演:長内美耶子、高樹澪(劇場版)/豊田ルナ(トリガー ※)
※ シズマ・ユナとの二役
概要
ウルトラマンティガ
3000万年前の地球に存在した地球星警備団の団長。
ある日地球に落下してきた隕石。それをTPCが回収し、GUTSが調査した際に内部から出てきたタイムカプセルのホログラムとして姿を現した。
そしてこのカプセルが地球に降った時には地球に大異変が相次いで起こり、その前兆として大地を揺るがす怪獣ゴルザと空を切り裂く怪獣メルバが復活し、そして大異変に対抗するための存在である光の巨人ウルトラマンティガの存在を告げた。
このユザレの警告こそが物語の幕開けとなったのだ。
度々超古代人の末裔であるマドカ・ダイゴの前に幽霊の如く半実体化して現れ(ダイゴにしか見えない)、超古代の事を教えたり、「あなたは人であり光である」と告げる。そしてその言葉がギジェラとの戦いにおいてダイゴ/ティガが人間の選択に干渉する行為に打って出たきっかけにもなった。
そのタイムカプセルは人工知能を有しており、2大怪獣の事件以後も解読は行われていたが第28話の時点でもTPCは全ての解読に至ってはおらず、ダイゴがティガに変身することは周囲にバレていなかった。
実は彼女はGUTSのイルマ・メグミ隊長の先祖であり、終盤においてイルマそっくりの顔で子孫である彼女の前にも現れ、地を焼き払う悪しき翼ことゾイガー出現が大いなる闇の襲来の前触れであると予言する。
ウルトラマンティガTHE_FINAL_ODYSSEY
超古代遺跡ルルイエにて復活したカミーラ達3人の闇の巨人に対して子孫であるイルマを守るように現れる。当然彼女そっくりの姿である。そして3人とシビトゾイガーが出られないようにルルイエに結界を張った。
尚タイムカプセルはオーパーツ保管庫に保管されていた。
実は闇の巨人ティガダークとしてカミーラたちと共に文明を滅茶苦茶にしたティガを光の戦士に引き戻したのはユザレであった。
そしてルルイエに張った結界は100年しか持たない上に、しかもティガがティガダークになれば消滅するのだとし、カミーラらと遭遇したダイゴの求めに応じて超古代滅亡の最後の真実を見せた後、決断を迫る。
ULTRAMAN ANOTHER UNIVERSE
ダイゴという青年と行動を共にしている。こちらでは幼い少女の姿となっている。
ウルトラマントリガー
『ティガ』のリスペクト作品である本作においても登場。
3000万年前、トリガーと共に闇の軍勢と戦った「地球星警備団」を統べる超古代人の巫女。白髪であることを除いてシズマ・ユナと同じ容姿をしている。
ケンゴの夢の中に何度も現れ、「あなたは光であり…」というメッセージを送る。ゴルバーやカルミラが甦った際に幻覚として現れ、防御壁を張るなどの力を見せる。カルミラとも面識がある模様。
なお、演者の豊田ルナはシズマ・ユナも演じている。メインヒロインと演者が同じということから、風貌も含めて、この作品のあの彼女を思い出した人も少なくない模様だが、果たしてこの配役の意味するところは……?
余談
『ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人』ではイザレの巫女と言う彼女とイルマに似た人物が登場するが彼女がユザレの子孫なのかは不明。
当初、脚本を担当した右田昌万は、『ティガ』本編でもユザレとイルマ隊長は高樹のダブルキャストを考えていたが、周囲に反対されたため、長内に変更された。しかし、最終的に本編が終盤に差し掛かって以降のユザレも高樹氏が演じている。
関連タグ
並行同位体…「分岐した別の歴史の同一存在」だが、果たして『ティガ』と『トリガー』の二人のユザレの関係は?
※ここからは『ウルトラマントリガー』のネタバレになるので注意して閲覧すべし!!※
『ウルトラマントリガー』第3話「超古代の光と闇」にてユザレとユナの関係が明らかとなった。
実はユザレの思念体がユナの身体に憑依していたのだ。と言うのも彼女の母方の先祖がユザレであるかららしい。
闇の巨人の一人であるヒュドラムはそれを知ってユナを拉致し、エタニティコアの在処を迫ったがまだ彼女は覚醒しておらず、更にユナを狙っていたイグニスが乱入、その上にケンゴとアキトもユナを探しにやってきたためヒュドラムは撤退した。
第5話においてダーゴンがユナを襲撃している所から見ても闇の巨人たちがユザレを狙ってユナを襲撃する事は今後もあると思われる。
なお、アキトと父のミツクニはユナ本人にこのことを知らせておらず、彼女自身は自分の身に起きていることを当初は知らなかった…が、第8話で自分の意識が途切れる寸前に目の前のダダを吹き飛ばす瞬間を目にしてしまったことから遂に自分の身に何か異変が起きていることを知ってしまい、アキトにそのことを詰問することになる。
そして第9話にて18歳の誕生日を迎えたユナは父から自分の中にユザレの思念体が宿っている事を知り、その理由は母のユリカの血筋が関係している事も知った。
更に第11話でケンゴが超古代に意識を飛ばされた際、図らずも直接接触していたことが明らかになった。その際に温かな光を発するケンゴをルルイエ(超古代の言葉で希望という意味)と称して、エタニティコアへ接触しようとする闇の巨人たちを止めるよう嘆願しながらエンシェントスパークレンスを託す。
そして第12話で見事トリガーダークをウルトラマントリガーに変化させたケンゴの強い想いに応えるべくエタニティコアの欠片をトリガー=ケンゴに託し、闇の三巨人を石化して封印し、指輪を残して消滅。その後の現代で形見の指輪を触媒にしてユナとアキトの前に思念体として現れ、巫女の宿命とエタニティコアの欠片をユナに託したことで、グリッタートリガーエタニティが誕生した。