「これを読み終える頃には元に戻る」
詳細
ゲリザギバスゲゲルを最初に開始したゴ集団のグロンギ。警察からは未確認生命体第37号と呼称されている。グロンギの中でも博識らしく、外国の文学に興味を示していた。メ・ガリマ・バの実力を「なかなか筋がいい」というドルドに対して、彼女を冷静に見定めていた。
東京23区の上空を50音順に移動し、各地区の人間を9人ずつ殺害して回る(つまり207人殺す)というゲゲルを行った。
その最中交戦した緑のクウガに「五感が研ぎ澄まされるため痛覚もめちゃくちゃ上がる」という弱点(あくまで一説に過ぎないが)を突いて攻撃を仕掛けて変身解除させるなど、知恵に長けた一面も見せていた。
さすがは鳥類の中でもカラスに並ぶ高い知能を持つ猛禽類、それもギリシャ・ローマで知恵の神の象徴とされたフクロウがモチーフなだけのことはあると言った所か。
因みにフクロウの怪人だが昼間に活動している(仮面ライダーシリーズにおいて日中に活動するフクロウの怪人はさほど珍しくはないが)。北欧のフクロウには日中に活動する個体が多く、これがモチーフとも考えられる。
外見
茶色いフクロウのような風貌で、背中に巨大な翼を生やしている。
人間態はフクロウの目のような丸いサングラスをかけ、知的な雰囲気を持った青年。
能力
背中の翼を用い、空中を高速で飛行する。そのスピードはヘリコプターでも捕らえきれない程。ズ・ゴオマ・グやメ・バヂス・バのような「飛行の際に特殊な音波を出す」という特徴も無いため、警察による居場所の特定は困難となった。翼は引き千切っても時間さえかければ再生する。
身体の装飾品を変化させた吹き矢筒で、体内のペリット(鳥類が排出する未消化物)を針状にした物を発射し、標的を射殺する。バヂスと異なり連射も可能で、高い視力と精度により、「弾を心臓の表面で停止させ、心筋梗塞を引き起こさせて殺す」という只でさえ常軌を逸した所業を高所から行っていた。
ゲゲルの際には標的を痛みも目立った外傷もなく殺しているが、威力さえ調整してしまえばクウガでさえ血が飛び散るほどの代物になる。
活躍
超スピードでの連続狙撃により、わずか5時間で126人もの犠牲者を叩き出す。橋の上に集まっている通行人を狙うなどの頭脳プレイも見せた。途中、クウガと警察に攻撃されるも吹き矢で迎撃し、クウガの左腕を撃ち抜くも、苦し紛れに放たれたブラストペガサスで左翼を撃ち抜かれて落下。封印エネルギーが霊石に達する前に自ら翼を引っこ抜き、下にたまたま止めてあった乗用車をクッション代わりに着地し、そのまま歩いて立ち去った。逃走を図るというでもなく、立ち去ったというのがいかにもゴ集団らしい。
その後ゴ集団のアジトに戻り、傷が癒えるまで本を読んで療養するという余裕綽々な態度を見せ、翼が生え揃った後は再びゲゲルを開始。
追撃をかけたクウガを吹き矢で撃ち殺そうとするが全て躱され、ライジングペガサスボウガンで滅多撃ちにされて空中で大爆発した。