「僕の風水は固定されたよ。これで僕は最高の運勢を手に入れたんだ!」
CV:島田敏
概要
数多のジャリュウ同士の殺し合いを制し、最後の1体になるまで勝ち残った事で創造王リュウオーンからパワーを授かり、最強の進化形態へと生まれ変わった第4の邪悪竜。赤い東洋龍の竜人と言うべき姿を持ち、首の中央と両肩と両大腿部の側面に緑色の宝珠が埋め込まれているのが分かる。更に肩と胸部を覆う鎧を上半身に身に纏い、その中央には陰陽のマークが有る他、四肢の各部分も赤や黒のタイルを幾重にも重ねた様な装甲で覆われている。その外見に似合わず一人称は「僕」で口調も割と柔らかい。
体内に発電器官を持っており、風水を中心とする占いの知識にも詳しく、劇中ではプレシャス「風水羅盤・竜眼」で自身の運勢を最高にすると同時に地龍の力を増幅させ、それを自らの内に取り込む事によってパワーアップせんと目論んだ。
活躍
風水羅盤・竜眼を強奪する場面に明石達5人が居合わせた為、そのままボウケンジャーと交戦。
風水羅盤・竜眼の力によって自身の風水を最高のまま固定すると、逆にレッドの風水を超最悪に固定してその場は撤退する。その影響からか、普段から占いを信じない明石には立て続けに不運に見舞われ、命にすら関わる様な危険な状況に陥ってしまう。
撤退後は自身の風水の知識を活用し、地脈の流れを変える事で強力な龍穴を人工的に作り出し、風水羅盤・竜眼で地脈のパワーを増幅させる。
そこへ再びボウケンジャーが駆け付けた為に交戦となるが、他のメンバーから幸運アイテムを受け取ったレッドの姿を見てリュウオーンと共に笑い転げる。とは言え、開運アイテムの効力が効いたのか、超最悪の運勢を多少なりとも抑えられたレッドの手で風水羅盤・竜眼を奪い取られてしまい、そのままレッドゾーンクラッシュを喰らい敗北。それと同時にレッドの超最悪の風水の固定も解除された。
すると次の瞬間、リュウオーンから龍穴の中に蹴り落とされた事により、地龍の力を取り込み巨大化。
当初の目的だった、地龍の力によるパワーアップの恩恵によって能力が格段に強化され、口からの超高熱火炎と強力な落雷を繰り出しダイボウケンとサイレンビルダーを圧倒するも、呼び寄せた4台のゴーゴービークルによって、今度は自身の風水をパラレルエンジンによって増幅された風水羅盤・竜眼で最悪へと固定されてしまった挙句、最期はスーパーダイボウケンのダブルアームクラッシュを止めに喰らって爆散した。
余談
- モチーフは東洋龍と『五星戦隊ダイレンジャー』の大神龍。折しもダイレンジャーは風水や気功の考えを取り入れた戦隊である為、親和性の高いモチーフと言える。
- テレビ朝日の公式サイトにおける「ネガティブシンジケート」の項目の説明欄では地龍の力によって巨大化した際、設定上は「ボウケンジャーに増幅を阻止された為に通常の力しか得られなかったが、発電器官で雷雲を発生させる能力を得て、局地的な電撃攻撃だけでなく、広範囲への気象攻撃が可能となった」と記述されていた。
- 声を演じた島田氏は『特捜戦隊デカレンジャー』のバリス星人アッティカ・アルパチ及びパイロウ星人コラチェク以来、2年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となり、翌年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』では臨獣バブーン拳ヒヒの声を担当している。
- 番組の終わりの恒例のコーナー・「今日のスーパー戦隊」では、『未来戦隊タイムレンジャー』が紹介された。
関連タグ
轟轟戦隊ボウケンジャー ネガティブシンジケート ジャリュウ一族 邪悪竜
ドラグレッダー:『仮面ライダー龍騎』に登場した赤い東洋龍繋がりのミラーモンスター。
マグマード・ドラグーン:『ロックマンX4』に登場する赤い東洋龍モチーフのボス。
物部布都:同じく風水を操る程度の能力を持つ東方Projectのキャラ。
オミクジワルド:15年後のスーパー戦隊に登場した相手の運を固定させた怪人