概要
『ゾイドワイルドZERO』に登場する帝国が保有している軍隊で、共和国軍とは敵対関係にある。イメージカラーは赤。
かねてより付け狙っていたサリーを匿うレオ一行も同様に追跡対象として各方面の部隊に伝令を出している。
ワイルドブラストの衝撃から人体を守る「耐Bスーツ」やゾイドの自我を制限するアイバイザー型アイテム「Z-Oバイザー」(Z-O:ゾイド・オペレート)を開発する等科学技術の面では「ある科学者」によって共和国軍以上に発展している。(耐Bスーツは共和国軍も使用している。)
一方で軍人の人間性はお世辞にも良いとは言えず、ゾイドを道具扱いする非情な者も多い。
所属する人物
上層部
- 帝国皇帝フィオナ
- コリンズ准将:第11話終盤で病没
- ジョナサン・シーガル准将
- フランク・ランド
パイロット
帝国軍のゾイド
帝国軍が保有するゾイドは兵器としての改造が施されており、コロコロコミックやパンフレットなどでは進化解放(エヴォブラスト)を行使するレオのビーストライガーを含めた共和国軍の「進化ゾイド」に対し、兵器解放(マシンブラスト)を行使するこれらのゾイドを「兵器ゾイド」と呼んでいる。さらに劇中では前作で様々な陣営(傾向としてはデスメタル帝国が多め)のメンバーが搭乗していたゾイドも配備されており、これらのゾイドにも例外なくZ-Oバイザーが装着されている。
帝国軍の象徴且つゾイドの意思と行動を制御するための「Z-Oバイザー」や「拘束キャップ」が取り付けられている点が共和国軍のゾイドとは異なり、特にZ-Oバイザーはゾイドの能力を最大限に引き出す代わりにゾイド自体に極度の負担を掛け、最悪の場合ゾイドを死に至らしめるデメリットを孕んでいる。機獣新世紀シリーズのバトルストーリー内で使われたオーガノイドシステムや前作『ゾイドワイルド』のデスメタルキー並みにゾイドにとっては悪魔の道具と言える代物である。
ただし、ガトリングフォックスやジェノスピノの例を見るに自我が強すぎるゾイドには効果が薄い様だが、その分負担も大きくなってしまうらしく、ガトリングフォックスは数日で今すぐにバイザーを外さなければ手遅れになるほどの速度で寿命をすり減らしてしまった。
なお、アニメにおける帝国軍のゾイドはライダーが搭乗する際に何らかの機器が耐Bスーツの背中に接続されているのが確認できるが、この機器が操縦にどのような影響を与えているのかは不明。
- キャノンブル
- バズートル
- スナイプテラ
- スティレイザー
- ガトリングフォックス:第5話で脱走。
- スコーピア
- ギルラプター
- ガブリゲーター
- ナックルコング
- ラプトール
- ディメパルサー
- クワーガ
- キャタルガ
- ジェノスピノ
- ドライパンサー
余談
- オールドファンに向けたファンサービスなのか、帝国軍関係者の担当声優の多くはかつてのゾイドアニメシリーズ出演経験者が起用されている。
- 前述したように帝国軍のゾイドはZ-Oバイザーで目を覆い隠しているが、キットにはこれまでと同じく外装を付けていない骨格状態に取り付ける眼球状のパーツが付属しているため、要改造だがバイザーを外したゾイド本来の姿も再現できる。