概要
ソンダー化した元GGG職員の犬吠埼実がCライン武器交換パーツ格納庫にあるガオーマシンの予備パーツと融合したゾンダーロボ。ゾンダーメタルは、額に位置している。
海上でビッグボルフォッグと対決、ファイナルフュージョンマニュアルを行ったガオガイガーと互角の展開に持ち込むも、「勇者の証」を持っていない偽者に勝利は無く撃破され、ゾンダー核を摘出され、護により浄解される。
しかし、度重なるヘル・アンド・ヘヴンの連発はガイの肉体に深刻なダメージを蓄積させ機能停止寸前に陥らせた…
性能
ゾンダーロボであるため、例に漏れずゾンダーバリアを展開し、再生能力も高い。
格納庫にあるガオーマシンの予備パーツを取り込んだため、ガオガイガーの技を使う事が出来る。とされているが、ブロウクンマグナムを使う際にオリジナル機の右の下腕と拳が互いに逆方向に高速回転する機構を再現できなかったのか、右腕部そのものを高速回転させつつ、足りない逆の回転力は右肩ごと高速回転させて補っている。この補いによってオリジナル機のブロウクンマグナムを相殺している。
ガオガイガーとは異なる部分として、右腕のブロウクンマグナム用の推進機関が外に露出しているのを利用して、推進力を活かした強烈なパンチを行う事も出来る他、ゾンダーロボ特有の有機的なボディを利用して肘を伸縮させた殴打と言った技も披露している。
基本的に右手首のみで、左腕には手首が無かった。そのためかビッグボルフォッグとの戦闘は終始右腕の殴打のみである。しかし、ガオガイガーがヘル・アンド・ヘブンを放った際に、左腕から手首が露出して見様見真似のヘル・アンド・ヘブンを放てているため、単に収納されていただけである。
スペックも技の威力は総てがガオガイガーとほぼ同等。しかし、猿頭寺が指摘した通り、勇気を欠いていたために、最後のヘル・アンド・ヘブン対決で押し負けている。
胸部にドリルガオーの予備パーツから取り込んだであろうドリルが取り付けてあるが、本編で特にこれと言った使われ方は無かったが、ゲーム作品などでは相手を掴み、ドリルで削る攻撃をするらしい。
その他、左腕のプロテクトシェードの機構やそれを応用したプラズマホールドも取り込んでいるはずだが、防御装備としては特に使用される事が無かった。
犬吠埼実
猿頭寺にコンピューター開発主任の座を奪われ逆恨みした元GGG職員。ゾンダリアンのペンチノンに誑かされゾンダー化する。
詳細は該当記事を参照。
スーパーロボット大戦シリーズでの活躍
スーパーロボット大戦シリーズでは「ガオガイガーの偽物ロボ」というインパクトによる知名度や人気の高さや、ソール11遊星主を除くとガオガイガーシリーズの敵ロボットでは何気に希少な「主人公機とほぼ同じ体格の人型に近いロボ」であるためか、何かと重宝されている。
作品初出演の第2次αに出たのは勿論、ゲーム開始時点で既に原作基軸的には原種編に入っていて本来の出番が過去のものとなっている第3次α、BX、Tでも登場しており、特にBXとTに関しては番組前期のゾンダーロボの中で唯一の出演という優遇っぷり。
さらにWでは初登場の際に宇宙の騎士テッカマンブレードのキャラである相羽ミユキを体内に取り込んでシナリオのボスユニットになるというストーリー上の見せ場があったり、Tでは技術者繋がりかマイトガインのウォルフガン、30でもバイオネット製作の「疑似ゾンダーロボ」や覇界王の配下である「覇界の眷属」(ゼロロボ)として出演している。
余談
設定資料では「ガオゾンダー」という名称があり、スパロボWでは「カオカイカー」、ファンの間では「ゾンダーガオガイガー」、「偽ガオガイガー」等の愛称で呼ばれている。調査ファイルでは「GGGメカパーツロボ」とも呼称されている。
尤も、偽とは言っても意図したものではなく武装が同じなのは単なる偶然で、 さらにコアであるギャレオンを含めて足らない部分も多いため、全体的には似ても似つかないフォルムになっている。
number、14.5に於いて先にEI-15が出ていたが、そちらが諸事情でEIナンバーから外された事でこちらに15番目のEIナンバーが登録されている。
関連タグ
覇界王…こちらもガオガイガーを模した敵。
パルパレーパ・プラス…EI-15とは別の意味でガオガイガーのネガと呼べる敵。
レプリガオガイガー…ガイガーの複製が本物のガオーマシンと合体した『影の勇者』。ガオガイガーを模している点こそ同じだが、パイロットまでコピーしているため本物以上の戦闘力を持っている。
ゴルソドラン…『黄金勇者ゴルドラン』に登場したゴルドランの偽物ロボット。
ブラックマイトガイン/ブラックガイン…『勇者特急マイトガイン』に登場したマイトガイン(ガイン)のコピーロボット。但しこちらは最終的に味方になった。
アナザーライダー…ある意味同類。