想いを寄せられ、一騎を目当てに「楽園」に来る客も多いが、総監督曰く無自覚キラーで、恋心に気づいた様子はない。劇場版前日譚によると、人の心を察する力が犬のショコラに負けているという自覚はある。2期の劇中では新たに一騎に惹かれる異性は現れなかった代わりに、序盤から人外のミール及びそれに類する存在に度々接触を図られており、彼に近しい人間や別のミールに阻まれる展開が最終話まで続いた。
  • 上記のように何かと関心を集めていながら、本人は総士まっしぐらに見える様子を「総士病」と呼ばれることもある。ただし、盲従しているわけではなく自らの意思で選択した結果であり、総士の望みを叶えようとする一方で、彼の命令に従わない場面も多い。

関連イラスト

一騎誕おめシナスーは黒verがすき・・

旅立ちセンシティブな作品


関連タグ

蒼穹のファフナー Alvis マークエルフ マークザイン 英雄二人 太陽と月

皆城総士 遠見真矢 真壁史彦 真壁紅音 羽佐間翔子 春日井甲洋

カノン・メンフィス ミョルニア 来主操 こそうし

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