概要
横浜市営地下鉄の路線で、市の北部から横浜都心部を経由して南西部まで路線が伸びている。グリーンライン開業に伴い、ラインカラーの青色をとってブルーラインの路線名がついた。関内を境に、北側が3号線、南側が1号線となっているが、両者は原則直通運転するため実質1つの路線扱いとなっている。集電方式が直流750V第3軌条式の路線であり、パンタグラフはついていない。
運行区間はあざみ野駅~湘南台駅間で総延長40.4kmと長く、全線通しだと1時間以上かかる。所要時間短縮のため2015年7月18日からは日中時間帯に快速が運行されている(速達運転区間は新羽~戸塚間)。
快速列車は上永谷駅と新羽駅で普通列車と連絡、また普通列車は新羽駅折り返し・踊場駅折り返しの区間列車を設定するダイヤが組まれている。
- 因みに略称は英語ではBLになるが、けっしてあれではない。
- 駅の総数32は、2002年に開催されたFIFAワールドカップの参加国数と同数であり、これを利用して、応援する国を一駅一か国ずつ決めるという企画も行われた。
- 列車は3000形電車、3扉6両編成で、全列車がワンマン運転を実施。
延伸計画
横浜市営地下鉄ブルーラインは現在、小田急の新百合ヶ丘方面への延伸が検討されている。実現されれば、稲城市や多摩市から横浜都心部へのアクセスが向上される。計画としてはあざみ野からすずかげ台を経由して新百合ヶ丘に到達するものである。
2020年1月21日、新百合ヶ丘への延伸ルートが決定し、あざみ野駅から横浜市青葉区の嶮山、すすき野、川崎市麻生区の王禅寺を経由して新百合ヶ丘駅へと至る路線を、2030年の開業を目指すとしている。
- 計画の阻害になっていた川崎市営地下鉄が白紙になった為、準備が始まっている。横浜市や川崎市だけでなく小田急電鉄や東急電鉄も、新百合ヶ丘駅延伸に賛成している。
- 田園都市線の乗客の一部が小田急に流れると予想され、更に小田急多摩線や多摩モノレールから横浜方面への利便性も向上が見込まれる。
駅一覧
●は停車駅、ㇾは通過駅。
駅番号 | 駅名 | 普通 | 快速 | 乗り換え路線 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
B01 | 湘南台 | ● | ● | ||
B02 | 下飯田 | ● | ● | 相鉄いずみ野線ゆめヶ丘駅に近い。 | |
B03 | 立場 | ● | ● | ||
B04 | 中田 | ● | ● | ||
B05 | 踊場 | ● | ● | ||
B06 | 戸塚 | ● | ● | ||
B07 | 舞岡 | ● | ㇾ | ||
B08 | 下永谷 | ● | ㇾ | ||
B09 | 上永谷 | ● | ● | 退避可能駅 | |
B10 | 港南中央 | ● | ㇾ | ||
B11 | 上大岡 | ● | ● | 京急本線 | |
B12 | 弘明寺 | ● | ㇾ | 京急に同様の駅がある。 | |
B13 | 蒔田 | ● | ㇾ | ||
B14 | 吉野町 | ● | ㇾ | ||
B15 | 坂東橋 | ● | ㇾ | ||
B16 | 伊勢佐木長者町 | ● | ㇾ | ||
B17 | 関内 | ● | ● | JR根岸線 | 工事すれば退避可能な構造になるが… |
B18 | 桜木町 | ● | ● | JR根岸線 | |
B19 | 高島町 | ● | ㇾ | ||
B20 | 横浜 | ● | ● | ||
B21 | 三ッ沢下町 | ● | ㇾ | ||
B22 | 三ッ沢上町 | ● | ㇾ | ||
B23 | 片倉町 | ● | ㇾ | ||
B24 | 岸根公園 | ● | ㇾ | ||
B25 | 新横浜 | ● | ● | 2022年(令和4年)度に東急新横浜線、相鉄新横浜線が開業予定。 | |
B26 | 北新横浜 | ● | ㇾ | 開業時は「新横浜北」であったが隣駅との誤乗降が多発した為、現駅名に改称された | |
B27 | 新羽 | ● | ● | 退避可能駅 | |
B28 | 仲町台 | ● | ● | ||
B29 | センター南 | ● | ● | グリーンライン(G04) | |
B30 | センター北 | ● | ● | グリーンライン(G05) | |
B31 | 中川 | ● | ● | ||
B32 | あざみ野 | ● | ● | 東急田園都市線 | |
(嶮山) | |||||
(すすき野) | |||||
(王禅寺) | |||||
(新百合ヶ丘) |
※()内は未開業・建設予定区間
利用状況
ブルーライン全駅合計1日平均乗降人員
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 940,776人 |
2009年(平成21年)度 | 981,545人 |
2010年(平成22年)度 | 984,875人 |
2011年(平成23年)度 | 978,925人 |
2012年(平成24年)度 | 998,223人 |
2013年(平成25年)度 | 1,034,959人 |
2014年(平成26年)度 | 1,027,983人 |
2015年(平成27年)度 | 1,049,758人 |
2016年(平成28年)度 | 1,062,898人 |
2017年(平成29年)度 | 1,075,512人 |
2018年(平成30年)度 | 1,099,912人 |
2019年(令和元年)度 | 1,088,229人 |