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地球破壊爆弾の編集履歴

2020-10-23 20:02:44 バージョン

地球破壊爆弾

ちきゅうはかいばくだん

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。

概要

地球破壊爆弾とは、藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC7巻収録「ネズミとばくだん」。

家にネズミが出てパニックになったドラえもんが、ネズミを退治する為に取り出した対惑星級の戦略兵器

その様子を見て慌てたのび太玉子が「ネズミは驚いて逃げていった」とドラえもんを誤魔化して安心させたことで、実際には未使用のまま終わっている。


本当に地球を破壊できるのか

この爆弾が本当に地球を破壊する威力があるかどうかは、ファンの間でもよく議論されている。

基本的にひみつ道具は未来デパートで一般販売されている商品である。それを考慮すれば、22世紀では子供の小遣い程度で地球を破壊できる兵器が大量生産されているということになる。

その為、地球破壊爆弾とはあくまでも商品名にすぎず、「実際に地球(惑星)を破壊出来る程の威力は無い」とする説もある。


その一方、作中では地球破壊爆弾の他に、戦車を一撃で吹き飛ばす威力を持つ「ジャンボ・ガン」と、ビルを一瞬で煙にしてしまう「熱線銃」が登場しており、TC9巻収録「ぼく、桃太郎のなんなのさ」では「原子核破壊砲」という物騒な道具が登場している。

それに加えて、ドラえもんが取り出すひみつ道具の中には全知全能の力を行使出来る道具も数多く存在する。

これらの事実を考慮すれば、地球(惑星)を破壊する爆弾程度であれば普通に販売されていてもおかしくないと考えることも出来る。


それだけでなく2009年版「未来世界の怪人」には「超高性能爆弾」というひみつ道具が登場する。

外観は赤いスイッチが付いた黒い小さな球体だが、地球上で爆発すれば地球そのものが吹き飛ぶ程の威力を持つという物騒過ぎる道具である。

これだけでは「地球破壊爆弾の姉妹品では?」としか思わないだろう。しかしこの道具の恐ろしいところは威力そのものではなく、公式が制作したアニメ作中で地球破壊爆弾と同等の効果を持つひみつ道具を登場させ、しかも未来のニュース速報で効果が明確に説明され、時間犯罪者がこれを盗んで過去の時代に逃走したという事実である。

この道具の登場により、地球破壊爆弾が本当に地球を破壊する威力を持つという説得力を持たせてしまった。

ちなみに超高性能爆弾は、彗星等の大型天体が地球に衝突しそうになった場合に備えて開発された道具とのこと。一般に市販されているのかどうかは不明。


空想科学読本によると「大きさから地球を破壊するほどの威力はない」とのことだが、物体を自由に大きくすることが出来る「ビッグライト」が存在する世界観である以上、大きさは何のあてにもならない。

あるいは反物質の一種で、単純な爆発力で地球を破壊するのではなく地球そのものを爆発物化してしまう(対消滅させてしまう)道具かもしれない。


上位互換

水田わさび版アニメ「ネズミ年だよ!ドラえもん」にて、地球破壊爆弾及び超高性能爆弾の完全上位互換と言える「銀河はかいばくだん」が登場。黒い卵形の球体に赤い装飾が付いた禍々しい外観で、こちらは公式サイトにて「銀河を破壊する威力を持つ」と明言されてしまっている。詳しくは項目を参照。


余談

連載当初は「原子爆弾」という名前だったが、あまりにも不謹慎だった為、TC収録時に現在の名前に改められた。原子核と電子の構造を表す絵が描かれているのはその名残である(その為、上記の空想科学読本の結論は初期設定であれば正解と言える)。ただし水田版アニメに登場する地球破壊爆弾については、上記の原子核と電子の構造を表す絵は描かれていない(「ネズミが去るまであと4時間」、「出木杉にも苦手を作れ」等)。

現実の原子爆弾が大量虐殺に使われたことを考えれば、「不謹慎だから」という理由で修正されたというのは納得出来る。しかしネーミング及び威力の物騒さで言えば「地球破壊爆弾」の方が遥かに上回っているだろう。

なお『宇宙戦艦ヤマト』の「重核子爆弾」、『超時空要塞マクロス』の「反応弾」等も「自粛により今の名前になった」とされている。


TC27巻収録「恋するドラえもん」では、ドラえもんは惚れた猫に恋敵がいることを知った際、嫉妬のあまり地球破壊爆弾を取り出し、恋敵を吹き飛ばそうとした事もある(上記の「ネズミとばくだん」では、あくまでもネズミの抹殺が目的)。ただし作中では道具の名称は出ておらず、大山のぶ代版アニメ「ぼく失恋しちゃった」では「未来爆弾」という道具に変更されている。


その他、原作で登場する爆弾やミサイルが、水田版アニメでは地球破壊爆弾に変更されていることがある(「驚音波発振機」等)。


新・鉄人兵団』の冒頭ではドラえもんが地球破壊爆弾とほぼ同じ外観のミサイルを取り出しており(例によって未使用のままで終わるが)、『ひみつ道具博物館』では「なんでも館」に展示されているひみつ道具の一つとして登場している。

トヨタ制作の実写版『ドラえもん』のCM「のび太の学科試験」編では、他のひみつ道具と共に一瞬だけ登場している。

また、小説版『鉄人兵団』おいて、のび太は「今思えばこけおどしの爆弾だったのではないか」と回想している。


スピンオフ漫画『ドラえもんゲームコミック ザ・ドラえもんズ』では、作中で「ミニ地球はかいバクダン」というひみつ道具が登場する。名前の通り小型の地球破壊爆弾で、爆発の規模はとても小さくなっているが、それでもダイナマイトに近い破壊力がある。


同じくスピンオフ漫画『ドラえもん わくわくひみつ道具』では、ドラミも地球破壊爆弾を取り出している。ピンク色で花柄模様が塗装されており、作中ではゴキブリ退治の為に使用されそうになったが、ドラえもんが大慌てで制止した為、やはり未使用に終わった。


関連イラスト

「この一撃で・・・決めるッ!」


関連タグ

ドラえもん ひみつ道具 ドラえもん(キャラクター)

ネズミとばくだん 練馬区の青い悪魔 畜生青狸


地球終了のお知らせ 人類終了のお知らせ 爆弾


表記ゆれ:地球はかいばくだん(現在のTCやひみつ道具図鑑、アニメ版等ではこのように表記されている。一方で上記の「地球破壊爆弾」という表記が使用されたこともある)


人間爆弾大山のぶ代版アニメ『ドラえもん』における中の人繋がり

ツァーリ・ボンバ現実に存在した史上最大の核兵器。

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