基礎データ
進化
グレッグル → ドクロッグ(Lv.37)
概要
毒性の粘液を持つカエルをモチーフとしているどく・かくとうタイプのポケモン。カエルポケモンにしては珍しくみずタイプを持たない。
どくづきポケモン、即ち「どくづき」使いの代表でもある。毒突きであって毒好きなわけではない。
「どくづき」は安定しているが、「ダストシュート」のほうが威力が高いためそちらが選ばれることもしばしば……そのうち「どくづき」が使われなくなる日がくるかもしれない。
たまに「くろいヘドロ」を持っているため、結構狩られる。
忘れられがちだがノモセシティのマスコット。
それに加えて、後述のようにアニメにレギュラーで出たり、ポッ拳に出場したり、クリア後のシナリオでおなじみハンサム氏の相棒(第5世代まで)だったりと、何気に出番は多く、優遇されがちである。
アニメのグレッグル
タケシのグレッグル
CV: 小西克幸
初登場時(DP編8話)はニャースが訪れたコンビニで座っており、どういうわけか彼についていき、成り行きでロケット団が作った偽のジムで使われることとなった。
そしてゴタゴタの果てにロケット団に置いていかれてしまい、事件解決後タケシと見つめ合ううちに何かが芽生え、彼に一緒にくるかと誘われてすぐに頷き、バトルなしでゲットされた。
同話で登場していたゲストキャラ・ミナエを口説くタケシにどくづきをしたのをきっかけに、以降はタケシがきれいなお姉さんを見て暴走した時はいつの間にかモンスターボールから出てきて「どくづき」で黙らせ、大抵はどこかへ引きずって行くのがお約束と化した。アニメシリーズではカスミ、マサトに続くタケシへの制裁役である。
サトシ達はその光景に苦笑したり唖然としたりしている。
しかし何度も毒を送り込まれたせいで抗体でも出来たのか、劇場版やアニメ後半になるにつれて一瞬で復活するタケシも描写され、『(タケシ)復活早っ!』と驚かれるパターンも生まれた。
非常にマイペースな性格で、普段はよく一人でおり、ピカチュウ達と一緒にいることは極端に少ないが、必ずしも仲間意識がないわけではないようで無言実行でタケシや仲間を助けることも多い。
だが、サトシのブイゼルの態度や後述のドクロッグに対しては珍しく喧嘩腰になった。
尚、タケシのこと自体は好いているようで、「どくづき」を行うのも単に楽しいからである模様(相手に迷惑がかかっていない際は自重している)。
タケシもゲット後は普通に仲間として接しており、「グレッグルにはグレッグルのペースがある」と理解を示し、どくづきの件を除けば関係はそれなりに良好である。
そのおかげか「ゲットしたばかりとは思えないほどなついている」と言われるシーンがあるが、ゲーム版でもゲットした時点で非常に良くなついている状態である。
21話でヒンバスとコイキングがロケット団に盗られた際、ハツネとオトネのポケモンは自分が助けると言ったタケシをナンパと誤解してどくづきしてしまい、ヒカリに「今の所はどくづきしなくても…」と言われショックを受けたこともある。
一方で、ディアルガの「りゅうせいぐん」を片手で受け止めたり(劇場版)、ギンガ団の気配にいち早く気づいたりと、かなり侮れない能力を持っている。
サターンのドクロッグには強いライバル心を燃やしており、初対面で相手が絡んできた際には体格差をものともせず、(主に作画的な意味で)壮絶な睨み合いを演じた。最終決戦では不意打ちながらも、見事勝利を果たしている。
ちなみに、ギンガ団エピソードでタケシがシロナ、ジョーイにナンパしているのも関わらず、(上述のドクロッグの件もあって)どくづきで止めなかった。
その時はタケシはもちろん、サトシやヒカリにも疑問を抱かれていた。
なお明確なセリフは初登場(8話)のニャースの通訳の「あー、かったりーかったりー。何か面白れーことねーかなー。あー、かったりー」のみであり、OVAでのナレーションの通訳も無い。
甘いものはかなり苦手なようで、モミとサトシ達が探し当てた「恐ろしく甘い蜜」を舐めた時は明らかに嫌そうに舌を出し、メイドカフェでもモーモーミルクに顔を背けていた。
早々からレギュラー入りしたため、他のポケモンよりも早く商品化がなされている。
ちなみにグレッグル自身やサトシたちは気づいていないが、間接的ながらヒカリのミミロルがピカチュウを好きになるきっかけを作っている。
その他のグレッグル
ノモセシティでは数多くのグレッグルが登場する。シティ内ではグレッグルは湿原の守り神的存在と伝えられているため各家庭に必ず一体ずついるほど大切にされている。
ポッ拳への参戦
2016年11月1日、ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENTにてなんと通算19番目のファイターとして参戦することが発表された。分類はスピードタイプ、しかし使うたびに中身の変わる「ダストシュート」や、相手のデバフ状態で強力になる「ベノムショック」など癖のある技が多く本人の移動速度もそれほど早くないので戦い方はどちらかというとテクニックタイプに近い、また技、どくづきは稀に相手にバフを付与してしまう事もあり運要素も絡むファイターと言える。