松型
まつがた
曖昧さ回避
艦娘
未実装
19番艦以降は船体構造がより簡略化されており、また速力や装備についてもそれ以前の者に比べて差異がある事から、非公式ながらこれらの艦のうち最初に就役した21番艦「橘」の名前を取って「橘型」と呼ばれる事も多い。艦これでも改設計型が原型タイプと別グループに分類されている前例があるため、仮に実装されたとしてもこれら橘型に属する艦が松型として扱われるかは不透明。
2番艦:竹
3番艦:梅
4番艦:桃
5番艦:桑
6番艦:桐
7番艦:杉
8番艦:槇
9番艦:樅
10番艦:樫
11番艦:榧
12番艦:楢
13番艦:桜
14番艦:柳
15番艦:椿
16番艦:檜
17番艦:楓
18番艦:欅
(以下、非公式に「橘型」と称される改設計型)
19番艦:柿
20番艦:樺
21番艦:橘
22番艦:蔦
23番艦:萩
24番艦:菫
25番艦:楠
26番艦:初桜
27番艦:楡
28番艦:梨 ※のちの護衛艦「わかば」である。
29番艦:椎
30番艦:榎
31番艦:雄竹
32番艦:初梅
なお、未成艦として欅と柿の間に「八重桜」「矢竹」「葛」の3隻が、樺と橘の間に「桂」「若桜」の2隻が、榎と雄竹の間に「梓」が、初梅以降は「栃」「菱」「榊」の3隻がそれぞれ存在していた。
この他にも更に33隻が建造される予定だったが、これらは建造取りやめとなっている。こちらは秋月型とは違い艦名として使える植物の名前が豊富にあったためか、(「〇梅」「×菊」「△草」といったネーミングもちらほらあるものの)ネタ切れの気配は一切見られなかった。
海上自衛隊に継承された「松型」
他の駆逐艦グループ同様、松型(橘型含む)の艦名は戦後の海上自衛隊の艦艇に継承されているものがいくつかある。なお、その全てが米軍からの貸与艦であり、先代の松型よりも次代の自衛艦艇の方が先に進水していたなんて例もざらだったりする。
- くす型護衛艦(旧米海軍タコマ級フリゲート):なら(楢)、かし(樫)、もみ(樅)、すぎ(杉)、まつ(松)、にれ(楡)、かや(榧)、うめ(梅)、さくら(桜)、きり(桐)、かえで(楓)、けやき(欅)、まき(槇)
- ゆり型警備艇(旧米海軍上陸支援艇):はぎ(萩)、すみれ(菫)、つた(蔦)
なお、現在の自衛艦の命名規則としてはミサイル艇や哨戒艇といった哨戒艦艇の命名基準のひとつとして「草の名」というものがある。過去にこれらの基準に基づいて草の名を冠した哨戒艦艇が建造された例はないが、2019年の31中期防での主要装備調達計画では2023年度までに4隻の「哨戒艦」建造が計画されており、そちらに命名されるという可能性はなくもない。
ただし、この記事を読んでいる提督達にとっては周知の通り、松型・橘型の場合はこれ以外にも海上自衛隊に継承されたものがもうひとつある。そう、艦そのものである。28番艦(橘型10番艦)の「梨」は、大戦末期に米機動部隊所属の艦上戦闘機によるロケット弾攻撃で撃沈されたものの、戦後の1954年9月21日にサルベージされ、その後諸々あって1956年5月31日より1971年3月31日までの間、警備艦(護衛艦)「DE-261 わかば」として再就役を果たしている。