概要
2019年7月5日放送
雲をわたがしにすることができるアイテム。工程はこれを雲に突き刺して「わたがしの素」を入れると、雲の水分が変化してわたがしに変わるというもの。
わたがしを作る際に別の食材も一緒に投入すれば、その味のわたがしを作ることができる。しかも作ったわたがしはあまりお腹に溜まらないので、いくらでも食べることができる。
ストーリー
ドラえもん、のび太、しずかが丘でスケッチをしていると、しずかは描いたコスモスのスケッチをドラえもんに絶賛されるが、描いた雲のスケッチは最初はなんだか分かってもらえなかった。のび太はこのスケッチの説明をすると共に、一つの雲を指さし、それをしずかが「わたがしみたいね」と言ったので、ドラえもんは「それじゃあわたがしにしよう」と、「わたがし雲メーカー」を取り出した。
さっそくタケコプターで上空に登った3人はこれを使ってわた雲をわたがしに変化させ、試しに食べてみると本当に代わっていたので、続いてすじ雲や羊雲もわたがしに変えてこれらを堪能した。だがその一方でスネ夫はジャイアンにわたがしを奪われてしまっていて、2人がこれを取り合っていたので、そこにのび太は声をかけ2人も仲間に入れることに。
すると2人は無我夢中で食べ始め、飛行機雲のわたがしを食べると、そろそろ同じ味に飽きて来たため、今度はバナナも一緒に入れてこの味のわたがしを作って堪能。そこで皆で家から色々な材料を持ってきてわたがしを作ることになり、ソフトクリームやプリン、どら焼き、醤油せんべいの味のも作って楽しみ、スネ夫は高級デコレーションケーキの雲を作って自慢したが、説明をしている間に皆が食べ出してしまった。
更にしずかは色々な果物を混ぜ合わせて虹色のわたがしを作ったものの、ほとんどジャイアンに食べられてしまった。そしてジャイアンは雷雲に「銀河怪獣ジャイガンスナック 激辛唐辛子味」を混ぜてわたがしを作ったが、道具のイメージ再現装置が故障してしまったためにこれが口から雷を吐いたりして暴れ出す事態になってしまい、スネ夫はデコレーションケーキを守りたいがために自分だけさっさと退散。
食べてなくすこともできなかったので、「宇宙超人デッカーマンキャンディー 弾けるスーパーミント味」の雲を作って怪獣と対決させることになる。この2体の雲を地上から見ていたはる夫と安雄は「めずらしい形の雲だな」「お前本気で言っんのか!?」と呑気な会話をしていたが、ドラえもん達は風神うちわでデッカーマンの戦いをサポートし、パンチやキック、頭突きの技を繰り出させ、最後は皆で「デッカースペシャルアタック」で怪獣を倒すことに成功し、この戦いを空地で見ていた子供たちも一緒に喜んでいた。
そして戦いの後には、この2体が混ざって一つのスパイシーなコーラ味のわたがしが出来上がっていたので、一同はこれを堪能。だが一方でスネ夫は先ほど持ってきたデコレーションケーキを食べきれずにいて、のこりは明日にしよと思っていたが、その時雨が降って来たためにこれが溶けてしまい、家に降り注いだことで帰って来た母親と共にベトベトになる始末になった。
余談
デッカーマンの声は松山鷹志氏が、怪獣の声は増元拓也氏がそれぞれ担当した。
ちなみにこのデッカーマンのモチーフは頭部の形状から恐らく『パーマン』だと思われ、その後も2023年放送の「自動買いとり機」、2024年放送の「人間あやつり機」にも漫画の形で登場している。
関連タグ
ドラえもん ひみつ道具 ドラえもんのエピソード一覧 水田版ドラえもん
ワタアメ式雲製造機:こちらは大山版に登場する、同じくわたあめに関連したアイテム。ただしこちらは食べる以外にも色々な雲を作り出すことができる。