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概要

CV:木内レイコ

ドツクゾーンダークファイブのひとり。ポイズニーの弟であり、姉と同じ衝撃波が撃てる。

第13話からプリキュアの前に現れ、第21話で戦った。

ダークファイブ最年少。それゆえ、他のメンバーから小バカにされるシーンがあった。

とはいえ、戦闘能力はダークファイブの中でもかなり高い方である。

外見

オレンジ色のTシャツに、黒い短パン姿。プリズムストーンは黄色のシトリンを所持。

切れ長の目を持ち、人間に擬態している時は眉毛があるが、本来の姿では眉毛はない。

5人の中では一番人間に近く、唯一ザケンナーを召還していない。

本編での行動

プリキュアを調査するため、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能と、三拍子揃った転校生「入澤 キリヤ(いりざわ-)」の姿でベローネ学院男子部に潜り込む。

容姿で篭絡しようと2人に近づき、なぎさには好印象を与えたが、ほのかが意外に素っ気無かったために逆に気になり始めてしまう。

ほのか達と接するうちに自分のアイデンティティーに疑問を持ち始める。

ポイズニーの作戦を過去2度妨害した。

そしてポイズニーの敗北とともにプリキュアとの決戦を決意。陰鬱とした雨の中でほのかに自らの正体を明かし「次に会うときは敵同士です」と宣戦を布告。翌朝、登校中のなぎさとほのかの前に本来の姿を現して二人を攻撃してプリキュアへの変身へと追い込み「うらむならボクら三人の運命をうらんでください」と言い放ち自らの最期の戦いを挑む。一方、それを受けたほのかは「そんな運命なら……変えてしまえばいい!」と涙ながらに訴えたが、自身も追い詰められていたキリヤには届かなかった。

この戦いでキリヤは魔人の名に恥じない強力な力で善戦し、マーブルスクリューを使うなら使え」と挑発する。しかし、なぎさとほのかは「友だちにそんなコトできるわけないじゃない!」と、これを使う事を拒否した。マーブルスクリューはこの時点では幹部クラスでも一撃消滅させる力を持っていたので、その力をよく理解している2人は、彼をどうにか説得させるため、使うわけにはいかなかった。こうして切り札を封じられたプリキュアは防戦一方を強いられて傷つき疲弊していってしまう。その間にもほのかは「運命を変える勇気を持って!」と幾度となく訴え、なぎさは「ほのかはキリヤくんを一生懸命受け止めようとしてた! ほのかの気持ちを解って!」とほのかを援護した。

やがてキュアホワイトは疲弊に膝を折るが、キュアブラックはそれを支えて、さらにキリヤに「あなたはほのかのこんな姿を見たかったの!?」と悲痛な絶叫をもってして問うた。結果、このなぎさの一言がキリヤに戦いを躊躇させた。そしてキリヤは、キュアホワイトにプリズムストーンを託し、自ら覚悟して消滅する決意を定める。やってきたイルクーボに消滅への覚悟を告げる。ほのかは彼の決意を悟り悲痛に「キリヤくん! 行っちゃダメええぇぇぇぇ!」と叫び引き留めようとするが、すでに疲弊しきっていたなぎさとほのかには、決意した彼を押しとどめる力はなく、一方のキリヤも自らの始めた戦いを自身の敗北と消滅という結果でキチンと終わらせる(ケジメをつける)ため、イルクーボのいざなう闇へと消えた。

この時のイルクーボの言った「お前たちは力で全てをねじ伏せる最強の戦士ではないのか?」という言葉は、ピーサード戦では力でねじ伏せることしかできなかった2人が、戦いにおいてもそれ以外の選択ができるほど成長したことを暗に示すものとも考えうるだろう。

闇に帰っていった後は光と闇の狭間を彷徨っていたが、人間界と闇の世界との間に歪みが生じていたため脱出し、ドツクゾーンでの最終決戦に臨むプリキュアの前に再び姿を現した。最後は「自分の居場所を見つけた」と呟きながら、光に包まれるように消滅した。

最終決戦から数日後(無印のエピローグシーン)に、なぎさとほのかは町でキリヤとそっくりな少年と町で出くわした。しかし、それがキリヤ本人だったのかは伏せられており不明である。また少年はすぐに二人の前から姿を消したため、それ以上の接点を得られる事もなかった。

備考

改心キャラの礎

キリヤは後のプリキュアシリーズ各作品にとって、非常に大きな役割を果たしたキャラクターと評価される。

キリヤの劇中での行動をまとめると「最初悪意を持って主人公たちに近づくも、逆に人間性が芽生えたり自分の知らない感情が生まれてきてしまい葛藤を続け、最終的には主人公たちに利する行動に至る」というシリーズのファンには、お馴染みの行動をとっている。というか、プリキュアシリーズにおいて、初めてこのテの行動を取ったキャラである。

すなわち、これは後の満と薫(霧生満霧生薫)、ブンビー東せつな(キュアパッション)や黒川エレン(キュアビート)、レジーナ紅城トワ(キュアスカーレット)、ルールー・アムール(キュアアムール)へと至る、プリキュアシリーズにおいて定番となる改心キャラの礎を築いたと言っても過言ではなく、彼女たちのルーツに位置付けられているキャラクターである。

良く言えば心が柔軟な証拠であり、悪く言えば脆いのかもしれない。

声優

担当声優である木内レイコ女史は次作以降のプリキュアシリーズにもいくつか出演している。

映画Yes!プリキュア5鏡の国のミラクル大冒険!ではダークプリキュア5の1人、ダークアクアを担当。

2度目の悪役を演じた。(但しダークアクアはキリヤと違いプリキュアと和解せずに倒された。)

ハートキャッチプリキュアではサブキャラの三浦あきら役で出演。

ニチアサキッズタイム8時30分枠のアニメには夢のクレヨン王国おジャ魔女どれみシリーズ、明日のナージャに立て続けに出演しており今シリーズのプリキュアで4シリーズ連続で出演した事になる。

pixivにおいて

上記の経緯からか、pixiv内のキリヤのイラスト数は、ドツクゾーンのキャラでは最も多く、キリほのというタグ名で雪城ほのかとのカップリングで描かれるものが多い。

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キリヤの編集履歴2020/05/24 16:22:24 版