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解説

英語圏では「セックス・マシン」、「ファックマシン(ファッキングマシン)」と呼ばれ、使用されるデバイス(装置)、性交あるいは、その他の性的活動(アナルセックス、フェラチオなど)の総称。
ボンデージSMプレイの一種として分類される。

相手が機械なので生殖行為というより性的な実験調教拷問といったリョナ的な意味合いを持つ。大がかりな大人のおもちゃとしての側面も持ち、疲れ知らずの責めで快楽漬けにすることが目的となっている。

栄光ある歴史

機械姦の起こりは、産業革命後の20世紀イギリスで始まった。
俗にいう大人のおもちゃ、ディルドーオナホールに類するものは古代から石や金属で作られて来た。前近代に入ると動物、発条(ぜんまい)駆動、蒸気汽缶(スチーム)、電動、その他の動力機械の発明により、機械姦と呼ぶべきものが育ち始めていた。
しかし、これらはポルノ映画の撮影ではなく、クリトリスを刺激することで女性のヒステリーを治療する医療機械として考案された。
当初の機械姦に使用される装置は、現代の物より巨大で振動も強いものだった。時代が更に下るとアメリカで小型化され、戦場での娯楽として装備され、健康器具としてデパートでも扱われるようになった。

機械は人間にできないこと、他人には頼めないことを代用する人類の強い味方として発達したが、機械姦も現代に入ると様々な形態に進化した。
振動するだけだったセックスマシンは、モーターの回転を往復運動に転換してピストン運動を再現できるようになり、真空ポンプで陰茎、乳房などを吸い上げる、電流で刺激を与える、装置を温かく保つ、疑似精液を噴射するなど、様々な形態が登場した。
以下に代表的なものを紹介する。

  • ヴィーナス:電動オナホール。空気圧の調整で男性器を吸い上げ、刺激する。
  • シヴィアン:女性が跨って使用する。乗馬マシンにディルドーを取り付けたモノ。
  • オルガスマトロン:電流で性的絶頂を与える装置。1973年の映画「スリーパー」に登場したもののパロディ。
  • バニー・ファッカー:ディルドーを高速でピストンさせる機械。似た機能の装置にツールボックスなどがある。

他にも自転車のペダルに連動するディルドー、電動大工道具を改造したものを「ファックソー(電動ノコギリ)」、「ドリルドー(ドリル+ディルドー)」、「ドリルバイブ」などと呼ぶ。

これらはポルノ目的で作られているが、中には医療目的で作られているものも数多い。
身体を動かせない身体障害者や対人恐怖症のセラピー目的でも注目されている。また純粋な娯楽として人工知能を搭載したセックスロボットやヴァーチャルセックスの分野も目覚ましい発展を遂げ、様々な分野に貢献している。

危険

これらの機械で怪我したり、障害の残った人も少なくなく、訴訟に発展した事件もある。
特に電流を使用するセックスマシンは、心臓などに負担がかかることが知られる。

フィクションの世界

現実よりフィクションは制約が低く、そのフェチズムは広い。
以下のように、他ジャンルへの派生要素も含め、幅広い多様性を持つ。


複雑な機械が登場するため割とメジャーなSFネタだったりする。
アメリカのパロディ映画『フレッシュ・ゴードン』、取り分けこの分野では「セックスマシーン」で知られた『バーバレラ』が筆頭に上げられるだろう。

ポルノの世界

ポルノ業界でのセックスマシーンの立ち位置は日米で差異があるのが特徴で、
藤木TDC氏の著書「アダルトビデオ最尖端~身体と性欲の革命史~」によれば、米国でのそれは「女優がオナニーをするための大掛かりな道具」もしくは「おしおき(現地ポルノ界隈では「演技としての強姦」をしばしばこう言い換える)用」と、ストーリ上での存在意義が明確であるのに対し、日本のAV界での扱いは「男優が画面に映り込む事の回避」(制作スタッフ自身が「画面に視聴者ではない男が映り込むのが嫌」らしい)に重点が置かれており、ストーリ上の必然性・整合性より視聴者の「誰だか知らない、自分ではない男を見ると萎える」事案への対策の色が濃いとのこと。エロゲーで男性主人公が透明化するのと似た発想だろうか?

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