曖昧さ回避
- エニックス(現スクウェア・エニックス)より発売されたRPGゲーム『ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち』に登場するキャラクター。この項で説明。
- アークシステムワークスより発売されたゲーム『ウィザーズハーモニー2』に登場するキャラクター。→ミネア=キャンベル。
- ファルコムのRPGイース1に登場する最初の街。
概要
CV:長畑由美(アニメ「アベル伝説」)/江森浩子(アニメ「アベル伝説」老婆時、ドラマCD版)/日笠陽子(ヒーローズ2以降)
第四章「モンバーバラの姉妹」の主役の一人。コーミズ村出身。
錬金術師エドガンの娘で、姉にマーニャがいる。よく当たる占い師として評判になっている。
父親の仇であるバルザックを討つ為に、姉と共に旅に出る。 旅の道中にあるエンドールにおいても占い師として商売していたところ、主人公を一目見て勇者であると見抜き仲間になる。
性格は姉とは正反対に真面目であり、自由奔放な姉に振り回されている。その上暗い洞窟や理路整然とされた場所を好む反面人ごみを嫌う発言もしており、この点も姉と対照的である。また毒舌家な一面もある。
苦手なことは木登り。
容姿は姉とそっくりで腰まで伸びている紫色の髪に、艶やかな褐色の肌をしている。ただ、姉のような大胆な露出はせずに、また職業柄もあってか、ほぼ全身をローブで覆い、右肩や腕を露出する程度にとどまっている。
戦力としてはベホマラーやザオリクが唱えられない(FC版ではキアリーも覚えられなかった)ことからポジションをクリフトに譲りがちだったようだが、FC版のベホマラーはスクルト以上にAIに使用させる条件が厳しく、終盤でキアリーが必要な状況下では毒消し草をいくらでも用意できる(ファミコン版ではアイテム所持数の厳しさをどう捉えるかにもよるが)ため、使用条件が緩く効果が耐性防具と重複する強力なフバーハ、耐性持ちが少なく多くの敵に有効なバギ系、耐性貫通力が高く無力化を狙いやすいラリホーマを持ち、はぐれメタルの剣や水の羽衣などの強力な装備が可能なミネアはFC版であっても決して引けを取らない強さを持つ(マダンテが使えるがひ弱なバーバラと違いあくまで僧侶系なので同じ低HPでも4と6の敵の攻撃の激しさやゲームバランスの違いもあり印象は全く違う)
PS以降のリメイク版の第六章で真の最終戦となるエビルプリースト戦ではクリフトを差し置いてメンバーに入ることが多い模様(2人とも入れることもあるが)。ただし、エビプリの叩きつけでは即死しかねないので、防御面でも何かしらテコ入れが必要。
また、バギ系はその効きやすさから他キャラとの攻撃呪文連携に組み込みやすく、はぐれメタルの剣やグリンガムの鞭による打撃もそこそこ強力でルカニ&バイキルトとの相性も良いため、ダメージ稼ぎの面でもミネアの方が使いやすい(ついでに力もクリフトより上)。
また、専用装備である銀のタロットの使用効果や引き順などの仕様が機種毎に変更されており、DS・アプリ版では最初の2回までならば絶対にひいてはいけないカードを引かなくなっているため、余裕があれば使っておくのもいい。
特に経験値の高いボス戦では経験値&ゴールドを2倍にする星のカードを時の砂による使用回数リセットと併せて確実に狙っていけるのがミネアの強みと言える。
関連作品
ドラゴンクエスト(アニメ「アベル伝説」)
闇のバザールで渇きの壷に出会う老婆。ただし、老婆といっても、悪魔の騎士の呪いで老婆の姿になっていただけで本来の姿はゲームと同じ姿をしている。
同じく悪魔の騎士に呪いをかけられた姉のマーニャを救う為にアベル達をひきつれてドムドーラの町を占領していた悪魔の騎士を倒し、ミネアは元の姿に戻り、マーニャも無事目を覚ますことができた。
ドラゴンクエストⅣ外伝 -地獄の迷宮-
勇者がライデインでエスタークを倒した後に登場。
身も蓋もないマーニャの発言に対して怒鳴っていた。
ドラゴンクエストⅨ
リッカの宿の客として登場。特定条件を満たす事でミネアの衣装やアクセサリーを入手できる。
ドラゴンクエストⅩ
魔法の迷宮にて、ごくたまに遭遇する事の出来るキャラクターとして登場する、タロットによりプレイヤーの冒険や戦闘などに役に立つ効果を与えくれ、さらに特殊な迷宮のボスと戦えるカードも貰える。
さらに、マーニャに手紙を代わりに送るクエストを受ける事も可能で、送る際に郵便局員にファンがいるほどの有名人でもある。
ドラゴンクエストヒーローズ2
武器はタロットカードで攻撃範囲が広くベホマラーで味方を回復できるので、パーティーとしては非常に頼もしい。特技はタロットにちなんだ技が多い。
ドラゴンクエストライバルズ
プレイヤーキャラクターの1人として参戦。
「占い師」という職業に属しており、ランダム性が強い代わりに強力なカードを用いるのが得意である。
小話
- CDシアターで彼女を演じた江森浩子氏とヒーローズ2からミネアを演じた日笠陽子氏は二人ともアニメ版『ダイの大冒険』にてニセ勇者一行の女僧侶・ずるぼんを演じることとなった。(江森氏は1991年版、日笠氏は2020年版)
なお江森氏は1991年アニメ版で兼ね役としてパプニカ三賢者のマリン、メルルの祖母である占い師ナバラ、一つ目ピエロのピロロを、Ⅳ以外のCDシアターでドラクエⅡのレシル(ルプガナでグレムリンに襲われる女の子)、ドラクエⅢではルシア(オルテガの妻でアレルの母親)を演じている。
- ゲームブックのモンバーバラ姉妹編のライターは、DQ4コママンガ劇場でよくミネアネタを使っていた衛藤ヒロユキ。
妹属性から着想を得たのか、ヘタレでポンコツといった某グルグル使いのようなキャラになっており、姉からはミーちゃんと呼ばれている(差別化の為かクリフトの方が堅物な切れ者と化した)
ミネアは悲鳴をあげて、マーニャの後ろに隠れた。
「どうするの、姉さん!――メラね、姉さん! すごい!」
「なに感心してんのよ。あんたもやんのよ、ほらぁ」
「えっ……わたし!?」
ミネアは恐る恐る前に出た……。目を閉じて、ラリホーの呪文を唱える。
「やったぁ! すごい! うまくいったわ、姉さんいまよ!………姉さん!?」
地面の上で、気持ちよさそうにマーニャが眠っている。ミネアは、あわててマーニャの体を揺すった。
「そ、そんなバカな……!? 起きて、姉さん! ねえ〜~ねえ〜~! ねえったら~〜、怖いよ〜~」
「やーね、冗談よ、冗談。メラね、ハイハイ」
――――ぼんっ!! メラの炎で、あわれな土わらしは眠りながら昇天していった。