概要
『ドラえもん』の登場人物。のび太の級友。帽子(キャップ)がトレードマーク。
メインで登場する事はほとんどなく、所謂名前ありモブ。原作ではTC9巻『トレーサーバッジ』で母親が名前を呼ぶシーンがある(バッジの形で彼の母親であることを特定できる)。なお、この作品でほかのモブが、山田君、洋二、正美ということも判明する。
はる夫と仲が良いのか一緒に出てきていることが多く、TC20巻収録、通称『ウラドラマン』では彼とともに出演メンバーにもなっている。また出番もそこそこあるためかジャイアンの被害をともに被ることも多い。
のび太から名前を呼ばれるシーンは確認できていない。しかし、TC17巻『どらやき・映画・予約ずみ』などでのび太を呼ぶ描写はある(のび太くんと君付け)。
オバケが苦手と発言しているシーンもある。塾にかよっているが、時たまサボるらしい。漫画好きで、本屋で立ち読みしていることもしばしば。野球チーム・ジャイアンズのメンバーであり、足は速い。ポジションはファーストであることが多い。
赤子の弟がいる(ただし、初期の話なので名前を呼んだ母親と容貌がまるで異なる)。
また、大山のぶ代版アニメにおける最後のエピソードである『ドラえもんに休日を?!』では、跳び箱を飛んだ際に先生から「すごいぞ田中。お前は偉い!」と褒められるシーンが存在する。
その為、大山版アニメでは彼の姓名は田中安雄と設定されているのかもしれない。
それだけでなく、実はドラミより登場回数が多い。
一方、リニューアル後の水田わさび版アニメでは、『恐怖のジャイアンディナーショー』にて「浅間」と呼ばれており、こちらでは浅間安雄に設定されているようである。
ゆめの町、ノビタランド
TC3巻収録「ゆめの町、ノビタランド」で登場した際は、道路の真ん中に寝そべることを望んでいた。大山版アニメでは第1話として放送されたが、帽子をかぶって頭の後ろで手を組んだ少年に差し替えられていた。第2話からその容姿の少年は登場しなくなってしまったが、2019年版(水田版アニメ)では安雄と共に登場している。
担当声優
- レギュラーに等しい程登場はしているがかなり声優交代が激しい。
- あえて説明しても肝付兼太(1979年10月)→松岡洋子(1980年9月)→白川澄子(1981年10月)→高田由美(1983年3月)→真柴摩利(1988年4月〜1992年10月)→佐藤智恵(1992年10月〜1996年)→松本さち(1998年8月)→佐藤ゆうこ(1999年4月〜2005年3月)→まるたまり(2005年〜2008年12月)→大本眞基子(2009年11月-2010年4月)→樹元オリエ(2010年4〜8月)→新井里美(2012年2月)→愛河里花子(2012年11月30日)→高木礼子(2014年1月)→池田果奈子(2014年6月)と多々変わっていて、2014年8月以降は慶長佑香が定着しているが、2023年11月18日放送の「踊らにゃソンソンシューズ」の再放送では再アフレコはされず当時演じていた愛河里花子の音声がそのまま使われているようである。(エンディングクレジットでは安雄ではなく男子A表記)