これは同一人物が作品や活動においてペンネームや源氏名などの異なる名前を使い分けることを指す。
芸能人の場合
執筆関連
- 覆面作家など、特殊な事情が存在して名義を出せない場合。
- 会社が著作権を持つための共同ペンネーム
- 複数人物が執筆する書籍にて、執筆量に差があるとバランスが悪くなるため、多く執筆した作者は複数名義に分けられる場合もある。
- 外国人を装った日本人や、その逆。
- 前者は『HARAKIRI』のJ.S.スタインバーグ(宮路武)や『ゾイドバトルストーリー』のロイ・ジー・トーマス(立山誠浩)等。
- 作品による使い分け。
また、かつてあずまゆき先生は、成人向け雑誌では『あずまゆき』、全年齢雑誌では『あづまゆき』と名義を分けていたが、電子書籍のサイトにて別々に検索しなければいけないというデメリットが生じたため、現在は『あずまゆき』で名義を統一している。
- 裏番組と仕事内容が重複
声優の場合
裏名や裏名義、場合によっては生き別れの双子と呼ばれることがある。
これは特定の声優があまり出演を知られたくない作品など、例えば18禁ゲーム( エロゲ )、ドラマCD、OVAなどに出演するときに名義を変えることが多い。
これは、声優事務所の意向により声優のイメージを守ったり、想定するユーザーである子供が特定の声優の出演作を調べたときに18禁作品にたどり着かないようにするための配慮であるとされる。
声優によっては10以上の名義を持っている場合もある。
ただし、演技は変えることはできても、声質は変更が困難であるため、声優好き、特にダメ絶対音感と呼ばれる「声優の声質を完全に聞き分けることのできるファン」の前ではバレバレであり、どうしようもない。
またそれらの作品の全年齢版が制作される場合は表の名前に戻すことがほとんどであり、生き別れの双子というのはここからきているのではないかと思われる。中には表名を広めないためかCS化してもそれ用の名義を新たに使ったり、裏メインの人が表用の名義を使うこともある。
だがたとえ気づいても、事情を鑑みて表の名前を出さないのがお約束。
もしどうしても気になるという人は検索してください。ちなみにググれば、「声優」のサジェストになぜか表示されることがある。
一般作でも兼役で別名義が使われることがあり、ONEPIECEの麦わらの一味の声優が使う粗忽屋というものがある。金田一少年の事件簿では小杉十郎太の杉田鏡一、森川智之の烏賊杉八郎太、小野健一の菅生六之進、百々麻子の九十九絹子など複数ある。なお、百々の別名義はキャラが他人に変装しているためその正体を隠す意図もあるようだ。
蒼月昇のように本人の意向で上記とはまた別の理由で使われたものもある。