プロフィール
年齢 | 22歳 |
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身長 | 165cm |
CV | 日笠陽子 |
概要
本作のメインキャラクターの一人。
《導力映画》界におけるトップ女優。女優としてのプロ意識は高く、仕事においては一切の妥協をしない。作品の完成度を高めるために濡れ場等の過激なシーンも演じているが、事務所からは良い顔をされていない模様。
根は常識人かつ善人であるためか、義に厚い一面を持ちサルバッドで出会った踊り子姉妹であるサァラとシャヒーナの面倒も見ている。
本業とは別に裏の仕事も持っている(後述)。しかし、ジュディス本人はどこか抜けた性格とそそっかしく早合点しがちな一面を持ち、それが原因で醜態を晒し弱みを握られてしまうことも。
裏の顔
その裏の顔は(ユーザーからはバレバレだったが)カルバード共和国では義賊と謳われる怪盗グリムキャッツである。
世間にはバレないようにしてはいるが、ヴァンやフェリのように観察眼があるものには言動以外にも映画でのアクションとグリムキャッツの戦闘スタイルからあっさりと看破されてしまう(アーロンも初遭遇で見抜いている)また遊撃士協会もその正体を薄々察しているが、「一般市民からの通報がない=悪人からしか盗まない」為か半ば黙認している。リゼットの所属するマルドゥック社でもその正体を掴んでいる模様。
後にアニエスやリゼットもサルバッドにて共闘した際に雰囲気とノリでその正体に気付いている。
ジュディスの実家は舞台女優の母親とシャンソン歌手の祖母がおり、3代揃って芸能一家。そして先代と先々代のグリムキャッツでもある。14歳の時に女優業と怪盗業を同時にデビューし、それ以来二足の草鞋を履く生活を送っている。。本人によると幼少期に“とある農村”が舞台の恋愛映画を観た事が切っ掛けで女優を目指すようになったったらしい。首都イーディスの旧市街に住む老人はジュディスの祖母のファンであり、彼女に面影を重ねている。
裏社会に身を置くだけあり、祖母から共和国だけでなく大陸中で災いを引き起こしたカルト教団の存在を聞いており、クロスベルの事件もある程度把握している。
原理は不明だが変身は自動で着替えることが可能で、戦闘中に変わる場合は特別な変身バンクが用意されている。また身体の一部のみを変化する事も可能であり特定の技を使用する場合は手だけ変化させている。
グリムキャッツの姿で登場する度に《ゲネシス》が反応しているが、詳細は不明。
黎の軌跡
第二章序盤から登場。首都の上水道を怪盗の姿で移動していた際に、CIDの委託依頼を受けた《アークライド解決事務所》の面々と遭遇。自身の早とちりが原因で彼らと戦闘になるが、自身の所持するXiphaのアラームが鳴った事で戦闘を中断しその場を去る。
その後首都の映画館で自身が主演する映画「ゴールデンブラッド」の舞台挨拶に参加、客席に居たヴァン達に気付く(鑑賞したヴァンとフェリもジュディスの“正体”に気付いていた)。映画館を出たヴァン達が《黒月》のツァオ・リーと会話しているのを影から目撃し、ヴァンが只者でないと警戒するようになる。
第三章では自身が参加する《サルバッド映画祭》にテロの予告状が届いた事から、同じ事務所の後輩であるニナ・フェンリィとの共同依頼という形で《アークライド解決事務所》に映画祭の警備を依頼する。なおニナが依頼したのがヴァン達だと知らなかったため、当初は信頼出来ないとしていたがヴァン達が到着直後から感じたサルバッドの異変について聞いたことでその認識を改め一応信頼する事にする。
ヴァンとアーロンが夜のサルバッドに情報集に出た際には跡を付けており、彼らが仕事を終えたサァラを自宅に送っている場面を目撃。彼女がヴァンの言葉で感極まっていた場面を泣かせていると勘違いした事で激昂し怪盗の姿に変身、戦闘を仕掛ける。
誤解自体はサァラが割って入った事で解決するが微妙な空気になり、捨て台詞を吐いてそのまま立ち去った(この戦闘でアーロンもその正体に気付いた)。違法ドラッグやアルマータの資金援助を受けて勢力を拡大させていた映画会社社長が口封じにかかるなど、様々な事件があったが映画祭自体は開催される事となる。しかしアルマータの介入により映画祭が混乱に巻き込まれアークライド解決事務所の面々と怪盗の姿で共闘し、解決に導く。
その後ゴシップ誌「バズレイダー」によるスキャンダル騒動が起き、ほとぼりが冷めるまで共和国きっての温泉地「龍來」に避難することになり、その後偶然慰安旅行に来ていた《アークライド解決事務所》の面々と再会する。アークライド解決事務所一行と一緒に来ていたユメに懐かれた事により、ヴァン達と改めて親交を深めていく。
ユメがメアに身体を乗っ取られて行方不明になった際には追跡に同行している。メアを追い掛けた先で《斑鳩》の副長で《白銀の剣聖》の異名を持つシズナ・レム・ミスルギと遭遇。ヴァン達と共に戦う事になるが興が乗った彼女が切り札である《神気合一》を披露し、更に戦闘を行おうとした際には啖呵を切って戦闘を終わらせた。
その後隠れて不意打ちをしようとしていたアルマータの幹部の一人《鏖殺》のアリオッチと邂逅し、前述の啖呵を気に入られてしまい頭を抱える事となった。
第五章序盤でクレイユ村がアルマータの仕業によって壊滅した際には、アークライド解決事務所がある雑居ビルの空き部屋に賃貸契約し転がり込みヴァン達と共に行動し情報を集める。
アルマータが本拠地を構える旧都オラシオンで開催された謝肉祭にはアークライド解決事務所のメンバーとして参加。後述の《銀》とは本編の選択肢次第で共闘か敵対する事となる。
スターとしての優雅な雰囲気と裏腹にかなりの努力家であり、自身で映画館に通い自分の出演した作品を観ている観客を観察して自分の演技を研究するなど見えない部分で努力を重ねている。そのせいか、他人から自分の作品や自身の事を称賛されると素直に喜んでしまう一面を持ち「我ながらチョロい」と思っている。
伝説の凶手と呼ばれる銀(イン)こと、クロスベルの劇団アルカンシェルの看板女優であるリーシャ・マオは同じ時期に先代から名と立場を受け継ぎ、ほぼ同時にデビューした関係。時に対立し、時に協力してお互いを高めあった「戦友」である。
基本的に同年代相手にも丁寧に接するリーシャが、呼び捨てかつタメ口を交わす程親しい仲である。
事務所のメンバーに正式に加入したのは第五章と遅いが、その性格や面倒見の良さからムードメーカー的な存在となり打ち解けるのが早かった。
「女優」と「怪盗」の存在を両方知るのは表の世界では事務所のメンバーだけらしく、素の自分でいられる事から居心地の良さを感じているのと「モンマルト」の食事を気に入ったため「バズレイダー」のゴシップ騒動が終わった後も部屋を借り続けている。事務所メンバーの一員として行動する際は、原理は不明だが、髪型と髪の色を変化させサングラスを掛けて行動している。
バトルスタイル
ジュディス自身の得物は流星鞭(ステラビュート)。鞭による通常攻撃は近接武器を用いるヴァン・アーロン・ベルガルドよりもリーチが長いのが特徴。オーブメントの固定属性は幻×2・時×1。
クラフトも相手を引き寄せて鞭で薙ぎ払う「クリミナルビュート」、相手に鞭を打ち込み、鞭をゴムのように反動させて敵に突撃して引っ掻く「ワイルドスナッチ」のほか、投げキッスとともにカードを敵に投げつける「トワイライトキス」、そして前述のグリムキャッツに変身することができるほか、Sクラフトはグリムキャッツに変身しつつ、鞭をタイトロープに見立てて敵陣に突撃する「グリムナイトワルツ」がある。
また自身が初期装備としているホロウコアが魔法系のため、後衛に立ち、アニエス・カトルと同じく魔法攻撃で攻めても戦えるキャラクターでもある。
余談
アーロンからは『黙ってりゃ良い女』と称される通り、持ち前の美貌と抜群のプロポーションから、間違いなくとびきりの美人……なのだが。
その性格や言動、グリムキャッツの時でも間の抜けた言動があまりにも多いためにグリムキャッツで出くわしたフェリも『ロマンが壊れた』、ヴァンからも『中身が残念すぎる』、『お間抜け怪盗』と散々言われている。
以前アルマータとの関与を疑ったマクシム・ルーガンや、シェリド公太子の護衛であるナージェの前で勝手に自分がグリムキャッツと明かすという大失敗を連発している。
身体のボディラインが強調される大胆なグリムキャッツのスーツを見たヴァンとアーロンからは『痴女』や『子供の教育に悪い』と称され、それが本業扱いされるという事務所メンバーからはかなりぞんざいに扱われている。また「熱いお風呂に入らないと疲れが取れない」「全て片付けたらビールが飲みたい」と言うなど何処か親父臭い一面があり、カトルからツッコまれている。
七耀暦1208年に公開されている主演作の映画『ゴールデンブラッド』は大好評・大ヒットなのだが、その主人公の設定や展開から自分がお色気キャラで定着しているのにはかなり悩まされている上に、そのポンコツぶりが母と祖母からもため息をつかれてそれどころか、際どい場面を撮らされる点も難色を示された挙げ句に『美貌とプロポーションを安売りせずに婿捜しの武器にしろ』、更には『手近な男で身を固めろ』など、ヴァン達の知らないところでも散々な目に遭っている。
映画館で変装していない状態で観客と遭遇した際には「ゾーイ(ゴールデンブラッドでの役名)の役者がこんな露出の低い服を着ているはずがない」と言われてしまい、ヘコむ姿が見られる。ちなみに攻略本添付のDLC衣装はこのゾーイの衣装である。
対人関係
ヴァン・アークライド――作中で最も早く正体に気付き、その後も仕事の依頼などで出くわすが、事故でセミヌードを見られるという帝国の英雄と同等のハプニングをやってしまう。似たような変身をする者同士。また年齢が近いことと性格の相性が良いためか、お互いの本音を言い合える関係でもある。更にヴァンが映画への造詣が深い事から、彼とは作品での演技や撮影方法について意見交換する場面もある。
アニエス・クローデル――《アークライド解決事務所》のアルバイト助手。首都の上水道で怪盗としての姿で遭遇し、彼女が口にした「CID」の単語で戦闘に突入することに。戦闘後は彼女とフェリに対して「悪い子たちじゃない」と評している。後にサルバッドでの事件で共闘し、正体を悟られる。その後は同僚となり「受け継いできたものを大事にしたい」という彼女の気持ちにシンパシーを感じている。
フェリ・アルファイド――《アークライド解決事務所》のアルバイト助手。同じく首都の上水道で遭遇。猟兵として観察眼がある事から「ゴールデンブラッド」を観たことで正体を見抜く。フェリにとって初めて観た作品で、彼女が映画にハマるキッカケとなる。龍來で再会した際には素直な感想を口にしてしまい、ジュディスを喜ばせると同時に凹ませてしまった。
リーシャ・マオ――同年代で同じ時期に裏稼業デビューして以来、張り合ったり共闘したりと裏稼業での親友でライバル。リーシャにとっても、敬語を使わず呼び捨てに出来るほどの仲。彼女がクロスベルに拠点を移して舞台女優をしている道には納得していなかったが、オラシオンで納得する。同時に想い人の存在も知り、そちらだけは先を越されたと思っている模様。
《鏖殺》のアリオッチ――アルマータの幹部。スクープネタから隠れた龍來で遭遇した際にシズナに対して切った啖呵を気に入られ、オラシオンでのゲーム中に『ゴールデンブラッド』を鑑賞、戦闘中であるにも拘わらずにその再現をしてのけたジュディスに見とれ、最後の戦いでも映画の感想を告げており、図らずも乾ききった彼の人生を潤し、ジュディスにとっても敵以上に一人のファンの面が強かった。
ニナ・フェンリィ――同じ事務所の後輩で、最優秀女優賞を巡るライバル。が、ジュディスの知らないところでニナは自らを女優として偽物のように扱っている節がある。
サルバトーレ・ゴッチ――顔馴染みの監督。映画監督としての情熱や仕事への真摯さは信頼しているが、際どい場面を撮らされることが多いためにそのスケベ親父ぶりには辟易している。
関連タグ
シェラザード・ハーヴェイ――同じく鞭使いでありジャンルは少し違うが演者でもあった元遊撃士。
イリア・プラティエ、ヴィータ・クロチルダ――クロスベル自治州の舞台女優とエレボニア帝国のオペラ歌手で、大陸西部のスーパースター。元殺し屋の二人組が引き合いに出した映画女優はジュディスの模様。
ブルブラン――同じく仮面の怪盗繋がりな人物、互いに面識があるのかは不明。
サラ・バレスタイン、神速のデュバリィ――それぞれ『黙っていれば美人なのに中身が残念』、『ポンコツ』という共通項がある。
???――裏の人間でもあり、祖母からその存在と悪行は聞かされていた。
黒羽快斗、丹羽大助――同じく家業で代々怪盗をしているキャラクター。
イリス(魔法少女リリカルなのは)--中の人繋がりで髪型が似ているキャラクター。表向きは幼馴染の願いを叶える為に協力していたが、裏の顔は(彼女自身も騙されていたが)とある人物への復讐の為に幼馴染を利用した復讐鬼であった。
ノゾミ(プリコネ)--中の人繋がりでこちらはアイドル活動をしている。