概要
昭和55年創刊、当初は無線に関する情報を主として扱う雑誌であったが、現代においてはプロテクト解除、0円ライフ、車関連や無料サイトといったさまざまなライフハックやアングラな情報が掲載されている雑誌である。
1980年4月創刊( 当初は隔月刊 )、1981年より毎月25日発売、定価は約650~900円( 別冊付き )、ちなみに定期購読は新規が1年間で8,300円、継続は8030円、2年間は18500円と15950円(別冊除外)。
最近は最新号が大手古書店で中古100円くらいで売っているのを見かける。
詳細
無線に関する情報には免許や届け出が必要なアマチュア無線、手続きが必要なデジタル簡易無線トランシーバー、免許・資格不要な特定小電力トランシーバーなどの機種のレビューや受信改造( 無線機の受信できる周波数を伸ばす改造 )などの他、遠距離受信などがメインであった。
特にレシーバー、すなわち受信専用の機械によるものが存在する。これは上記の無線機の通話や、あるいは業務用無線や盗聴用機械の電波、性能によってはテレビやラジオ、広報無線など放送の音声などを傍受することが可能である。ちなみにこの雑誌は警察の無線の周波数を公開したことで有名である。
これらの傍受自体は合法であるが、傍受した内容をネットに流したり、内容を他人に漏らしたりのは電波法や著作権関連などに抵触し、違法になるのでやめておこう。
その他特筆すべき記事はおおむね1990年代から掲載されるようになり、乗りモノ撮影( 特に鉄道の場合、無線傍受により運航を推測することがある )、アリエナイ科学( アマチュア無線等では改造や自作が行われており、それなりの知識があれば内容の理解ができる )やコピープロテクト等の各種プロテクト解除法、無料サイト、モモーイアンテナ、車関連などが掲載されている。
中でも車関連は滅多にないものの、掲載されていればその筋には有益な情報が掲載されており、例えば「オービスの情報」や『鍵を無くした時に自力でドアを開ける方法』や『盗撮防止用発光装置』などが掲載された。
関連する雑誌等
この雑誌は複数の( アングラ系を含む )雑誌に関係している。
例えば無線関連では日本で受信可能な無線局の周波数を収録した一覧表周波数帳や、全国のラジオの番組表を掲載したラジオ番組表などが存在する。
また、ゲームラボは元はこの雑誌の別冊であったバックアップ活用テクニックであった。
ほかにも、見知らぬユーザーからのコンタクトについてで有名な裏モノJAPAN( 株式会社鉄人社 )などが存在する。
そのほか
ネタ画像として知られる『家庭用原子力発電機 チュルノブイリ-1型』( 高さ1mほどの原子炉、むろんフェイク )の元は1990年11月号特別付録『裏RL』の裏表紙にあたる。
また、この雑誌は「絶対にマネしないでください」という注意書きで各種法律に抵触するものの情報を掲載することがあるが、2001年9月号は偽札の作り方を掲載し、警察庁より回収の指示が出された。
社員編集者がDVDのコピープロテクト用ソフトウェアを販売し、逮捕( 不正競争防止法違反、三才ブックスに罰金刑、社員は不起訴 )されて社会問題になったこともある。
なお、アングラ的内容に関しては本物のアングラ情報なら雑誌なんかにはとても載せられない、だのそもそもこの雑誌で紹介している無料サイトとやらに載っているのでは?などと突っ込んではいけない。本来は電波、しかも受信メインの雑誌なのだから。