喜べ!お前をオレ様の子分にしてやるんだゾ。
CV:杉山紀彰
概要
誕生日 | 不明 |
---|---|
年齢 | 不明 |
身長 | 70㎝ |
出身 | 不明 |
趣味 | |
嫌いなこと | |
好きな食べ物 | ツナ缶、チーズオムレツ、焼いた肉、プリン |
嫌いな食べ物 | 青カビチーズが乗ったクラッカー |
主人公の相棒の魔獣(本作のオリジナルキャラクターと思われる)。
因みに鏡による召喚(本作のガチャ)での最初の城のシーンで彼がいるのはSSR確定演出の一つである。
人物
ビッグマウスでお調子者。主人公を子分と呼び親分を自称する(ただし周囲は主人公がグリムの保護者という扱いである)。
魔法が全く使えない主人公と二人一組で生徒と認められる。
一人称は「俺様」で語尾に「~だゾ」と付ける。
当人曰く天才で、いずれ大魔法士になると公言しているが地道な努力が嫌いなのか地味な授業は嫌う。そのためか座学の授業は苦手な様子で高頻度で脱走する。
魔獣なので人間社会の常識レベルの知識がないようで、主人公の代わりに質問をする役割などもある。努力嫌いからか成績はあまり良くないらしく、アズールの作った本来なら九十点以上は確実のはずの虎の巻ノートでの一夜漬けでも八十八点という有様であった(ただ、フォローするならば、主人公と同じくこの世界での基礎学習を受けていないうえに、スキーやハロウィーンなどといった一般常識も足りてないので致し方ないのかもしれない)。
目立ちたがり屋であり、キャーキャー言われたいという願望からマジフトの大会に出たがったり(エースが魔獣のグリムが出場するだけで目立つと言われたために余計に)、VDCへ参加を希望したり(予選落ちした)と自己主張は激しい。
ちなみにマレウスを『ツノ太郎』と命名したのはグリム(主人公から人物像を聞いて命名)。マレウスの話を聞いた際は、角が生えた人間なんて見たことないから見たいと言っていた。また、ドラゴンに憧れている。
学園長に食費がかさむと言わしめるほどのかなりの食いしん坊であり、出されたものは何でも食べる主義(第1章ではハーツラビュル寮の芝生の草まで食べていた)。
食べたときは食レポのような味のコメントをする。ただしカリムからの食糧過剰には限界を訴えていた。余談であるが、学園での食生活を経て多少食通になったのか、第4章では青カビチーズが乗ったクラッカーを嫌がったりしていた。ただし第5章にてラギーがタンポポを食べていたという話を聞いて、自分も食べようと思っているなど雑食自体は相変わらずの様子(ただしタンポポは芝生と違い普通に食べることができる)。
デュースによると、「何でもない日のパーティ」の度に必ず出席しては遠慮無しに食べているらしい(一応主人公も同伴させてるとの事だが)。
ナイトレイブンカレッジに入りたいと強く願っていたが、馬車が来なかったために自分から来たという経歴の持ち主。そのまま生徒に成りすまそうと棺桶の生徒から制服を奪おうとする。その開けた棺桶が主人公の入っていた棺桶だった。第4章で家族について語られるが、当人によると「気が付いたら独りぼっちで腹を減らして、ずっと何かを待っていた」らしい。
制服には憧れをもっており要求もしているが、サイズの問題から与えられず、代わりに魔法石を与えられている。
年齢は不明だが、エペルを女の子と間違えてテンションを上げたりと思春期の男子みたいなリアクションをしている。また、”美しき女王”を初見で「美人」と言っている辺り、一般的な審美眼はあるようだ。
『ゴースト・マリッジ』にて恋愛慣れしていない級友達をからかったりしており、恋愛にも多少の理解はある模様。
フロイドからは「アザラシちゃん」、ルークからは「ムッシュー・毛むくじゃら」、オンボロ寮のゴーストからは「グリ坊」、ケイトからは「グリちゃん」と呼ばれている。
容姿
グレーの毛並みにシアンの瞳をしており、胸にはイカムネ状の白い毛がある。
尻尾が三叉になった猫、あるいはタヌキと評される。タヌキと呼ばれると怒る。
耳にあたる部分は青い炎であるらしい。頻繁にタヌキと評されるが猫と評されることも多く、イデアのパーソナルストーリーでは彼に猫と見間違えられるシーンがある。またハロウィーンイベントでは、外部の客からも基本的に猫扱いされて可愛いと大評判であった(当人はかっこいいと言われたがっていたが)。
基本的には二本足で立っているが、移動の際は此方の方が速いのか四足歩行になる。
マジカルペンが持てないために首輪(?)のリボンに魔法石をつけている(ただし試験管などは持てるらしく、マジカルペンが本当に持てないのかは不明。しかし四足歩行になる事を考えると、手に持つよりも首に掛けている方が効率的なのかもしれない)。
リボンは元から身に着けていたが、裾はボロボロである。本編第1章では、ハーツラビュルの寮服の襟元の様な赤と黒のカラーのリボンを付けてもらっていたシーンもある。
魔法石の色はラベンダーカラー。
本編第5章配信・設定資料集で漸く判明したが大きさは70㎝と結構デカい。
しかも、設定資料集の身長比較表によれば尻尾抜きでその大きさらしい。
とても肩や頭に乗せられる大きさではない。
本編・イベントでの動向
主人公と合わせて二人で生徒として認められており、主人公が監督を任されている為、基本的には共に行動している。主人公の行く先には大体グリムが付いているとも、その逆とも言える。
本編
プロローグで初登場。主人公が入っていた棺桶をこじ開けて身包みを剥がそうとしたり入学式の式場である鏡の間を火の海にしたりと問題行動を起こし、学園を追い出される。
その後雨宿りの為オンボロ寮に忍び込み、再び主人公と会う事になる。成り行きでゴースト達を主人公と協力して追い払い、ゴーストに変身した学園長にも証明してみせた為学園に主人公と共に雑用係として残留する事を認められる。
それでもまた問題を起こしクラスメイト二人と一緒になって魔法石を破損させて退学騒ぎに追い込まれるが、代わりの魔法石を採って来た事により退学を解消、晴れて(それでも主人公と同伴でだが)学園の生徒として改めて認められる。
第1章
自分の寮で問題を起こしたエースと終始付き合う事に。寮全体の問題に巻き込まれていく。
第2章
寮の人数の関係で出られないマジフト大会の参加枠のお零れを貰う為に学園長からの仕事を請け負う。
第3章
期末テストで上位に入る為にアズールと契約するも「上位50位内に入る」という条件を果たせず、頭頂部にイソギンチャクを生やされ奴隷にされてしまう。
酷使される日々に疲弊し主人公に助けを求め、自分達を自由にする為の契約を結んだ主人公に同行した。因みにこの時初めて主人公の事を「監督生」と呼んでいた。
第4章
帰る家がないため主人公と共に学園に残る。ひょんなことからスカラビア寮へ招待され、ご馳走に舌鼓を打つが、豹変したカリムによって寮へ閉じ込められてしまう。ジャミルからこのカリムについてどうにかしてほしいと頼まれるがグリムは他所の寮の問題に巻き込まれる事にウンザリしていた。しかし主人公は二つ返事で了承してしまう。
第5章
目立ちたいの他、賞金でツナ缶を大量に購入するという目的もあってVDCの予選に応募。ダンスの評価はさておいて予選を突破できなかった(ジャミル曰く「さすがのヴィルもグリムを組み込むのは難しかった」)。
オンボロ寮の貸し出しには本選に出れないんだから嫌だと主張したが、協力したらヴィルとルークの賞金がもらえると聞いて協力を約束する(主人公はオンボロ寮の水回りの修繕を聞いて)。余談だが主人公からミッキーの話を聞いたとき、4章にて尻尾を踏まれる原因となったことから会って文句を言いたいと主張している。
後半にて主人公の言うツノ太郎と対面。どうやらマジフト大会でもマレウスを見ていなかったらしい(さすがに自分の行動で気絶した監督生を見て保健室にいたのかもしれない)。馴れ馴れしくツノ太郎と呼んだことでデュースに抑え込まれた。
イベント
ハッピービーンズデー
二人揃って農民チームに所属。豆を投げるのはあまり上手でない上にしていた食べたりしていた。
フェアリーガラ
妖精達に奪われた魔法石を奪還する為にファッションショーに潜り込む事に。二人はラギーと共に、魔法石が埋め込まれた女王のティアラをくすねる役目を担う。
ゴースト・マリッジ
花嫁ゴーストを奪還する花婿達第三陣と共に学園に乗り込む。ちなみにイデアが見初められたことに関しては疑問を口にしていた。
星に願いを
(二人で一人の生徒として認められる為、一つしか与えられなかった)願い星を主人公から譲ってもらい「大魔法士になりたい」と願い、瞬時にスターゲイザーであるデュースに渡すという子供っぽい一面が見られた(ただフォローするなら生まれて初めての行事であるのである意味、当然とも言える)。その後成り行きでスターゲイザーの願い星集めにオルトと共に奔走する事になった。
スケアリー・モンスターズ!
ハロウィーンの存在を初めて知る。
オンボロ寮のゴーストたちの自撮りに一緒に写り、その写真が半目であることを気にする。ハロウィーン当日ではゴーストたちからのプレゼントで主人公と共に”偉大な大魔法士”の仮装をする。ハロウィーンを楽しみ上機嫌であるが自身も写っている写真が大いにバズっておりやってきた客に囲まれる。ケイトによるとマジカメで人気のある猫も写っているからと言われたが当人は猫ではないと否定している。その結果、マジカメモンスターに囲まれ寮内外でも追いかけまわされた結果、ハロウィーンが楽しくないと文句を言う(実際に寮の内部にまで侵入されており、グリムじゃなくてもさすがに文句を言うレベル)。
マジカメモンスター撃退作戦にも参戦しており、その甲斐あって実行が危ぶまれていた最終日のパーティも開催が出来るようになる。
ハロウィーン実行委員達によるサプライズのパレードが繰り広げられた時には「サイコーなんだゾ!」と考え直した。パーティでご馳走をたらふく食べたりお菓子を集めたりと最後まで満喫し、ハロウィーンという日が終わるのが惜しく感じる程になっていた。
魔法
ユニーク魔法はない(そもそも存在自体知らなかった)が、火を吐く魔法を得意としている。学園に通ってからいろんな魔法をそれなりには覚えている様子。ただし火を吐く魔法を使う時に目をつぶってしまうという悪癖がある。プロローグでは、その欠点を主人公が指示をすることでカバーしゴースト退治を行った。
謎
彼の出自はオーバーブロット現象や主人公の転移に並ぶ、作中最大の謎でもある。
上記の通り当人も分かっていないが親の記憶がなく、「気が付いたら何かを待っていた」と言う。なお、その待っていた後の記憶もあやふやだったりしてどこで育ったかも不明。
また、グレートセブンやロイヤルソードアカデミーに星送りなどの世界の常識を知らない(特に星送りは世界中で行われている祭りであるため、エーデュースに驚かれた。さらにハロウィーンも知らず、それを聞いたリリアやゴーストたちは珍しくかなり驚いていた)のに、ナイトレイブンカレッジは知っていたりという矛盾がある(脱獄の定番でスプーンで穴を掘るということを知っていたが、そちらは学園生活で身に着けた知識という可能性もある。余談だが、頭が抜けたら大抵の場所は通れると考えており、人間の肩幅を理解していなかった)。
更に矛盾を挙げると、賢者の島がすごい辺境である田舎というのも理解していなかった。自力で来たならばそれなりに遠かった、行くのが大変だったという感想ぐらいはありそうであるが……(可能性としてこの島出身という可能性もあるがそれならば同じ島にあるロイヤルソードアカデミーを知らないという矛盾もある)。
警備が厳重であろう(大富豪の跡取り息子、王族が二人でうち一人は王位継承権第一位)ナイトレイブンカレッジに2回も侵入していたりと、潜在能力は不明(ただし他校の生徒がたまに遊びに来ていたりしているのでこれはこれで謎)。
また魔獣と評されているがどんな魔獣なのかは不明。そもそも人語を話す魔獣というのが普通なのか、それとも珍しいのかも謎。ただアズールなどから不思議な生き物と評されたりしていることから、なんという魔獣なのかも不明。人の言葉を話せるが、誰から人の言葉を教わったかや火を噴く魔法をどうやって覚えたかも謎である。
また戦闘の描写を見ると多少なりとも空中に浮いているような描写がある(作中のセリフから察するに、箒を使わずに空を飛ぶのは困難な様子)。
「大魔法士になりたい」という夢の理由も「俺様が偉大なる大魔法士になる為に生まれてきたから」と語られたが、切っ掛けなども不明。
最大の特徴として、オーバーブロットが起きた時に落ちている黒い石を食べることである。当人によるととても美味しそうな匂いがしており、静止も聞かずに食べている(2章で学園長は2度目の事件の後黒い石を探しており、3章でレオナはその石を食べているのを目撃した時に何かを考えている様子であった)。大半の生徒は「元々グリムが食い意地が張っていること、そして魔獣である結果ではないのか?」と思っており、呆れつつもあまり気にしてはいない様子。
4章では、スカラビアのオーバーブロットが起きた日の夜にベッドを抜け出してまで黒い石を探して食べている。瞳からハイライトを失い石を探す姿はまるで中毒であり、食べ終わった後も石を欲しがっていた。
5章では、前章と同様オーバーブロットが起きたその日の夜に再びベッドを抜け出す。心配して探しに出た主人公は学園中を走り回ってようやくグリムを見付けるが、そこで目にしたのはある人物(ネタバレ注意!)との戦いで崩壊したステージがマレウスによって修復された際に一緒に埋まってしまっていた黒い石を、目を爛々と光らせながら貪り食うグリムの姿だった。しかも今回は中毒を通り越して正気を失ってすらおり、主人公の事も分からないまま「これはァ……オレの石ダァッ!!!」と叫びながら襲いかかるという衝撃的な場面で5章は終わる。
チュートリアルのバトルシーン(最初のキャラ選びのシーンの直後に挿入されているが、後で見返す事はできない)で出てきた怪物の顔面は、彼の特徴である青い炎を纏っていたが…?
元ネタは厳密には謎であるが、猫に似ていることや所属している寮に似た建物を考えるとあるキャラクターのライバルが怪しい。それゆえか主人公が鏡の中のあるキャラクターと会話しているときは……。
関連イラスト
擬人化イラストもよく見られる。