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概要

ウルトラマン80』が終了してから雑誌展開やマンガ作品を中心に展開されたウルトラマンシリーズの外伝作品『ウルトラ超伝説』及び『アンドロメロス』の主人公

アンドロ警備隊の隊長を務めるアンドロ族の戦士であり、緑色のコスモテクターと呼ばれるオーバーテクノロジーで製作された鎧を纏って戦う。

なお、媒体によって微妙に設定が異なる為、それぞれについて解説する。

グラビア展開における設定

グア軍団が地球侵略の為に送り込んだエースキラー(アンドロイド)によってブラックホールに突き落とされ生死不明になったゾフィーに代わり絶体絶命の危機に瀕したウルトラ兄弟に前に突如として現れた謎の戦士。

緑色の鎧『コスモテクター』を身に纏い、超絶パワーでグア軍団が送り込む改造怪獣たちを次々に打倒してゆく。

その正体は冒頭、ブラックホールに突き落とされ生死不明になったゾフィーその人。

実はブラックホールに落とされ生死の境をさまよっていた際、偶然にもブラックホールの影響を遮断することの出来るコスモテクターの持ち主であったアンドロ人・セザルに遭遇したゾフィーは彼により助け出されたのだが、その際、セザルはゾフィーを助けるため、自身が身に着けていたコスモテクターをゾフィーに与え、自身はその事によりブラックホールの影響で命を落としてしまう。

その死を顧みない行為に感動したゾフィーは、彼の意思を継ぐ者としてアンドロメロスと名乗り、密かにウルトラ兄弟の支援と打倒グア軍団のために密かに行動を開始していたことが事の真相であった。

侵略軍団長ジュダ(影武者)を倒した後、ゾフィーはセザルの息子であるブノワに、彼の父の形見であるコスモテクターとアンドロメロスの名を託し、2代目アンドロメロスが誕生することとなった。

その際、アンドロ人たちの能力や技術力に対し、それらの力を宇宙の秩序を守るために役立てたいと考えたゾフィーは彼らと友好を結び、その際その証として光の勲章『ウルトラクロス』を2代目へと送っている。

漫画『ウルトラ超伝説』における設定

ゾフィーがブラックホールに落とされるまではグラビア版と同じだが、以降は設定が異なる。

ブラックホールでゾフィー救出の際、死亡することなく負傷し戦闘不能となった真のアンドロメロスに代わりゾフィーがコスモテクターを装着しアンドロメロスとして戦う。ゾフィーがジュダを倒した後、ゾフィーはコスモテクターを返却、けがの治療を終え回復した真のメロスが復帰し、ウルトラの星へウルフと赴いている(商舟がBH砲によって66隻も遭難した為)。

特撮での設定

テレビ版

上記の漫画版やグラビア版の第二部の物語の映像化。だがグランテクター装着者が漫画版ではアンドロマルスだったが特撮版ではメロスとなっている。

アンドロ超戦士たちが所属するアンドロ警備隊の隊長であるコスモ戦士の1人で特撮版の主人公

劇中では明言はないものの、胸には宇宙警備隊隊長(おそらくゾフィーだと推測される)から友好の証として送られた『ウルトラクロス』を付けている。

正義感が強く、仲間を常に気に掛けており、アンドロ警備隊の隊長らしく冷静な判断力を持っており、強いリーダーシップで仲間を導き、多くの戦果を上げて来たため仲間からの信頼も厚い。

特撮版ではアンドロ艇のメインコンピューター・ガルに正しき心の持ち主として認められ、宇宙最強のコスモテクターである『グランテクター』を纏うに相応しい人物と認められ『グランテクター』を託され、その力によりグア軍団との長きに渡る戦いに終止符を打つことになった。

ちなみに飛行スピードはアンドロ艇よりも早い為、単独で飛行するシーンも多い。

※アンドロ艇は超伝説版とは容姿が異なる。またコンピューターに名前はない。

グランテクター装着時

特撮版のみで見ることの出来るメロスが伝説の最終兵器にして宇宙最強のコスモテクター『グランテクター』を身に纏った姿。

『グランテクター』の力により何十倍にも能力がパワーアップしており、これの効果により容易くグアを葬り宇宙に平和をもたらすこととなった。ブラックホールなどの超空間でも活躍できる他、光速に近いスピードで飛行することもでき、次元移動も自在というチートに等しい武装である。更にミクロ化や超巨大化にも対応している。

ただし、グランテクターはグアとの戦いで失われてしまい、現在はこの姿になることはできないものと思われる。

客演

ウルトラマンフェスティバル ライブステージ

度々ウルトラ戦士のピンチに現れており、『ウルトラマンフェスティバル2017』第2部ではゾフィーが再びコスモテクターを借り受けて戦っている。

ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀

これまでにアンドロメロス関連キャラクターは度々登場していたが、メロス本人が公式の映像作品に登場するのは実に本編から37年ぶり。

本作では、ギャラクシーレスキューフォースに出向して活動しているという設定の模様。

作中の台詞から、後輩であるアンドロアレスにアンドロ警備隊の任務を任せていることが明らかとなった。

胸にウルトラクロスが着いており、公式のキャラクター紹介でもテレビ版の出来事について触れられている他、本編でのゾフィーの会話の内容も加味すると、恐らくこのメロスは2代目メロスことブノワだと思われる。

第1章

第3話にて登場し新しくGRFの一員となったウルトラマンリブットソラを、同僚であるイザナ女王グクルシーサーと共に温かく迎え入れた。

第3章

第7話ではリブットと共に出動。宇宙恐魔人ゼット率いる人工ゼットン軍団に苦戦するトライスクワッドに加勢した。複製とはいえゼットン3体相手に互角以上に立ち回るなど凄まじい戦闘力を見せつけた。

ゼットン軍団を一掃すると、トライスクワッドと共に光の国を訪れ、ゾフィーと再会を喜び合った後、ブリーフィングにも参加する。

必殺技

  • ダブルランサー

 のアンドロスポットから出現する宇宙ブーメラン『ダブルサーベル』の柄を伸ばして槍状にした、メロス最強の武器。

剣のようにして使用することも可能なほか、頑丈な柄を利用して敵の攻撃を防ぎ、高速で回転させ竜巻を起こすことも出来る。刀身を巨大化させれば「キングサーベル」にもなる。

一説ではウルトラセブンアイスラッガーを研究して作られたとも言われている。

グランテクター装備時には数倍にパワーアップする。

『大いなる陰謀』では、戦闘時に携行武器として使用し、最終的にEXゼットンハイパーゼットンを撃破する戦績を挙げた。

  • アンドロビーム

アンドロ超戦士4人共通の技で、額のアンドロスポットから放つ光線。エメリウム光線と同じく、エネルギーを調整することにより熱線と磁力線に使い分けられる。威力はメタリウム光線の数倍らしい。

『大いなる陰謀』では、タイガのスワローバレットと共に発射し、ハイパーゼットンを撃破した。

  • メロスワイパー

バゼリアの毒花粉などの敵の攻撃を無効化する防御技。

「メロスバリヤー」というバリヤー技も使えるようだ。

  • コスモクロス

アンドロ超戦士共通装備である手甲についた赤い手裏剣。

本編ではナレーションによる説明があっただけだったが、『大いなる陰謀』ではリブットのリモートカッターと共に人工ゼットン軍団へ放ち、トライスクワッドに加勢した。

  • メロスオーラ

全身からオーラを放ち、敵を焼き尽くす。

  • メロスギロチン

両腕に刃を作り出し、敵を切断する。

  • アンドロタイフーン

ワイドショットの30倍の威力を誇る必殺技で腕をL字に組んで発射する。

  • フラッシュクロス

体を大爆発させて周囲の敵を撃破する荒技。

  • コスモバズーカ

アンドロマルスの技。設定上はメロスも使用可能。

  • メロススペシャル

腕をT字に組んで放つエネルギー波。ストリウム光線との関係性は不明。

  • レスキュービーム

腕をL字に組んで放つ光線で、瓦礫や岩に押し潰された味方を救助するために使用される。

『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』の記述によればこの光線に該当する光線技が使えるらしい。

グランテクター装着時

  • グレートスパークレイ

グランテクターを装備することにより初めて使用できる、右腕から発射される、2本の破壊光線。連続で発射し、怪獣戦艦を破壊した。

  • ランサースパーク

グランテクターの力で数十倍にパワーアップしたダブルランサーから放たれる電撃光線。グア軍団の大幹部にして3人の軍団長の長兄モルドを倒した。

  • グランフリーズ

ランテクターを装備することにより使用可能になった、右手の先から噴射される冷凍ガス。

復活し、一度受けた攻撃は二度と通用しない体質を手に入れジュダを凍らせた。

  • ハイパーグランビーム

グランテクター版アンドロビーム。

他の4人のアンドロビームとの合同技に「レーザーショット・グランファイナル」がある。

  • グランスパーク

全身を発光させて敵の攻撃を無効化する。

  • 黄道の剣

アンドロ艇、グランテクターと共に三種の神器の一角を為すグランテクター装着者専用の剣。

メロスが使用することはなく、グア軍団壊滅後に現れたイドとの戦いでグランテクターを装着したアンドロマルスがこの三種の神器を装備してイドを倒したと言われている。

余談

マイナーな作品の主人公である為、永らく存在を忘れられていたが、大怪獣バトルRR第2弾のカードに抜擢された。

SSSS.GRIDMAN』第6話では、内海将新条アカネの手にした雑誌『宇宙船』の表紙テクターギアを纏ったウルトラマンゼロハンターナイトツルギと共に、アンドロメロスが描かれていた。