図鑑データ
艦名 | 吹雪改二 |
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図鑑No | 226 |
艦級 | 吹雪型1番艦 |
艦種 | 駆逐艦 |
CV | 上坂すみれ |
イラスト | しばふ |
改造 | 吹雪 → 吹雪改(Lv20) → 吹雪改二(Lv70) |
「お疲れ様です、吹雪です!はいっ、頑張ります!」
概要です! 皆、準備はいい?
『艦隊これくしょん』のアニメ放送に合わせる形で2015年1月9日に実装された、主人公・吹雪(艦隊これくしょん)の新形態である。
実装の背景が特殊なだけに、かなりアニメの内容を意識したステータスとなっている事が特徴で、同時に追加されたボイスでも憧れの対象が扶桑姉妹から赤城に変わったり、友人に睦月が加わったりと、人間関係にまで変化が及んでいる。
「魔改造」とも言える超強化を遂げた反面、改造に必要なレベルは実装当事の駆逐艦娘トップクラスの70と、アニメからの新規プレイヤーが簡単に施行できるものではない。むしろ、不遇の時代を耐え忍んできた古参向けのサービスや、一つの到達目標としての実装と考えた方が良いだろう。
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山城「不幸だわ……」
私が皆を護るんだから!
吹雪改二の場合、実際にステータスを見るのが一番理解しやすいだろう。
主な駆逐艦娘との比較は以下の通り。特に高い値を太字で、低い値を斜字で示す。
名前 | 火力 | 雷装 | 対空 | 耐久 | 装甲 | 運 | 回避 | 索敵 |
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吹雪改(参考) | 49 | 79 | 49 | 30 | 49 | 12 | 89 | 39 |
吹雪改二 | 59 | 88 | 78 | 31 | 50 | 17 | 92 | 54 |
秋月改 | 57 | 54 | 119 | 37 | 53 | 12 | 88 | 49 |
潮改二 | 50 | 80 | 74 | 33 | 55 | 32 | 94 | 48 |
暁改二 | 60 | 90 | 59 | 31 | 50 | 15 | 89 | 60 |
時雨改二 | 57 | 84 | 72 | 31 | 52 | 50 | 93 | 43 |
夕立改二 | 73 | 93 | 59 | 31 | 52 | 20 | 89 | 49 |
雪風改 | 59 | 89 | 59 | 32 | 59 | 60 | 99 | 39 |
天津風改 | 49 | 84 | 63 | 34 | 61 | 17 | 94 | 39 |
島風改 | 59 | 99 | 59 | 36 | 59 | 12 | 99 | 39 |
※「運」のみ初期値、その他は最大値。
「対空」「索敵」の値が特に大きく伸び、その他も高い水準で安定している。これは当初水雷戦隊員として育てられるものの、途中から赤城を始めとする空母娘の護衛に転向するというアニメのストーリーに沿ったものである。
「対空」78は「本職」である防空駆逐艦・秋月型には遠く及ばないものの、それ以外ではトップクラス。元が魚雷という水面下の戦いを専門にしていた吹雪型からすれば驚異的な変化である。秋月型は防空に特化する形で雷撃性能を半ば捨てているが、吹雪改二は水雷戦隊での経験を反映して「雷装」もむしろ「改」時より伸びている。
ただし、秋月型のように艤装内に高射装置を組み込んでいるわけではないので、扱いはあくまで「対空面を強化した従来型駆逐艦」である。
「索敵」54も秋月型らを上回り、実装当時は全駆逐艦娘中堂々の首位 (現在は暁改二が上回り2位)。これもアニメの最終目的であり史実で赤城が撃沈された戦闘でもある、ミッドウェー海戦の敗因の一つが索敵不足であった事を考えると、その対策として順当な伸びであろう。
なお、吹雪自体もバタビア沖海戦にて早期の敵艦捕捉で勝利に大きく貢献した史実を持っているので、これは単純なアニメ補整でもない。
一方、攻撃面をバランス良く向上させた代償として、耐久面にはほとんど変化が無く、(そこまで突出した艦娘はいないものの)改二勢としては下から数えた方が早い水準に留まっている。
「運」の17も「改」からは一応の伸びを見せているが、そもそも「改」の値が原型の17から低下を引き起こした結果だったので、原状に回復したのみである。ただし、まるゆによる補強幅はかなり大きいので、カットインを狙うなら考慮の余地はある。
この装備・・・これなら、もっと頑張れます!
吹雪は改造時に「61cm三連装(酸素)魚雷」「94式高射装置」「13号対空電探改」の3種類の装備を持ってくる。どれも貴重なものである上、IF改装となっている。
「61cm三連装(酸素)魚雷」は、これが艦これ初登場となった装備。実艦が酸素魚雷を装備した記録は無く、広義の「吹雪型」全体を見ても潮が試験的に使用した程度であった。
残り2種は名称の通り対空・索敵用の装備で、「94式高射装置」は、この当時イベント報酬の「91式高射装置」を改修する以外に入手手段が無く、「13号対空電探改」は他2つに比べると多少入手手段が多かったものの、総じてレア艦か高レベル改造艦の持参であった。
なお、「改修工廠」で明石のサポートにつけると、木曜日~土曜日に「61cm三連装(酸素)魚雷」、木曜日~日曜日に「94式高射装置」をさらに改修する事もできる。
前者は四連装になるが、性能的に一長一短で、さほど珍しい装備でもなくなってしまう。対して後者は「10cm連装高角砲」が付属するようになり、対空カットインと夜戦連撃を両立する場合には必須の改修(※)となる。
攻撃面が総じて高くまとまっている吹雪改二の場合、そのままこれらの装備を全て活かす形で汎用性を追求する事が最適解となってくるだろう。
※:高射装置そのものは「火器管制装置」という扱いであり、別に主砲本体を用意する必要があるため。
秋月型とは異なり、高射装置を内蔵していない吹雪改二が対空カットインを発動させるには「主砲+高射装置+電探」の構成を取らなければならず、この時点で3枠しかない装備スロットが全て埋まってしまう。
それが改修によって主砲と高射装置がセットになる事で両者が1枠に収まり、魚雷等を積むスペースを捻出できるのである。
容姿に移行します。私に続いてください!
本人自身に目立った変化はないものの、制服や服装にはかなり手が加えられている。
「改」までは青色だったセーラー服は、胸のリボン部分を残して黒に一新され、襟と袖口に入るラインも白から赤へと変更されている。これは実装時点で広義の「吹雪型」最強であった綾波改二と同系統の配色である。
背中の艤装は装着位置が肩から腰に変わり、煙突部分が細くなっている点が目立つ。これは広義の「吹雪型」最終製造グループである暁型の特徴である(※)。また、マストが「21号対空電探」を携えたものに換装されており、こちらは史実における秋月型の特徴の一つであった(※)。
右手に持っていた連装砲は上記「10cm連装高角砲」に置き換わり、「94式高射装置」は左手首に腕時計のように付ける。
その一方で給気筒は従来のキセル型で据え置かれており、狭義の吹雪型を改修によって後継各型式に近づけた様子が外見からも読み取れるデザインになっている。
※:暁型・秋月型とは担当絵師が異なるため、艦娘としての両グループのデザインとはそこまで共通性があるわけではない。特に艦これでは「21号対空電探」を駆逐艦娘が装備できないという事情からか、秋月型側のグラフィックからは同装備を確認できない。
逆に、秋月型艦娘の大きな特徴である長10cm砲ちゃんは吹雪改二側にはいない。あくまで「しばふ氏が両グループを解釈したらこうなる」と捉える方が良いだろう。
なお、右脚のスカートが捲れた部分をよ~く観察してみると、しばふ氏のもう一つのこだわりが・・・
「ダメですぅ!」
夕立改二「あんまり変わらないっぽい?」
この吹雪改二、結論から言うとアニメでは全く活躍していない。
何故なら出番そのものが無かったからである。
アニメ版の吹雪は、航行すらままならない全くの新兵として登場しており、改二はおろか「改」にも程遠い状態であった。
実際赤城の護衛も、一夜漬け的な特訓と突貫的な改造によってギリギリ出撃に間に合わせたという有様で、改二など到底描ける余地が無かったのである。
そのためアニメでの対空強化は、「改」状態をベースに手の艤装のみ改二仕様に更新するという必要最低限の内容に留められた。外見的にはだいたい下のような姿である。
この姿で出撃した彼女が、どのような戦果を残したのか。
それは是非とも実際に視聴して確認してほしい。
???「優秀な子たち、力を見せて!」
なお、放送終了後のスタッフインタビューにて、「容姿が大きく変わる夕立改二との差異を一つの話のオチとしたかった」という内容が語られており、この判断が無ければ制服くらいは改二仕様になっていたかもしれない。ただし、作中吹雪が最も気にしていたのは胸囲の格差社会だったので、そういう意味の発言ですらなかったのかもしれないが・・・
はい! 吹雪、今度こそ改二です!
結果的にアニメとの連動が不調に終わった吹雪改二。
しかし、その後公開された劇場版のPVにて、遅れて実装された睦月改二と共に遂に正式な姿で描かれている。公式サイトのトップを飾るのも彼女であり、活躍が内定したと見ていいだろう。
PVには史実で共に没した古鷹の姿なども見えており、今回は彼女や吹雪自身を護る戦いになるのではないかとも噂されていた。
が、蓋を開けてみれば改二以上に注目すべき吹雪の秘密が明らかとなり…(リンク先ネタバレ注意)
関連イラスト、準備完了です!
関連項目、いつでもリンクできます!
プロトタイプガンダム:全体的な配色が似ていると一部で話題に。