概要
別名: | 超剛力怪獣 |
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身長: | 70メートル |
体重: | 7万9千トン |
出身地: | 異次元 |
劇場版『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場
謎の影法師の手下であるスーパーヒッポリト星人に操られるシルバゴンの改造怪獣。元のシルバゴンよりも大型且つ凶暴な外見になっており、オリジナルよりも若干猫背。
弱点の視力を改造により克服したせいか眼に黒目があるのが特徴。
滅茶苦茶凶暴な顔つきになっている上、そのムキムキの身体は伊達ではなくパワーもオリジナルを上回る470万馬力。更に口から青色の火炎弾『デモリション・フレイム』を放つ。
ただしウルトラマンダイナのソルジェント光線で粉砕されているので、防御力はオリジナルより下回る可能性がある(ダイナはクローンシルバゴンを易々と倒しているネオザルスに勝利しているのでぶっちゃけてしまえば「相手が悪過ぎた」としか言いようがない)。
作中ではストロングタイプに変身すらしていないダイナ相手に押されっぱなしであり、上記の怪力も全く披露されなかった。横浜への甚大な被害も「デモリション・フレイム」の連写による所が大きい…剛力怪獣とは一体…。
活躍
この世界を守るウルトラマンがいなくなった頃合いを見計らったスーパーヒッポリト星人によって兄貴分のキングゴルドラスと共に操られ、自衛隊も全滅させ横浜の街を破壊して暴れまわる。勇者の力に覚醒したダイゴが変身したウルトラマンティガに大きく吹っ飛ばされるが、さしたるダメージにはならず、加勢に現れたスーパーヒッポリト星人を合わせた3対1のタッグでティガを追い詰め、ヒッポリトカプセルに閉じこめることに成功するが、ダイゴの覚醒に呼応したアスカと我夢がウルトラマンダイナとウルトラマンガイアに覚醒、ヒッポリトカプセルをウルトラパリフィーで破壊され、形成が逆転。
自らはダイナと交戦するが、ダイナに投げ飛ばされてダメージを負い、近接戦で敵わないならこれでどうだと吐き出したデモリション・フレイムも悉く躱され、更にもう一発投げられてグロッキーになった所をソルジェント光線で倒された。
魂?は影法師の手でギガキマイラの一部にされた。
派生作品での活躍
ウルトラ銀河伝説
ウルトラマンベリアルが怪獣墓場から蘇らせた個体が100大怪獣の戦闘員として登場。ご丁寧にスーパーヒッポリトと共に5体全員が復活している。
キングゲスラ、キングゴルドラスと共に初代ウルトラマンと戦い、最後はベリアルの命令で重傷を負ったウルトラセブンにキングゴルドラスと共に襲い掛かるが、アイスラッガーで兄弟仲良く切り裂かれた。
ウルトラゼロファイト
ここでも別個体が登場。
惑星ファネゴンでウルトラマンゼロと戦い、ウルトラハリケーンで空高く投げ飛ばされた後、フルムーンウェーブで大人しくなり、住処である時空界に帰って行った。
なお、本来この怪獣はシルバゴンの人為的な改造種という扱いなのだが、なぜ野生種として登場したのかは不明。新世代ヒーローズシリーズに毎度の如く登場するキングゲスラのような物なのだろうか。
余談
オリジナルとシルエットを変えるため、顔を大きくして首を前に突き出させている。デザイン画初稿の時点では、オリジナルのシルバゴン同様、目に瞳が入っていなかったが、キングゴルドラスと並び立たせるため入れられた。
キングシルバゴンとキングゴルドラスの登場シーンは『怪獣映画』を意識した演出がなされている。
ウルトラ怪獣シリーズに付属していた大怪獣バトルNEO対応の技カードのコンボ覧が「ウルトラマンダイナ」となっている。これは、同じようにキングゴルドラスのソフビに付属している技カードのコンボ覧がオリジナルのゴルドラスと対決したウルトラマンティガとなっているため、被らないように同族が登場したダイナがコンボ覧に採用されたということかもしれない。ちなみに大怪獣バトルRRでは技カードをスキャンすると、技カードになった怪獣ではなく、コンボ覧に描かれたキャラクターが登場するため、この場合はウルトラマンダイナが使用できた。(スーパーヒッポリト星人は怪獣カードの為、コンボ覧のウルトラマンエースではなく本人がプレイヤーキャラになる)。
ちなみに、『超8』に登場した怪獣達のソフビ付属のカードにはジャックウルトラマンガイアの二作品からのリメイク怪獣が登場しなかった為、彼らのコンボマークが記載されていない。
NEO第1弾筐体から排出される方の技カードでは「470万馬力の怪力」と怪力が協調されたスキルを持っており、デザインも劇中のような黒目があるタイプではなく、デザイン画初稿に則った黒目なしのデザインになっている。
ティガ出典のキング怪獣では最も直近に登場し、兄貴分よりも客演回数の多い怪獣ではあるものの、それでも客演回数は2回と短く、最後に登場したのが「ウルトラゼロファイト」(2012年)と結構前(8年前)である。
ただし、ティガ出典怪獣という観点で見れば、これでも結構多い方である。