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水澤悠の編集履歴

2022-02-10 12:47:00 バージョン

水澤悠

みずさわはるか

『仮面ライダーアマゾンズ』の主人公の1人にして、仮面ライダーアマゾンオメガに変身する青年。

「守りたい物は守る。人でもアマゾンでも」

「僕が狩るのは、アマゾンだけとは限らないって事だ!!」


演:藤田富

概要

仮面ライダーアマゾンズ』の主人公の1人にして仮面ライダーアマゾンオメガに変身する青年。年齢20歳。


本編の2年前までは病気が元で昏睡状態が続いていたらしく、故にそれ以前の記憶がない。

野座間製薬の特殊研究開発本部長を務める水澤令華の養子であり、彼女からは自宅(水澤家とは別宅)からの外出が一切認められていない。その為か、大きな水槽で熱帯魚を飼育する事が趣味になっている。

自分が弱いからこそ、他の弱い者に対しても優しい気持ちを持つ温厚な性格の持ち主。良く言えば穏やかな好青年、悪く言えば箱入り息子であり、世間知らずなところを見せる。


虚弱体質であるという理由で母から定期的に投薬を命じられているが、投薬の度に謎の衝動が湧き上がるために本人はあまり好んでいない。


実は定期的に投薬されていたのは食人という抑えきれない本能を抑える為に必要不可欠な“アマゾンズレジスター”に内蔵されているのと同じ薬品であり、その正体は人食いの怪物アマゾンであった。

アマゾン細胞を植え付けられた人間という可能性もあるが、令華からは「実験体とも仁とも違う第三のアマゾン」と呼ばれている。


その為、投薬を拒んだある日、本能に導かれるようにノザマペストンサービス駆除班コウモリアマゾンとの戦闘に遭遇すると、アマゾンアルファの変身に呼応する様に自身も緑色の化け物(トカゲアマゾン?)へと変貌してしまう。


その後、アマゾンアルファ=鷹山仁に連れ去られた彼は、仁の住み家にて「アマゾンの真実」や「自身の運命」を聞き、「近い将来に人を食べるくらいなら駆除されたい」と後ろ向きな態度を取っていたが、そんな彼の態度を見かねた仁のパートナーである泉七羽から『アマゾンズドライバー』を譲り受け、アマゾンオメガとして人間とアマゾンとの激しい生存競争の戦いにその身を投じて行く…。


その正体(Episode13/最終回のネタバレ注意!)

「勝手で済まないけど、僕はこれでいい! 僕は、僕の声に従う!」

「僕も…あなたが狩りをやめない限り、ゆっくり生きられない!」


その正体は、アマゾン細胞に人間の遺伝子(提供者は水澤令華本人)を組み込んで生み出された人造人間

そのため、(実に歪んだ誕生経緯ではあるが)遺伝子的には令華の実子と言える。彼女曰く「最高傑作」。

なお生まれたのは本編開始2年前であり(昏睡状態も真っ赤な嘘)、20歳はあくまで外見年齢ということになる。


劇中で大量の肉(タンパク質)を摂取するだけで致命傷手前から数時間で全快するなど、一線を画す回復能力を持っていたのはそのため。

アマゾン細胞そのものを培養して生み出されたアマゾンたちとは違って食人衝動は全く見られないが、代替とでも言うように猛烈な闘争本能を抱え持っている。


カニアマゾンの経営するレストランの事件で、食人衝動を抑えて人間として静かに暮らして行きたいと思っているアマゾン逹との出会いを切っ掛けに、例えアマゾンであっても(覚醒前の状態で、「人間として静かに生きていきたい」と考えているという条件付きだと思われるが)、人間もアマゾンも関係なく守りたいものを守るという決意を固め、駆除班や仁と袂を分かち、自らの意思で力強く歩いて行く道を選んだ。


season2(ネタバレ注意!)

お前は誰だ。

「人はアマゾンを殺し過ぎた…」


EPISODE2「ORPHANS」のラストシーンから登場。ウニアマゾンを駆除した千翼らの前に突然ジャングレイダーに乗って現れ、アマゾンオメガに変身した。


5年の年月を経て心身共に成長した為か、野生的な戦闘スタイルが多かったseason1に比べ、アマゾンアルファのような理性的な戦闘スタイルに変化しており、アマゾンネオカラスアマゾンの二人がかりでも苦戦したバラアマゾンを単独かつノーダメージで終始圧倒するなど、格段に戦闘能力が向上している。変身時の「アマゾン」の掛け声も静かで落ち着いた物となっている。

前述の回復能力も凄まじく、season1最終回でオメガがアルファとの戦いで負った小さな傷は既になく、かつては生死に関わる傷であった腹部貫通も貫かれたまま行動し戦闘終了後によろめきつつも歩き去れるなど、耐久力も格段に向上。戦闘能力も相まって最早不死身に近い。

また、イユの父親である星埜始とも面識があり、彼がアマゾンとなって家族を全員喰い殺した際、自身の手で始を殺害。カラスアマゾンとなって蘇生したイユの事は「彼女は眠らせてあげるべき」と考えている様子。

4Cからは最上級のターゲットとして追われている他、4Cに加入した美月がアマゾンに有効な圧裂弾の取り扱いに長けていると知り、「ありがとう、いつかはそれを使ってもらう事になるかも知れない」と告げた。


season1のラストで1000体のアマゾンと共に姿を消してから5年の間、人間と戦うことを決意したマモルと別れ独自に行動していた。同時にアマゾン狩りを続けていた仁と幾度となく交戦するが、仁はトラロックの後遺症に苦しみ精神が壊れかけていたため、殺す機会はあったが結局殺すことができなかった。そのせいでさらにアマゾンが狩られ、また人間から守ってはくれるが人間と戦ってはくれないためにマモルとの間の溝はより一層広がってしまう。

そんなある日、仁を追ってきた大学で偶然始と出会い彼と交流が始まった。仁の恩師である始はアマゾン細胞についても知っており、彼と共に人間とアマゾンが共存できる研究を手伝っていたことが判明。この時、実験室を訪れた生前のイユとも面識ができた。

そんな中、仁と七羽の間に生まれた実子である千翼のことを知る。行方をくらました七羽と千翼を仁の手から遠ざけるため、二人を追ってかつて七羽の住んでいた所を訪れた仁の前に立ち塞がり交戦。この戦いの中で仁の両目を傷付け、仁の視力が著しく低下する原因となった。

そして上述の始の誕生日に起こった惨劇に幕を閉じるべく、自らの手で始を殺害した。


再び表舞台に姿を現してからは溶原性細胞の一件を止めるべく行動し、水源を調査しに来た美月にオリジナルの腕を提供。新種のアマゾンのことには協力する代わりに、マモルたち本来のアマゾンには配慮を求めた。

その後志藤ら旧駆除班と合流。彼らのスポンサーからネオアマゾンズドライバーを与えられる。そしてオリジナルについて調査するため、かつてマモルたちが拠点にしていた山奥の洋館に旧駆除班の面々と美月と共に向かい桁違いのアマゾンの気配を察知、その正体である透明なアマゾンを発見し、攻撃に遭う。それこそが溶原性細胞のオリジナルであるクラゲアマゾンだった。オリジナルを守るために襲い掛かってきたマモルたちとの戦いの中でネオアマゾンズドライバーを装着し、アマゾンニューオメガに変身する。


最終回ネタバレ注意

当初の目的通り、仁と共に千翼と交戦し、彼を殺害。全てが終わった後、美月が持っていた圧裂弾を自身に向けさせ駆除させようとするも、彼女の悠に生きて欲しいという意志により駆除される事なく生存した。


生き延びた彼はその後、どんな道を歩んでいくのか?


物語の結末は「最後ノ審判」へ…。

















「最後ノ審判」ネタバレ注意























2年後、深夜の山中にて4Cに追い詰められるも、土壇場で自分を殺させまいと立ちはだかった美月と共に川に転落。流された先で辿り着いた切子聖園ムクに助けられ、園長である御堂からも歓迎される。

しかし、アマゾンの襲撃を切っ掛けに切子聖園の実態が『人間がアマゾンを食うための、アマゾンの養殖施設』だと知り、激しい憤りを覚えるが、ムク達がそれを知りながら受け入れていることに苦悩する。


その後、醜悪な人間の本性を目の当たりにしたムクが、死への恐怖から自分を殺そうとした料理人達と客である政治家を逆に殺害。

そこに駆けつけた悠は「汚れてしまった」と震えるムクを説得し、彼女と共に施設へ戻ると食事中の子供達へ「食べたり食べられたりなんて、そこらじゅうで虫も動物もみんなやってることだ! そんなの偉くもなんともないよ!」と語り、それに影響されたアマゾン達を見た御堂は本性を露わにして「家畜の分際で人間様に楯突くんじゃない」と激怒。御堂が変身したネオアルファと交戦し、ネオアマゾンズドライバーを破壊されながらも子供達を逃がそうとするが、目の前でムクが重傷を負わされてしまい、更に解放された仁が子供達を殺しに行くのを止めきれず、彼を行かせてしまう。

満身創痍で這うことしか出来ない悠へムクは自分を食べるよう勧め、最初は拒絶するも生まれた意味を残したい彼女の意を汲んでムクの肉を捕食する。

そして御堂を惨殺して更に子供達を狩ろうとするアルファに追いつき、アマゾンズレジスターを引きちぎると、



「アァァァァマァァァァゾォォォォォォォォン!!」



原典アマゾンを思わせる絶叫と共にアマゾンズドライバーで変身し、最後の死闘の末に勝利。7年に及ぶ因縁に決着をつける。


その後、相手が望んだ事とはいえ同じアマゾンを捕食してしまうという一線を越えた罪悪感から湖に身を投げて自決しようとしたが、自分を信じる美月の言葉が脳裏をよぎり、思い止まる。

後日、施設で生き残った子供達の面倒を見る美月の姿を見届けて笑みを浮かべると、ジャングレイダーに乗って何処かへと走り去っていくのだった……。


余談

  • 彼の人物像のモチーフは恐らく仮面ライダーアマゾンこと山本大介と、岡村マサヒコ(アマゾンと初めてトモダチになった少年)だと思われる。
  • 本編のスピンオフである漫画「仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火」でも登場するが、彼自身(の中の人)の特徴である顔のほくろが描かれていない。
  • その野獣の如き荒々しいシャウトに魅せられたファンは藤田氏が読者モデル出身である事に引っ掛けて『読モ特有のシャウト』と表現する事がある。読モってなんだっけ…
    • ぬきたし』においても、パロディとしてこのネタが使われている。こちらは『読モレベルのシャウト』となっているが。この他、読モ出身のキャラクターは皆このシャウトが出来るに違いないとネタ的に言われる事がある。(特にこの人とか。)

関連項目

仮面ライダーアマゾンズ 主人公

仮面ライダーアマゾンオメガ


養殖:仁が「野生」と称されるのに対して、七羽が悠を評した言葉。


山本大介アマゾンライダー岡村マサヒコ…恐らく彼のモチーフとなったであろう旧作版キャラクター。


如月弦太朗劇場版にて変身ベルトを失った主人公繋がり。

あちらは自分からフォーゼドライバーを溶鉱炉に投げ捨て、最終決戦時に過去の自分から借りていた。


栗原遥香:ファーストネームが同じ「はるか」である仮面ライダーシリーズの登場人物。こちらは純粋な人間の女性である

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