概要
CV:田村ゆかり
ヒロイン・篠ノ之箒の姉であり、また、ISの開発者。
「天才」を自称し、またその自称に恥じないだけの能力を持つ科学者。ISの基礎理論の考案から実証までをほとんど1人でこなしている。
ちなみに千冬同様(もしくはそれ以上)に肉弾戦もかなり強く、IS乗り相手に一切の武装無しで圧倒するほどの実力を持つ。オーバーラップ版10巻では千冬の『地上最強(ブリュンヒルデ)』に対し、彼女は『人類最高(レニユリオン)』と称されている。
しかも薬物によって衰弱させる事も不可能。本人曰く「細胞レベルでオーバースペック」(身体能力が人間離れしたキャラはフィクションでは珍しくないが、薬物も効かない人は流石に少数である)らしい。
もしかしたら彼女の祖先にあたるであろう篠ノ之家の祖先は某ゲームにおける某師匠のごとくその正体は…。かもしれない
プロポーションも妹同様に申し分無い(むしろ胸などは箒よりも優れている)。
ISの開発を行った後重要人物として政府の監視下に置かれていたが、467個目となる最後のコアを製造した後どこへともなく姿を消してしまった。その後世界各国から身柄や命を狙われながら、自身が開発した移動式のラボと共に各地を転々として気楽な逃亡生活を続けている。
逃亡中でも箒や千冬とは連絡の手段を残しているようだ。
ゴーレムⅠ・Ⅲ乱入事件、福音事件、修学旅行襲撃事件を引き起こした張本人で
ゴーレム乱入事件に関しては怪我、福音事件に関しては一夏が死にかける事態にまで陥っている。
これらの事件を起こした理由が「おそらく白式のデータ収集」「紅椿のデータ収集」「箒を華々しくデビューさせたい」「ちーちゃん(千冬)を楽しませたい」というもので、もはや「天才」というより「天災」と言った方が良いレベルである。貴虎兄さんの表現を借りれば「理由のない悪意」といったところだろうか。
このことからファンに「ラスボス」「(明確に悪役として登場する)亡国機業よりも悪」「吐き気を催す邪悪」などと言われることも少なくなく、二次創作ではラスボスだったり、原作以上に邪悪な存在として描かれたりする。
作者もその辺は承知しているらしく、作中で一夏に「狡猾な羊」とまで評させた。
その逆に「きれいなジャイアン」ならぬ「きれいな束」というパターンも存在するが。
人物像
箒・千冬・一夏に対する態度
おどけた態度でイタズラを好む飄々とした性格の人物だが、それはあくまで自身が「身内」と判断している箒・千冬・一夏の三人に対してのみ。あとはかろうじて両親を判別できるくらい。
また、逃亡生活の件で箒からは微妙に距離を置かれるなど、意に反して姉妹仲はギクシャクしている(残された両親と箒は政府の監視下にあり、現在一家離散状態となっているため)。
ただし、箒としては「姉に対する憎しみ」もある一方で「シスコン気味の姉の言動を気味悪がっている」節もある。
それ以外の人物に対する態度
身内以外の人間に対しては徹底的に無関心な人物であり、他人から話し掛けられても冷たい態度で拒絶する。セシリアに対する扱いが分かりやすい例だが、口が裂けても「なーんだ、いつもの黒ゆかりんだ!」などと口走ってはならない。
ただし、亡国機業の「エム」こと織斑マドカに関しては「専用機を作ってもいい」という趣旨の発言をしており、アニメ2期最終話ではマドカ専用機として「黒騎士(機体名から「白騎士」との関係を匂わせるが、実際は「サイレント・ゼフィルス改」とでも言うべき別物である)」を用意した。
このように「(対人コミュニケーション能力的な意味では)性格にかなり問題のある人物」であるが、これでも千冬に殴られて矯正されたためにマシになった方で、それ以前は完全に無視していたらしい。
「薄い本のネタになりそうでならない人」
先述した「薬物無効」「対人関係破綻症」のスキルから「睡眠薬が駄目なら、媚薬の類も受け付けないのでは?」「ああいう人は人間の男性じゃなくて大人の玩具で自慰ると考えた方が自然かもしれない」と考える絵師も少なくなく、彼女の「痴態」を描いた二次創作は「本編との整合性を考慮して、破綻無くネタを考えるのは簡単そうで難しい」とされる。
もっとも「本編との整合性をあえて無視」して「管理局の白い魔王並みに怖い」みたいな感じで「楽屋ネタ」に走る絵師もいるのだが…
イラストとしてのネタは非常に少ないものの、ことAA、特にエロに於いては異常な数(作品内全キャラクター最多)のAA数を誇っており、やる夫スレに限って言えば異様なまでの使い勝手の良さ(所謂エロい事も可能な技術者的枠だとやはり異常なまでのAA量)から恐らく作品内全キャラ内で最も出演数が多いのでは?と思われる程の出演数を誇っている。
メインヒロイン物ですら上記「身内への態度」を「だったら身内枠に潜り込めればいいんじゃね?」的発想で利用する事により相当な数を誇っている。
関連タグ
インフィニット・ストラトス マッドサイエンティスト 全ての元凶
他版権の関連キャラ
月見璃兎… アブソリュート・デュオの登場人物。中の人が同じ。更にシンボルマークも「うさ耳カチューシャ+胸が強調されたメイド服」と非常に既視感が強い。(こちらはオーバーラップ版の束に近い)当作内では意味不明とも言えるハイテンションぶりで生徒を困惑させ、表向きは奇天烈だが本来の性格はガラの悪い好戦的サディストという二面性を持つ。その豹変ぶりにおいても臨海学校編における束の「本性」へのシフト、そして「作中で主人公の殺害を試みた」と多くの共通点が見受けられる
エボルト…「10年前にとある事件を起こして作中世界を混乱に陥れた」「というか物語の全ての元凶」「メインヒロインの血縁者(正確には憑依・擬態だが)」
こちらも「兎をモチーフにした姿を持つ」と、妙なところで共通点・類似点が多いキャラクター。因みにこのことから、彼女が界隈で「エボルラビット」と称されることもしばしば
鬼舞辻無惨…他者を見下す、自身が世の中の標準、世界中に迷惑をかけそれを全く悪びれない態度、お気に入りも平然と利用するなど共通点が多い
ジョージ・グレン エンブリヲ…世界に革新的オーバーテクノロジーと同時に混乱と差別をもたらした天才繋がり。特に後者とは『女性の非常に多い環境が舞台になる世界観の理由付け』等スパロボか何かで共演した場合かなり絡みそうである。
レナード・テスタロッサ オラシオ・コジャーソ…IS同様に『空』にまつわるメカを開発したライトノベル原作ロボットアニメの天才たち…。ちなみに両者の出ている作品のアニメにcv田村ゆかりが演じたキャラクターが登場している…。
パプテマス・シロッコ…天才の彼に言い寄られそうだが、靡くとは考えられない
耳長族:魔動王グランゾートのウサ耳の生えた異星人、彼らのような異星人の血で引いている可能性も・・・?
エレオノーラ・ミランダ・クシェペルカ:声が同じ、ライトノベル原作ロボットアニメの登場キャラ、こちらは一国の王女である。