概要
『仮面ライダーセイバー』に登場する、本作のライダー怪人。
黒い本棚に属するレジエルら幹部級メギドたちが「アルターライドブック」を使って生み出す本の魔人。
幹部級メギドが開いたアルターライドブックから放出された、大量の本が全身を形成する事で生み出される。
一冊につき一体というわけではなく、アルターライドブックの伝承に沿って誕生し、一冊から複数の同個体や全く別々のメギドが生まれる場合があるなど多岐に渡る。
幹部級メギドから手渡されたブランク状態のライドブックを開く事で、現実世界の一部を異世界・ワンダーワールドへと飛ばし、アルターライドブックの伝承に準じた方法で破壊活動を行う事で世界を乗っ取り、アルターブックの内容を完成させる事を使命としている。
メギドが破壊した世界は徐々に燃えた本の様に変化してじわじわと浸食していく。
空洞状の目と口を持つ青白い顔と骨格を思わせる白黒の甲冑のような共通のボディを持ち、まるで骸骨か亡霊がアルターライドブックの伝承のモチーフを鎧として着込んで武装したような姿を持つ。
また、体の何処かに埋め込まれたような本の意匠が2つあり、そのうちの1冊には、生み出した幹部級メギドを表す紋章と呪文の様に書かれたモチーフのカタカナが刻まれている。本の意匠からは戦闘員・シミーを作り出す事ができる。
各アルターライドブックのモチーフに由来する能力を扱うほか、ブランクのライドブックを用いた常識が通用しない攻撃、取り込んだワンダーライドブックの能力を駆使する者もいる。また、通常の武器は一切通用せず、倒せるのはライダー達の持つ聖剣とワンダーライドブックの力のみ。
最大の特徴として所持している「アルターライドブック」が失われない限り何度でも復活・再誕生させる事ができ、第3章でセイバーに倒されたゴーレムメギドが破壊活動を行っていた。
また、各幹部ごとに生み出される魔人たちのモチーフジャンルもそれぞれ異なっているという特徴を持つ。
新型メギド
第16章から新たに登場したメギド。目次録の影響でワンダーワールドが見えるようになった人間に対し、幹部が謎のアルターライドブックを埋め込むことで変身させる。
詳しい詳細は該当記事を参照。
一覧
ジャンル・幻獣
「幻獣」のジャンルを司る幹部・レジエルが生み出すタイプのメギド。神話や伝承に伝わる怪物たちがモチーフ。
名称 | アルターライドブック | CV | 登場章 |
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ゴーレムメギド | 岩石王ゴーレム | 白熊寛嗣 | 第1~3、剣士列伝、21章 |
メデューサメギド | メデューサ蛇伝 | 斉藤貴美子 | 第7~8、17章 |
ゴブリンメギド | いたずらゴブリンズ | - | 第11~13、17章、萬画バスター |
ジャンル・生物
「生物」のジャンルを司る幹部・ズオスが生み出すタイプのメギド。ジャンルの通り、生物がモチーフ。
名称 | アルターライドブック | CV | 登場章 |
---|---|---|---|
ハンザキメギド | ハンザキサンショウ王 | 間島淳司 | 第3~4、21章 |
ピラニアメギド | ピラニアのランチ | 平川大輔(雄個体)、森島亜梨紗(雌個体) | 第5~6章 |
スパイダーメギド | ゲッティングスパイダー | なし | 萬画バスター |
ジャンル・物語
「物語」のジャンルを司る幹部・ストリウスが生み出すタイプのメギド。物語に登場する人物がモチーフ。物語の登場人物であれば人外も含むためモチーフの幅は最も広い。
動物がモチーフであっても、生態そのものについて描かれた本でなければこちらの分類になる。
全ジャンル
「幻獣」、「生物」、「物語」の3つの属性の力を併せ持つ、特殊なメギド。
名称 | アルターライドブック | CV | 登場章 |
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デザスト | デザスト | 内山昂輝 | 第4章~ |
余談
担当声優には比較的、特撮作品に出演する頻度が低い声優が起用されている傾向が強い。
今作の作風の影響もあってか、前作の怪人であるマギアが無機質かつ機械的に相手を襲う事から明確な意思疎通が取れない不気味さを醸し出していたのに対し、メギドは主役側のライダー達と普通に会話も交わせる上に(意図的でなくとも)罵倒されると激昂するといったコミカルさが見られる。
関連タグ
神話怪人、ファントム:「神話の幻獣、怪物」をモチーフとしたライダー怪人。
バグスター:「物語の登場人物」(こちらはゲーム)をモチーフにしたライダー怪人。
イマジン:「物語の登場人物」をモチーフとしたライダー怪人。基本的には生物モチーフが多いものの生態的には幻獣やそれ以外も一応ある。
メギド王子:メギドを冠した特撮悪役繋がり。