「貧乏でも努力した奴が勝ってこそ ドラマじゃねーのか」
概要
搭乗車種 | トヨタ・カローラレビン 3ドア GT-APEX(AE86前期) |
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ボディカラー | ハイテックツートン |
主な外装パーツ | トヨタ純正リップスポイラー・サイドマットガード、TRD製リアスポイラー・カーボンボンネット(ボンネット変更は原作第二部から)、レイズ製ホイール(原作第一部)→タケチプロジェクト製ホイール(原作第二部)、メッシュ化フロントグリル(原作第二部) |
ナンバー | 熊谷56 よ 73-212 |
声優 | 松本保典 |
埼玉県秩父市周辺に住み、飯能市と横瀬町の境にある正丸峠(旧国道ルート)をホームコースとする走り屋の青年。
秋山和美の兄で、同じ県内の走り屋チーム(チーム名は不明)を束ねる秋山延彦とは従兄弟同士である。
職業と年齢は明らかにされていないが後述の坂本(頭文字D)とは呼び捨てとタメ口で話し合う事から、プロジェクトDの埼玉遠征時では26歳前後と思われる。
原作では喫煙者という設定であるが、アニメ版では喫煙シーンが一切ない。
普段は特定のチームに所属していないが、プロジェクトD編では延彦が立ち上げた「埼玉北西エリア連合」チームに助っ人として加わっている。
また峠が専門ではないラリーストの坂本を延彦に紹介するなど交友関係が広い。
作中で中里毅と共にプロジェクトDのダブルエースとバトルをした事のある数少ない人物で、主人公の藤原拓海以外で高橋啓介とは2回戦っている。
自分と同じ凄腕ハチロク(AE86)乗りである拓海の噂を聞いて興味を持ち、群馬県を訪れた際偶然知り合い同士になった和美と武内樹を通して拓海に接触する。
パーソナリティ
どちらかというと強面だが普段は基本的にフレンドリーで年下にも丁寧に接し、妹の和美をいつも気にかける善良な人物である。
しかし公道レースやそれに使うクルマの事になると人が変わったように熱くなり、乱暴な言動を取るなど闘争心を剥き出しにする。
またセブンスターリーフの末次トオルと同じく潤沢な経済的環境にあるわけでない事から、クルマに大金を使うという考え方における執念が強い。
後述する愛車への後付けターボ(排ガス式過給機)による改造はコスパの良いパワーアップを求めた結果であり、その後のスーパーチャージャー(機械式過給機)への換装もメンテナンス代を惜しんで走り込みを続けた結果エンジンをブローさせてしまったのがきっかけであった。
そのため金欠を補うために人一倍にメカニックについて勉強している。
ブローした拓海のスプリンタートレノのエンジンが載せ換えられた際、父文太の独自ルートによって通常では手に入れる事がかなり難しいレース用エンジンを一目見て見抜いており、それに気づいていなかった拓海を軽蔑して皮肉的な台詞を言う一幕もあった。
そんなわだかまりを持ったまま拓海と自身のホームコースである正丸峠で対戦し、持久戦の末敗北。
クルマだけでなく拓海の突出した才能を認めるようになった。
以降はより落ち着きのある性格を見せるようになり、走り屋とハチロク乗りの先輩として拓海にアドバイスをしたり、食事に誘うほどまでの仲となった。
また今カレとトラブル中の和美を非常に気にかけていたイツキがフラれた際は心配し、拓海に対して「イツキには気の毒な事をしてしまった。あんなふざけた妹を早く忘れろと伝えてくれ」という主旨の発言をしている。
二度のバトルを通して啓介ともかなり良好な関係となり、ニセプロジェクトDによる騒動の際は延彦らとともに拓海や啓介たちにも協力。
その情報網で迅速な特定の実現に寄与し、発見したニセモノにいち早く接触。
相手の実力を見抜いた上で懲らしめるべく、「ドリフトを見せてほしい」と一芝居を打ってカマをかけた。
アニメ版の完結編最終回には、延彦や坂本と共に神奈川県でのプロジェクトDの最終決戦に応援で駆けつけて拓海の勝利を見届けた。
愛車
拓海と乾信司と同じく現役のハチロクドライバー。
他の二人がスプリンタートレノであるのに対し、渉のハチロクは兄弟車のカローラレビンである。
またグレードとスペックは全く違うが、同じ年代のレビン(AE85)に乗るイツキから憧れを持たれている。
渉がハチロクに乗る理由は、当初は「古い車というハンデキャップを逆手にとって相手を追い詰める事が快感だから」というある意味で屈折した下剋上根性によるものであった。
しかしながらその後、「なんでこんなにハチロクが好きなのか自分でも分からない」とも語っており、また「どこまで現役の(公道レースでの)戦闘機として通用するか」や「(後年車である)FD(RX-7)を撃墜してやる」などの発言から、渉が自身のハチロクレビンに特別な愛情を持っていると思われる描写がされている。
初登場時のエンジンは後付けターボによるターボチューン。
最大で280馬力ものパワーを絞り出し、下りでも啓介のFDと張り合えるほどの実力であったが、代償として大きいターボラグのある「ドッカンターボ」仕様であった。
そのためコーナー出口でマシンの挙動が乱れてもアクセルを戻さず、カウンター(逆ハンドル操作)だけで押さえ込むような変則的なドライビングスタイルを我流で身につけて、バトルでは立ち上がりでの加速でカバーしていた。
その後スーパーチャージャーへと換装し、ドライバビリティの弱点を克服している。
ドラテクの腕前も、先行後追い方式でプロジェクトDのダブルエースと長時間に渡り互角の勝負を演じるほどではある。
しかし、拓海とのバトルでは「道幅がかなり狭いからこちらがミスをしない限り抜かれる事はない」と思い込んで一瞬集中力が切れた時に抜き去られたり(アニメ版では拓海の荒技もあった)、啓介とのバトルでも大雨と長期戦で集中力が切れ始めてワイパー操作の瞬間にグレーチング(路面の排水溝の網)に足元を掬われてスピンしたりと、ドラテクとは別の要因で敗北を喫している。
MFゴースト
北関東で有名なハチロク使いとなった渉はその後プロドライバーとなり、全日本ラリーやジムカーナ、ツーリングカー選手権で活躍する存在になっていた。
またリョウ・タカハシらと共にMFGの立ち上げにも携わり運営理事としてもその名が知られている。
拓海の近況を知る数少ない人物であり、第3戦のザ・ペニンシュラ真鶴で解説を務めた際に(かなりオブラートに包みながら)彼が健在であること、そして既婚者になっていることを語った。