ク~クックックック…。
声優は子安武人。
プロフィールだぜェ~
カレーについては、アニメではカレー風呂を楽しんでいる一面を見せるが、原作ではそれほどカレーに執着している訳ではなく117話で「カレー作りに夢中になっている」と軽く振られた程度で、182話でようやくカレーを主体としたお話が掲載されている。そのお話では、正体不明の人物から通信が送られたのをきっかけに初めてカレーに興味を持った模様となっている。謎の人物にクルルをして「イヤなヤツ」を言わしめるほどより巧みに乗せられた事で、カレー作りに熱中させられる事となるも結局は「カレーだぁ?けッ、くだらねェ」と言い切っていた。単なる憎まれ口なのかどうかは不明である。ただし、172話では夢中になってるカレーをニセモノと言われ動揺しているシーンもあった。
モアについては、純粋なので極めて真っ直ぐ自分を見てくることからと苦手意識を抱いている。
秋につては年上(人妻)好きらしく、特に彼女は容姿・性格ともに彼のストライクゾーンだったため、暇とタイミングさえあれば秋のことを日向家中に仕掛けた隠しカメラで観察している。アニメでは、遂には情熱が頂点に達し、秋をモデルとしたスーパーロボットまで建造してしまうという、間違った熱の上げようを見せたことも……。ただ彼女には自分の毒舌が通用しないため、苦手としている部分もある。そういった点を考えると「いろんな意味で苦手」なのかもしれない。
なお、嫌いな食べ物はすき焼きであり(アニメ版137話より)、ケロロ達がクルルの分を手配したのを台無しにしつつ、すき焼きにカレールーを混ぜてめちゃくちゃにしつつ肉を独り占めしてしまった。
説明だぜェ~
ケロロ小隊の作戦通信参謀で階級は曹長。以前は前例のない速度で昇進した少佐だったが、性格が災いし軍部情報をいたずらに操作したツケで、上層部の反感を買い曹長に降格された。
階級はクルルが上だが、ケロロの隊長素質の件でケロロの方が隊長にふさわしいので、隊長においての階級の逆転があり彼の階級は実質的な意味は持ち合わせていないらしい。
年齢はケロン周期で6000歳(地球人換算で二十代相当)。ケロロ・ギロロ・ドロロより年下で、タママより年上。
普段は日向家の地下にある小隊の秘密基地で、自室であるラボに引きこもって電子機器をいじったり情報収集にいそしんだり、ネット生活を満喫したりと、悠々自適に過ごしている。また、小隊の輪に入らず単独で侵略に近しい事もしていたようで、小隊への視察の際には、それなりの侵略成果がデータの数値として判明された。
ケロロ小隊の情報処理とメカニックを担当している。ケロロロボをはじめ、小隊のメカや侵略作戦用アイテムは、ほぼクルルの開発品である(『アサシン大豆』や『侵略用の花』等バイオ技術にも長けている)。無論、腕前は超一級で、ケロンスターの複製以外(アニメではケロボールやタイムマシン系の技術でも対応できない)であれば大抵の分野は対応できている。アニメ255話によれば、惑星麻酔(プラネットアネスシージャ)のように惑星全体の時間をも止める発明を作れるらしいが、時間を完全に止めると意思疎通が出来ないという理由で時間の流れを極めて遅くした発明を作っていた。
原作208話で、ブラックスターからは5つ星の評価を与えている描写もあり、一見おかしな発明でもブラックスターは有効活用している描写もあった。
特に「条例パトロールマシン 723号」は夏美好きの小雪に対するメタ発明として機能、ゲーム感覚で戦おうとした電波系の睦実に対しては、いきなりの「小さいけど油断できないラスボス」で仰天させてからの「メイゾン・エナジー」でのフヌケ化で応戦していた。(桃華メタの「フユキロボ」はケロロ作)
一方、発明品に変なこだわりを見せ、かえって作戦をおじゃんにしてしまうこともしばしば。(前述の「723号」はケロロとタママにも攻撃を加えてしまい「メイゾン・エナジー」は自分すら制御しきれなかった。節分回で使用した銃は鬼ではなく雷様の力を付与する物でケロロは結局雷で黒焦げになる等)
自他共に認める嫌なヤツであり、陰険・陰湿・陰鬱・根暗な性分。相当ひねくれており、自ら「嫌なヤツ」を演じて楽しんでさえいる。
大抵の騒ぎの原因がケロロ・タママ・クルルだがその中でも特に一つ頭抜けているトラブルメーカーであり、そのトラブルさえ娯楽として楽しんでしまう酔狂さを見せる。もちろん、彼にも本気で困ることや怒ること、真面目になることもあるが。その際には眼鏡にヒビが入ることも多い。
作中最大のトリックスターである一方、隊の危機や恩義のある人物のために動いたり自分から悪役を買って出るなどなど、単なる「嫌なヤツ」に収まらない漢前な部分も隠している。(ケロン星で有名と言われているタレントが友人だからとチケットを回して来た)
当人なりにも「嫌なヤツの美学」というものを持っており、「一見やられたように見せかけて、最後の最後で勝負をちゃぶ台ごとひっくり返す」「相手がすっかりいい気になったトコロでいっきに突き落とす」「やられたら一番イヤなことを最も効果的なタイミングで3倍にしてやり返す」といったこだわりがある。
しかし、アニメ版ではギロロの問題部分も押し付けられているのか、
- 報告すると言っていた訓練でケロロ達を本気で叩き潰してしまう(なお、ケロロ自身も冬樹に説得されたため訓練を中止しようとしかけたが結局、真面目にやる事にした)
- 事もあろうにケロン人相手に暴走するプログラムを組み込んだパワードスーツを作る
という描写があった。
反面(頭の良いキャラの宿命としてか)運動は苦手で自ら戦闘(特に肉弾戦)を行うのは好まず、自分の役割もあって滅多に最前線に出ることは無い。視力も悪い模様で、眼鏡を紛失したり壊されたりすると慌てふためく事もある。
また、新ケロロへはそれなりの興味はあるものの、彼から「博士」呼ばわりされることを嫌い、またクルルスタイルを使いたがらない事に対して苛ついたりしていた。
ちなみに、原作ではアルコール類に強い一方で少食がちな所もあった。逆に、アニメでは健啖家のような一面を持ち、大好物のカレーやボルシチだけでなくスイカなどでもガツガツ食べる描写も見られる。
彼の声は普段はダミ声だったり渋かったり高かったりのどちらかだが、「サブロー対クワイエット星人」などでの超冷静モードでは、きれいな子安声になる。彼が本気を出す際には、中央司令室内部のクルルの席やクルルズ・ラボから続いている地下深くのコンピュータールームの中に籠もりひたすら作業する事も多い。
人物関係だぜェ~
ペコポン人
パートナーは北城睦実(623)。アニメではサブロー。特に623はクルルの作った「実体化ペン」を愛用しており、原作ではそのペンをそのまま睦実に、アニメ版では一度奪われたのをサブローに譲る形でプレゼントした事が挙げられている。
(なお、上記の208話ではブラックスターが「クルル少尉の特許兵器『実体化ペン』」と、実体化ペンを使っている睦実に言うシーンがあるが、上記の「少佐」のミスか、クルルが少尉時代の時に実体化ペンを作ったのかは不明)
アニメ版では623の正体バレを阻止するため審査員の好みを調べ上げてからオーディションに向かい見事阻止している等、ケロロ以外とあまり馴れ合わない性格のクルルが友人として真面目に付き合っている描写がある。一方で夏美の様な感情的な人物に対してはその分手強く、セクハラや大掛かりな嫌がらせをしなければ、以外にも常に優勢な立場を振舞っていた
ちなみに、クルルは普段日向家の地下の研究所に籠もりっきり(原作ではそれに加えて睦実が都内のマンションに住んでいる)である関係で、クルルと睦実(サブロー)が二人で関わり合う事は少なく、大抵は他のキャラに紛れる形で関わる事が多い。
また、上記の人妻の一方で夏美の様な感情的な人物に対してはその分手強く、セクハラや大掛かりな嫌がらせをしなければ、以外にも常に優勢な立場を振舞っていた。
小隊内など
アンゴル=モアには上記のような苦手意識はあるが、彼女のオペレーターや裏方を引き受けてくれる振る舞いから作戦・非常時の連携は非常に良好。また、モアが自身の衝動(ストレス)により彼女の意志で封印された時には全力で対処する等、クルルからはモアへの特別な想いを伺わせる描写も見られる。
小隊内ではケロロと特に仲が良く、ケロロロボやゴッドケロン等と言ったメカをケロロの趣味に合わせた仕様にしてあげたり、初めてペコポン侵略に出発する際に遅刻してしまったケロロを間に合わせるよう手配する、夏美が迷子のケロロを探しているのを唯一手助けする、ケロロが病に倒れた際にはクルルが医療担当ではないゆえに期待するなと念を押してもケロロから期待されると相当心配そうにしたりする等、睦実並に二人の絆が描かれている事もある。
また、ギロロを先輩と呼んではいるが、よくからかって遊んでおり、特にアニメ後半期ではそれっぽい態度を装っていじり倒していた。ただし、ギロロからはクルルの不真面目な態度に気に食わない様子で、実際にはギロロからの一方的な敵視と言った感じが強い。いずれも、ケロロやギロロの要領の悪さにはクルルの懸念材料になっている模様。
トロロ新兵とはガルル小隊侵攻以前にハッカー同士として関わりがあり、トロロがケロン軍本部のサーバーに何度も不正侵入しようとしたのを、クルルが返り討ちにしていた。
(後のガルル小隊侵攻でトロロとのハッキング対決に応じた際に思いだしている。なおこの件で、トロロはクルルをトラウマにしていた)
ちなみに、睦実(サブロー)とのメールで、公式にクルルの顔文字が出てきた(「@皿@」という顔文字)。
俺様の主な発明品だぜェ~
クルルの作った発明品は大抵彼のトレードマークである渦巻き模様が描かれており、また地下基地内部に建てている彼の研究所の名前にちなみ「クルルズ・ラボ」というブランド名も存在している。
なお、下記以外にもさまざまな発明品や侵略兵器が存在する。それについては「ペコポン侵略」を参照してほしい。
実体化ペン
主に睦実(サブロー)が使用しているペン。そのペンで物を描くとそれが実体化し、描くものもそのまま絵で書いたり文字で書いたりしても効果を発揮する。また、ペンに描かれるものも紙だけにあらず壁や虚空に描いても可能となる。やろうと思えば武器の量産が簡単になるため、侵略の手助けにも大きく貢献してくれる。
睦実(サブロー)の立場の関係上、実体化ペンも原作やアニメで扱いが異なる。
原作
クルルと睦実が初めて出会った時には使用されていないが、クルルが睦実にケロロ小隊のメンバーの捜索を依頼する代わりに実体化ペンをそのまま睦実にプレゼントした。
開発が困難である描写は存在せず、227話ではそのペンを欲しがる新ケロロに対して「K-STYLE」を使って開発するよう勧めた事もある。同話では下位種と言える「試作型 実体化ペンクレヨン」が登場しており、新ケロロはケロロ軍曹の手助けの為に地球そのものを出そうとしたが、その名通り試作型で効力に劣るためペンそのものと共に壊れてしまった。
アニメ
当初は白と黒の2本存在しており、その内の白いペンがサブローに奪われお互いの実体化ペンを用いた戦闘が行われたが、クルルの実体化ペンで出した宇宙植物がクルルに歯向かうのをサブローが助けてあげたのをきっかけに、白い実体化ペンをそのままサブローにプレゼントする形で譲ってあげた。ちなみにクルルの黒い実体化ペンはタママのタママインパクトによって焼失してしまっている。
白いペンは「326」、黒いペンは「966」の数字が書かれており、またユーザー認証機能が存在しており登録した人以外が使おうとしても反応しない。また、原料のひとつに「コレデナイト」が必要となるが、希少な鉱石であるため量産が出来ないという。
夢成長促進銃
読みは「ジンセイガニドアレバガン」。撃たれた相手の体を若返らせる光線銃で、撃たれた人の記憶は保持されるが性格などは変化後の年齢に基づかれる。女体化などで体その物に異変がある場合はそれを無かった事にする事もできる(原作219話)。ちなみに服まで変化するかはまちまちで、初登場となる原作23話では服の大きさはそのままであった。
新・夢成長促進銃
読みは「オトナノカイダンノボルガン」。上記とは逆に撃たれた相手の体を成長させる。形状の違いとして、向こうは銃の先端の突起部分が丸っこかったがこちらは尖っている。
地球動物兵士化銃
読みは「ハコブフエルソシテタビラリガン」。アニメ版はボクラハミンナイキテイル銃。ピクミンの頭の形をした光線銃で、動物をそのまま擬人化させられ、能力や性格は撃たれた動物の品種や元の性格に基づく。ただし、原作166話のクルルによると、解除条件や有効時間等が不明瞭であるのが理由で兵器としては欠陥品であるとの事。
原作221話では逆バージョンと言える地球人動物化銃(オトコハオーカミナノーガン)が登場し、人間を動物に変えることが出来るらしいが夏美に没収された。形状の違いとしては元が葉っぱであった部分がこちらでは花になっているという違いがある。
気象衛星兵器炎魔割
アニメ版は人工衛星こまわり。天気を操る人工衛星で、天気のコントロールが出来ないペコポンをこちらの有利な天候に変えて侵略しようと企てた事もあった。
原作では登場頻度が少ないがアニメ版では多くなっており、中でも289話ではオプションとして「ダレカイイヒトデキタノネシステム」が登場しており、その効果が言っていた嘘が現実になるという規格外の性能を持っている。ただし人格の改変は出来ないようで、そこまで全知全能の力をもたらす訳ではない模様。
地球人”夏美”専用専守防衛型強化服
厳密にはケロロ小隊一同で開発した発明品であり、盾のひとつにクルルのマークがあしらっている。武器をケロロが、防御性能をギロロが、機動性をクルルがそれぞれ発案した。緊急事態に備えてギロロが夏美に渡しており、ガルル小隊の襲来以降でも夏美のバトルシーンでよく使われている。
なお、収納時はドクロマークが描かれた赤いボタンのような形をしているが、アニメ版で初登場した38話のみチョーカーのような形をしており、こちらでは「攻撃」「戦闘」と言った言葉(同音異義語含む)に反応したり自らの感情が高ぶった時に強制的に変身する機能が付いていた。
アドリブ
ケロロ小隊メンバーを演じる声優は、しばしば脚本にないアドリブのセリフを言うことがある。中でもクルルは劇中で最もアドリブが多いキャラとされており、演じる子安武人氏が自由にアドリブを放つことから、一部の視聴者の間では各話で「クルルのアドリブを探す」という遊び(?)が流行っていた。
特に吹っ飛ばされる(メガネが割れる)シーンでアドリブが出やすく、クルルが歌っていた「カレーの歌」や「パードゥン?」などもアドリブである。
ちなみにケロロの「ゲロゲロリ」も子安氏の影響で放った渡辺久美子氏のアドリブであり、原作では一言も発していなかったが、後に逆輸入された。
俺様のゲームでの性能だぜェ~
ゲーム作品では「拳で戦わずアイテム等を使って戦う遠距離キャラ」であることが多い。
「ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊」では仲間の援護や強力な呪文を覚えるキャラとして戦う。
また、超必殺技は全ての作品で「クルル時空」に統一されている。ただし効果は様々であり、「ケロロ軍曹メロメロバトルロイヤル」では相手を吸い込んで攻撃、「ゲーム版 超劇場版ケロロ軍曹シリーズ」では敵を麻痺させる、「ケロロRPG」ではランダムでステータス変化などがある。
ケロロ軍曹メロメロバトルロイヤル / メロメロバトルロイヤルZ
コマンド | ボタン | 技名 |
---|---|---|
必殺技1 | △+→ | リフレクターシールド |
必殺技2 | △ | 俺の子守唄でも聴いていっちまいな! |
超必殺技 | R2 | クルル時空・改(Ver.黄泉比良坂) |
横必殺の「リフレクターシールド」は相手の飛び道具を跳ね返すことが出来る(ただし、跳ね返せないものもある)。通常必殺は相手を睡眠にさせることが出来る。また、他のキャラとは違い、ガードしながら歩くことが出来る。
ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊
通常の「わざ」は少ないが回復や攻撃魔法が多く、遠距離で戦うことが出来る。
人称・口調・口癖・呼称だぜェ~
関連人物の呼称と変遷だぜェ~
人物 | 呼び方 | 呼ばれ方 |
---|---|---|
ケロロ軍曹 | 隊長 | クルル(曹長)、博士 など |
タママ二等兵 | タママ君、ガキ | クルル先輩 |
ギロロ伍長 | (ギロロ)先輩 | クルル |
ドロロ兵長 | ドロロ(君) | クルル殿 |
日向冬樹 | (日向)冬樹、日向弟 | クルル |
日向夏美 | (日向)夏美 | クルル |
北城睦実/サブロー | 623/サブロー | クルル |
東谷小雪 | 東谷小雪、小娘 | 博士 |
日向秋 | 日向秋 | クルちゃん |
アンゴル=モア | アンゴルちゃん | クルルさん |
新ケロロ | 本隊ちゃん | 博士っぽい人、博士のお兄さん |
俺のイラストを見て、逝っちまいな!!
関連タグだぜェ~
関連人物だぜェ~
ケロロ軍曹:小隊の隊長兼悪友(?)
タママ二等兵:小隊の後輩
ギロロ伍長:同じ小隊の先輩で、よくクルルに弄られる。
ドロロ兵長:同じ小隊の先輩だが、絡みが殆ど無い。
日向秋:モロタイプだが、同時に天敵。
アンゴル=モア:天敵その2。あまりの純真無垢さによくしてやられている。
ガルル中尉:少佐時代の補佐(当時の階級は伍長)