ソティス(ファイアーエムブレム)
そてぃす
CV:黒沢ともよ
概要
ある日突然主人公の夢の中に現れた少女。一人称は「わし」で主人公のことは「おぬし」と呼ぶ。
幼い見た目をしておりやや尊大だが、どこか老成したような性格をしている。
「時を巻き戻す」という超常の力で主人公の危機を救い、主人公の心に直接語りかけてくるようになるが、本人も「はじまりのもの」と呼ばれていたことや誕生日が主人公と同じであることと名前以外、自分がどういう存在なのか忘れてしまっている。
セイロス教の大司教レアと似た髪色をしており、同じような紋様の装飾品を着けている。
なお、選択肢による好感度の上下に攻略上の影響はない。
玉座の少女 ソティス(神階英雄)
「わしの名はソティス。
"はじまりのもの"と呼ばれておる。
急に呼びつけおって、仕方のない奴じゃな!」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 天帝の波動(専用) |
奥義 | 天狼(専用) |
A | 攻撃速さの孤軍3 |
B | 怒り3 |
C | 始まりの鼓動3 |
2019年7月末に闇の神階英雄として登場。風花雪月が発売してから数日後にいきなり物語のキーパーソンになるであろう人物が追加されたため、「もう公式がネタバレしてくるのか」と物議をかもしたが、物語の根幹に関わるようなネタバレの要素はないのでご安心を。通常絵は玉座と一緒という型破りな人。
専用武器の「天帝の波動」は竜特効無効+遠距離反撃を内蔵している。専用奥義の「天狼」は速さ30%を奥義ダメージに加算+与えたダメージの30%回復と夕陽の上位互換となっている。
始まりの鼓動はで奥義発動カウントが最大値で回っていない状態ならターン開始時、発動カウントを-1と早める効果を持っている。体力が減っていると怒りの効果も重複するのでカウントが-2となる。
弱点は守備と魔防が中途半端でダイムサンダや勇者系武器だとスキル次第では一発で倒される。切り返しや迎撃隊形などの反撃にも弱い部分もあり、攻めすぎないように注意が必要
またライバルも多く、自分がバフ状態なら敵の追撃無効とソティスより守備と魔防は上回るンン。汎用性と入手率が高い大人チキ。同じ竜特攻無効持ちのガロンなどが対抗馬となる。
また、中途半端な防御性能を「城塞」や「呼吸」、「構え」などのスキルで補い、奥義で反撃していく受け型も選択肢に入る。受け型で運用する場合は「見切り・反撃不可」や「見切り・追撃効果」を継承しておくのも良いかもしれない。
ちなみに、出撃待機時のSDは少し待つとあくびをする。また、これまでのSDキャラでは見られなかったくるっと横に回転するモーションがある等、神階英雄だけあって色々と作りこまれている。
雪夜の幻 ソティス
「わしは“はじまりのもの”ソティス。
ふうむ、この姿は…なるほど。
冬祭りを満喫せよ、ということじゃな!」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 竜/重装 |
武器 | 神祖の恵み(専用) |
奥義 | 天狼(専用) |
A | 遠距離反撃 |
B | 奥義隊形3 |
C | 攻撃魔防の威嚇3 |
2019年12月に登場したクリスマスの超英雄。風花雪月からの超英雄は彼女が初となった。この見た目で重装扱い。
通常版とステータスを比べると速さがかなり上がり、中途半端だった魔防が大幅増加と改善されている。専用武器「神祖の恵み」は速さ3と通常版の「天帝の波動」にもあった竜特攻無効。戦闘開始時に自分のHPが半分以上なら戦闘中全ステータス+5となると攻守に長けた性能をしている。
だが守備の中途半端は据え置き。ダイムサンダには強くなったが逆に重装特攻と弱点が増えてしまった。ティバーンやイドゥンなどの超火力や重装特攻持ちには気をつけたい。
同兵種にはルフレやナギ、ファがいるが、いずれもあまり速くなくナギやファは耐久に割り振られているため、ステータスで差別化はされている。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
なんと、参戦ムービーで例の招待状を【S】から受け取っていたらしく、ベレトに投げつけた事でベレトが参戦となった。…が、既に剣タイプの先人がFEを中心にやたら多くいた為にベレトはフルボッコにされてしまい、フラフラの満身創痍でソティスの元へ帰ってくる羽目に。
ソティス「お早いお帰りじゃったのう…何? 剣士は沢山おるからもうよいじゃろうと? 泣き言とは畏れ入るわ。それでも男か!?」
ベレス(…)
ソティス「あー、そういう手(性転換)で来おったか。なるほどのうー」
と呆れつつも追加武器を大サービスしてベレト/ベレスを大乱闘の舞台に再び送り出したのだった。
最後の切りふだ「神祖破天」やスピリッツ(レア度はLEGEND:★★★★)にも登場する。
関連タグ
ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム風花雪月 ファイアーエムブレムヒーローズ 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
ソティス 緑髪 前髪ぱっつん ロングヘア ツインテール エルフ耳 裸足 のじゃロリ 記憶喪失
マムクート:どこか人間離れした外見や能力など、過去作のそれを想像させるが…?
自然王ナチュレ:任天堂のもう一人の「のじゃロリ」。主人公(FE風花雪月)が大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALに参戦した事でファイターではないが、声付きのキャラクターにおける「のじゃロリ」がこれで二人になった。DLCファイターの仕様でパルテナ組との会話(ピットのスマッシュアピール)で会う事は無い(DLCファイター達では専用の会話が追加されない)と思われる。
謎多き少女の正体(ネタバレ注意)
その正体はかつてのフォドラを統べた白竜「白きもの」である。
セイロス教においては、「青海の星」からフォドラを見守る女神と定義されている。
赤き谷ザナドに居を構え、紋章の圧倒的な力でフォドラを総べていた。作中でザナドに「見覚えがある」「住んでいた記憶がある」と言っているのはこのためである。
ある時フォドラは「邪神」と呼ばれる異形の存在に侵略を受け、侵略者への対策として人間のネメシスに「天帝の剣」と紋章を託す。
しかし、ネメシスはソティスを恨む「アガルタ」の者たちに唆され、勢いのままに攻め入られてしまいザナドは失陥。ソティスは殺され、一族の大半は虐殺されてしまう。
しかし、数少ない生き残りが存在し、彼らこそが教会に祀られたセスリーン、インデッハ、マクイル、キッホルの4聖人たち、そしてソティスの娘の聖者セイロス…後のセイロス教団の大司教、レアであった。
人間への不信とネメシスへの復讐心を募らせたレアは、ザナドの生き残り(のちの四聖人)とともに、ある人間にアドラステア帝国を建国させ、皇帝と臣下の貴族に自分たちの血を分け与え、軍を組織。後の世に「解放戦争」として伝わる大戦争を起こし、激戦の果てにネメシスを討ち取った。
更なるネタバレ
実は上記の話はレアが教団による支配を盤石とする為に一部を捻じ曲げたカバーストーリーであり、真実は異なる。
女神ソティスは遥か遠き所より訪れ、その姿を人に似せたものへと作り替えると、自らの血をもって眷属を生み出し、人々に知識や技術を伝えて発展を促した。
しかし人は後に女神の教えに背き、無益な争いを始めたばかりか己を神と称し、女神に戦いを挑んだ。
この戦いで地上は焦土と化し、一部の人間は地上を捨て地下へと移り住んだ。
彼らの末裔が「闇に蠢く者」…またの名を「アガルタ」という者たちである。
大地を再生するのには気が遠くなる程の年月を要したが、ソティスはそれを果たすと、聖墓で永き眠りに就いた。
女神の眷属達のほとんどは聖墓を守りながらザナドで暮らしていたが、ある時ネメシスによって聖墓は暴かれる。
ネメシスは「闇に蠢く者」と手を組み、ソティスの遺体を利用して力を得た。
ソティスの血から炎の紋章を、その骨からは天帝の剣を、そしてその心臓からは紋章石を作り出したのである。
そうして力を得たネメシスはザナドへ侵攻すると、天帝の剣の力で女神の眷属を虐殺し、谷を赤く染め上げた。
さらに「闇に蠢く者」は天帝の剣と同様に眷属の遺体から紋章を、武器を、紋章石を作り出し、ネメシス傘下の十傑に与えた。
十傑の紋章の起源はこれであり、「英雄の遺産」は眷属の骨から作られた物である。
母と同胞の遺体で作られた武器を振るうネメシスらを見て、セイロスは激しい怒りと復讐心を燃やした。
それが「解放戦争」へと繋がる事となる。
オープニングムービーにおいて、セイロスが「天帝の剣」を抱いて「お母様…」と安堵していたのはこれが理由である。
その後、セイロスはフォドラの秩序を守るために歴史を捻じ曲げ、ソティスを最高神とする宗教「セイロス教団」を作り、自らは教祖として教えを広め、人類の支配を盤石のものとした。
だが、母親を喪った彼女の悲しみは癒えず、先の戦争でアガルタが用いた紋章石の能力に着目し、紋章の力を用いてソティスを復活させることに執着するようになり、ソティスの意識を復活させるべく人体錬成実験を繰り返した。
その後、12番目の被験体であった少女が、レアに血を分け与えられたジェラルトと恋に落ち、彼との間に子が生まれる。
しかし、生まれた子は息をしておらず、母親も出産に耐えきれず瀕死となってしまう。
母親は最後の願いとして「自分の紋章石を子供に移して、子供の命を助けてくれ」とレアに頼み、願いを聞き入れた神祖の紋章石を子供に移し、それがきっかけとなりソティスの意識が宿る事となる。
その子こそがソティスの化身たる存在、主人公のベレト/ベレスであった。
その力が故に、主人公は「闇に蠢く者」に「凶星」として命を狙われ、その一員であるソロンの手によって闇に閉じ込められてしまう。
しかし、ソティスが自らの意思で主人公を救う事を選び、主人公と融合。
ソティスの力が継承され、主人公は緑髪翠眼に、「天帝の剣」は「天帝の覇剣」へ姿を変え、闇を引き裂き、禁呪を破るまでの力を発揮する。
…が、その代償にソティスの意識は消えてしまった。
(スマブラSP参戦ムービーはこのシーンをセルフパロディしたもの)
…かのように思われていたが、実は主人公の心に寄り添ったまま意識は生き続けていた。
5年の眠りから目覚めたときにソティスの声がしたのはこれが理由である。
また、物語の終盤で指輪を渡す相手を選ぶ際に、ソティスのみ無条件で選ぶことが可能となっており、そうした場合はすべてが終わった後、女神の塔にて姿を表した彼女が上記の真相を語り、指輪を渡すこととなる。(シナリオの関係上、紅花の章のみこのときの会話が一部変わる)
…のだが、文字通り「一心同体」の存在となってしまっているので、自分の指に指輪を嵌めるというちょっとシュールな展開になる。
しかし、人として人の心に住まい、死が二人を分かつまで共にあると決めた彼女の決意には、心を打たれるものがあるだろう。
「おぬしが滅びる時が、わしの滅びる時。世の終わりまで、共に旅しようぞ。」
余談だが、ソティスとの支援会話はC~Aまでが一切存在せず、シリーズでは初の支援ランクがSしか存在しない相手となっている。後日談の記述は単独エンドと同じで、ソティスの立ち絵が加わった内容になる。