もともとは「Warez」をローマ字読みした言葉である。
違法コピーされたソフトを「割れもの」などと呼んだりもする。
「割れ」のリスク
当該ソフトはどんな小さなものであっても開発者が多大な手間と費用をかけて造り上げたものであり、対価を支払わないということは
開発者に対して非常に礼儀を失した行為であると同時に特に大作ソフト等だと開発資金を売上によって回収できなくなるため
開発環境の悪化にも繋がり、開発元ならず全ユーザーへの迷惑行為といって過言ではない。
また、こうした「割れ」を流通させる者のモラルは低いために、悪意をもってコンピューターウイルスなどを混入させていることもある。
こうした「割れ」を探し求める過程で暴露ウイルスに感染し、パソコンに保存されていた恥ずかしい写真や業務上の重要書類が流出し、身の破滅を招いた者は数知れない。
また、ソフト会社から提訴され多額の賠償金を請求されることもある。故にこうした「割れもの」は避けるべきだ
また、違法コピーソフトを堂々と使う人達を「割れ厨」とも呼んだりする
この中には対価を出している人を「購入厨」と莫迦にして居直り
「クソゲーを出す方が悪いのだから割れるのは当然」という自己正当化理論を繰り出す者もいる
どんなクソソフトでも、違法コピーによって入手した者に文句を言われる筋合いはない(しかしこうして落ちているソフトには
有名なマリオ・ポケモンのパクリや無断使用などの真っ黒な例もある。当然それらのソフトには一銭も払ってはならない)
その主張は「購入厨こそ黙れ。無料で見るからこそ正当な評価ができるんだぞ」(どんなにつまらん作品でも
金をドブに捨てたと認めたくないのでこれは面白いんだとバイアスがかかるせいらしい)
違法コピーへの対策
各ソフトメーカーともコピープロテクトに様々な工夫をこらしており、正規に購入したものでないと動作不良を起こす様仕掛けしてあるものも多いが「割れ厨」とのいたちごっこになっている面もある(この弊害はまれに正規品を使っても動作不良を起こしたり、重くなりすぎて動かせない例もある。※後述)
また、「割れ厨」の存在はファンサイトや同人のジャンルでも何かと雰囲気を悪くするため、
怒りを覚えるゲーム等の正規ユーザーが作る「100の質問」などには正規に購入しきちんとクリアしないと引っかかる設問をもうけているところもある(100ともなると、要するにマニアくらいしか受け入れられないということであり、一般ユーザーは門前払いを喰らうことになる)
ダウンロード販売での対策
バーチャルコンソールなどのダウンロード販売が浸透しておらず、ファミコンなどの旧作ゲームが高嶺の花だった頃には、著作権が切れるまでには「動作させる環境」や「動かすべきプログラム」などが「存在しない」、あるいは「失われた」という事態も否定できないという作品保存面を盾にされる事によって特に割れ行為の横行が酷かった。
(今でも、オンラインゲームや、同人ゲーム・同人誌、その他作者などによって削除されたアップロード作品などで同じ内容の言葉が言い訳に使われると同時に問題視されている)
その結果、たのみこむでの旧作ゲーム再販嘆願署名活動が行われた。
だが、その署名が受け入れられる前に世間や株主にメーカー側が作品保存面を疑われてしまい、「型落ち」も理由であるが、旧作が商品価値をほとんど失ってしまう。
その為にバーチャルコンソール・ゲームアーカイブス・ニンテンドークラシックミニなどは原本販売当時より大幅に安い値段(不当廉売でも普通ここまで安くは売られないほど)で再販しなければならなくなってしまった歴史もある。
アリスソフト旧作に無料配布されているものが存在するのも同様の理由が絡んでいる。
つまり、作品保存面を疑われて企業信用と商品価値が損なわれた事に関しては割れ厨だけでなく、逃した魚は諦めると我慢したユーザーにも原因がある。
その為、ダウンロード版などで延々と(すなわち著作権切れまで)出し続ける事が最大の違法コピー対策と呼べる側面もある。
売られ続けていれば、手に入る状態が維持され続けていれば割ってでも手に入れる必要性が無いというのは、「需要」や「流通」に関する知識の上で初歩中の初歩で、割れ対策の基本である。
ネット上へのアップロードについての課題
所謂「同人誌のアップロード」問題についての見解については
需要があって、それを満たす供給がないと言われている。
薄い本と言えども量が集まれば莫迦にできない。そもそもそんなのを持っていたら
見られたくない相手に見られるリスクがある。リスクを避けるなら最初からデータとして取り込むというわけなのだ。
それは同時に、黒歴史にしたい作品を封印することなどは諦める事になるが、ダウンロード販売や【同人再録】を使えば対策そのものは容易である事も意味する。
(映画や音楽にもある定額サービスすらない。もちろん音楽だけならサイトでも見ればよろしい)
また有償での頒布等を行わないものについては(アフェリなどの広告収入。最近は仮想通貨のマイニングという手段もある)
ビデ倫もソフ倫も関係ないのでいくらでも
やりたい放題である(「2次元 無修正」とでも検索をかければわかるだろうか?)
これらのサイトを潰しても潰しても後を絶たない
いたちごっこになっている理由として、このような事情が考えられる
国内で潰したところで、海外には手も足も出なければ反感を買ってしまうのである
(「日本人だけが金を出してろ!俺らは無料で楽しませて貰うよ!」とならないように
またコピープロテクトの入れすぎでとんでもなく重くなってしまっている現状もある
絶版や電子化拒否については言わずもがなで、これがJコミ誕生の一因になったり、アメリカではFBIが割れ厨の罠に遭ってしまい、著作権保護期間を短縮する事で文化保存面の問題を改善するまで違法コピーを取り締まれなくなり、今も著作権庁が著作権法改正に向けてトランプ大統領に嘆願し続ける羽目になっている。
更に……
アニメの円盤というヤツはとんでもないボッタクリであり、単価は1時間で1万円近くになる(1本に2〜3話くらい)
しかも、どこもそうなんかと思いきや
どうやらボッタクリなんは日本だけのようである。比較すると海外版との差がわかるだろう。当事者の弁では海外で安く売ることは不当廉売(ダンピング)に当たらないという意見でもあるんだろうか?
(ちなみにこの手口はかの国の自動車メーカーが自国民に対して行っている所業でもある。してその対処法は
海外から輸入して買うである)
薄々わかっていようとは思うが、これらがいくら収益を上げようと
アニメーターや声優へ還元される分は無い。完全になす術はないのだ(なお、このようなシステムを作ったのは漫画の神様である。当時は高給取りだったらしい。残念ながら本人以外に使いこなすことは不可能であったようだが)
その上アニメーターや声優当人もこれらアニメのアップロードされたサイトを資料として使う他ない有様などである(AIによる自動化でお役御免になって貰った方が幸せかも知れない)
残念ながらこの問題を解決するにはアニメの円盤を値下げしてもどこまで収まるかはわからない。寧ろ値上げして高く売ってもいいが、同時にYouTubeなどで普通に共有するが賢明と思われる。
無料でやってると言えどもYouTuberがそれで稼いでいる以上は努力が足りないと言わざるを得ないかも知れない(元々円盤(CD)とはマニアやコレクターが好んで買うくらいで本来、数を捌けるものではない。それ以前の問題としてスマホにディスクの挿入はできないんだが)
また、いつぞやの児童ポルノのケースでは、購入者などを中心に逮捕者を出した(その中で特に一人だけ晒し者になっていたことがあった)
アレは恐らく律儀に金銭を支払った人はクレジットカードなどをから個人情報などが晒されそこから制裁を受けることになり
タダで落とした輩だけがおいしい想いをした挙句、恐らく殆んどお咎めはない
(たとえロクでもない不良品を掴まされようがどうにもならん待っているのは泣き寝入りである。なんなら試しに警察に相談してみればいい)
つまり違法な手段で作られたものに対価を払うとバカを見ることになるのだ
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