「一本角、許さん!」
CV:仮屋昌伸
概要
残った微量の邪気が蒸気機関車に宿り、身体を作り出した事で誕生した最強最後のオルグ魔人。外見は漆黒の蒸気機関その物であり、頭部も機関車となっている。
風太郎が「微かな衝動の集まりでも『塵も積もれば山となる』」と言うだけあり、その戦闘力とパワーは最強クラスに相応しい。
頑丈なボディは相手からのあらゆる攻撃を無効化出来る程防御力が高く、腹部の竃からは超高熱の炎を、そして頭部のピストンのフル稼動によって強力な蒸気をそれぞれ繰り出す。
活躍
埼玉県の熊谷市に出現すると、駆け付けたガオレンジャーをその驚異的な戦闘力と腹部からの火炎放射で苦戦させ、6人の攻撃も頑丈なボディで無効化してのける。
そこへ遅れてヤバイバも参戦するが、何故かヤバイバは自身を攻撃。そして彼に羽交い締めされたところをガオレンジャーから破邪百獣剣を撃ち込まれて倒される。
直後に「仲間割れではない」と言ってヤバイバが放ったオルグシードによって上記の台詞と共に再生巨大化。
自身が倒される原因を作ったヤバイバに襲い掛かるが、パワーアニマルが百獣合体したために巨大戦に移り、ガオキングソード&シールドとガオハンターの2体の攻撃を受け止め、腹部からの火炎放射でガオキングを合体解除に追い込むや、ガオバイソン以外のパワーアニマルを戦闘不能に陥れる。
そしてガオマッスルストライカーを遥かに上回るパワーを発揮し、2体の必殺技を受け止め、更に奪い取ったリゲーターブレードでガオハンターを攻撃。
尚も劣らぬ戦闘力で2体を追い詰めると、腹部からの火炎放射でそのまま相手の合体を解除させ、ガオウルフとガオハンマーヘッドを除くパワーアニマル達を悉く戦闘不能に陥れた。
だが、ガオファルコンと無傷の3体がガオイカロスアナザーフット&アームへと新たな百獣合体を遂げた事で形勢は逆転。
腹部からの火炎放射をディフェンスモードで防御された所へバイソンキックを受けて怯み、更に翼からの強大なエネルギー波を浴びせられて大ダメージを負い、そのまま止めの悪鬼貫徹・イカロスブレイカーを喰らい爆散した。
ヤバイバの本当の目的はドロドロの作戦に巻き込まれ、さらにラセツのために命を落としたツエツエを蘇らせることであり、この蒸気機関オルグを利用してガオレンジャーに破邪百獣剣を使わせ、ツエツエの残した角にその力を取り込ませる。そしてその角をウラの遺品である手鏡を通して倒されたオルグの眠る鬼地獄に垂らし、それに反応した彼女の魂を現世に呼び戻して復活させることに成功する。と同時に同じく鬼地獄を彷徨っていたシュテン、ウラ、ラセツの魂も呼び込んでしまい、彼らもまた復活を遂げることとなる。
余談
モチーフは蒸気機関車。
『百化繚乱[下之巻]』にて、デザイナーの原田吉朗氏は「『そのまま機関車にする訳にはいかない為、火をくべる炉をモチーフにして欲しい』と言われ、『最強最後のオルグ』という意思はなく、単純に蒸気機関車の怪人を描いた」とコメントしている。
声を演じる仮屋氏は今作がスーパー戦隊シリーズ、延いては特撮初出演となった。4年後の『轟轟戦隊ボウケンジャー』ではタクミガミの声を演じている。
関連タグ
百獣戦隊ガオレンジャー オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) オルグ魔人 蒸気機関車
スチームパンクス:『超力戦隊オーレンジャー』の劇場版に登場した蒸気機関車繋がりの戦隊怪人。