以下の項目には未アニメ化部分のネタバレを含みます。
概要
惑星を一周する赤い土の大陸に存在する、天竜人や五老星の住まう聖地。
いわば世界政府における首都に等しい地点であり、4年に1度世界政府加盟国の集う世界会議(レヴェリー)もここで開催される。
その天然の要塞と呼べる地の利もあり、立ち入れるのは世界政府関係者のみ。王下七武海ならびにある人物は例外的に立ち入りが可能で、海軍本部との軍議や五老星との会談に向かっている。
天竜人は元々、800年前に世界政府を作った20人の王の子孫である。うちアラバスタ王国のネフェルタリ家を除く19の王家はマリージョアに移り住み、そこが聖地となった。
なお、真下には魚人島が存在し、陽樹イブが光を海底1万mまで届けている。
地理
マリージョアの両端(偉大なる航路の前半「楽園」と後半「新世界」)には赤い港<レッドポート>と呼ばれる港があり、ボンドラ(シャボンのゴンドラ)を利用してエレベーター式に昇降し、出入りする。港からはトラベレーターと呼ばれる巨大な動く歩道があり、地下にいる無数の奴隷が人力で動かされている。
トレベレーターを抜けた先にはパンゲア城と呼ばれる巨大な城がある。上記の世界会議の会場や、出席者が集う「社交の広間」、五老星の執務室「権力の間」などがあるが、会議に出席する各国の王はある部屋に通され、誓いを立てる必要がある。
その部屋の名は虚の玉座。20本の武器が刺さったその部屋には、乗る者のいない巨大な玉座が構えられている。この間は世界政府を作った20人の王が「権力を独占しない」という誓いを立てるために作ったものであり、そこに「誰も座らない」ことで平和の証としている。
パンゲア城の先には天竜門が聳え立ち、その先には天竜人が住まう「神の地」が存在する。この先には海軍ですら立ち入ることはできない。
世界会議(レヴェリー)
世界政府に所属する国家の王たちが集い、4年に1度開催される国際会議。円卓の席は明らかに加盟国の数より少ないので、全員揃って出席できるわけではないらしい。
前掲の通り一部国家、または「世界政府」そのものの専横を避けるべく(名目上は)王たちの合議により、今後の政権運営に関して練られる。
ドルトンによれば、ほんの少しの恨みを買う事すら戦争の火種になりかねないという。
8年前には革命軍司令官モンキー・D・ドラゴンに関する議題が持ち上がった。
そして第2部では、アラバスタ王国とドレスローザ王国のコブラ・リク両王の推薦により、『海軍大将』藤虎の提案した王下七武海制度の即時撤廃が議決されている。(この2王はどちらも七武海により国が荒れ果て、海賊である麦わらの一味により救われたという苦い経験を持っている)
関連人物
元々は天竜人の一門ドン・キホーテ一族の出身で、父ホーミングが天竜人を辞めたため一家で追い出される。その後海賊となり王下七武海に選ばれるが、彼が若くしてその権力を握るに至ったのは、重大な国宝の在処を知っているからである。
第2部では王下七武海の称号は与えられたまま、天竜人の奴隷となっている。
(ただし、世界会議により王下七武海の称号と権限は撤廃された)
世界政府に黒ひげを売り込むために空を飛んで密入国した。
赤い土の大陸を自力でよじ登り、マリージョアに潜入して暴動を起こし奴隷を解放した。この際にボア・ハンコックや妹たちは脱走している。
世界会議に乗じて潜入を果たした。
8年前の世界会議においては総司令官モンキー・D・ドラゴンの思想が議題に上っている。
関連項目
人間屋:マリージョアから訪れる天竜人が主な商売相手である。
CP‐0:天竜人を護衛するため聖地に出入りが自由。
以下、ネタバレ注意
『虚の玉座』とは名ばかりであり、実際は世界政府の総帥よりも、五老星よりも偉い『イム様』なる人物がその持ち主である。
イム様は五老星にすら命令を下せる権限を有しており、イム様の指令で歴史から抹消された者も後を絶たない。
そして、イム様が在処を知る「国宝」とは‥‥。