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キストゥヘヴンの編集履歴

2022/05/24 21:25:42 版

編集者:どぅぅん

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プロフィール

生年月日2003年4月25日
英字表記Kiss to Heaven
性別
毛色鹿毛
アドマイヤベガ
ロングバージン
母の父ノーザンテースト
生産正和山本牧場(北海道沙流郡門別町)
馬主吉田和子
調教師戸田博文(三浦)
主戦騎手安藤勝己横山典弘藤田伸二など
戦績27戦5勝
獲得賞金3億2898万円(JRA

父は1999年日本ダービーアドマイヤベガ菊花賞後の故障から復帰できず、短くも鮮烈な一等星の輝きを放って現役を去った同馬の初年度産駒たちは、2004年にデビューした。

だがその矢先の2004年10月29日、アドマイヤベガは胃破裂のためわずか8歳の短い生涯を終える。

また、日本にノーザンダンサーの血を本格的に広め多大な影響を及ぼした大種牡馬たる母父・ノーザンテーストも2004年12月11日、33歳にて大往生を遂げた。

馬主は、ノーザンテーストを繋養した社台ファーム創業者吉田善哉氏の妻であり、アドマイヤベガの母たる名牝馬ベガの馬主でもある吉田和子氏。

デビューに向け準備を進めていたこの「ロングバージンの2003」は、天国へと旅立った父と母父に届け、との願いから、天国へのキス・「キストゥヘヴン」と名付けられた。

母ロングバージンは3戦1勝で現役を退いたが、その半姉には1983年のエリザベス女王杯ロンググレイスがいる。

経歴

デビュー~桜花賞制覇

2005年12月、美浦・戸田博文厩舎からデビュー。新馬戦から3戦連続の2着だったが、2006年3月、4戦目の未勝利戦(中山競馬場芝1600m)で安藤勝己を鞍上に勝ち上がりを決める。

そこから中1週でフラワーカップ(GⅢ)に横山典弘の騎乗で挑み、フサイチパンドラを抑えて初重賞。戸田厩舎にとっても初のJRA重賞勝ち鞍だった。

桜花賞では鞍上は安藤に戻り、当日は13.0倍の6番人気。後方集団で待機し、最終コーナーで外に持ち出すと上がり最速の末脚を発揮。アドマイヤキッスに4分の3馬身差で勝利し、牝馬クラシック一冠目を掴んだ。戸田厩舎初のGⅠ勝ち鞍である。

3~4歳の低迷

しかし、オークス秋華賞はどちらもカワカミプリンセスの6着に敗退。エリザベス女王杯はフラワーカップで破ったフサイチパンドラにリベンジを喫し、10着と大敗。

古馬となった2007年はアメリカ遠征にも挑戦するが、勝ち鞍どころか桜花賞制覇以降11戦して一度も複勝圏内に入れずという低迷が続いた。

復活と有終の美

調子が上向いたのは5歳になった2008年

この年初戦の京都牝馬ステークス(GⅢ)で、桜花賞以来1年10か月振りに馬券となるアドマイヤキッスの3着。そして、秋の始動戦となった京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)にて、藤田伸二の騎乗で桜花賞以来2年半ぶりの勝利を挙げた。

6歳となった2009年、3月の中山牝馬ステークス(GⅢ)では最終直線で内から脚を伸ばして重賞4勝目。これを限りに繁殖に入るため現役を退き、有終の美を飾った。

引退後

引退後は、社台グループの白老ファームで繁殖牝馬となった。

しかし産駒に思うような成績が上がらず、2017年秋、仔がお腹にいる状態で「ジェイエス繁殖馬セール」に売りに出される。購入したのはDMM.com系のドリームファームであり、以降の産駒は「DMMドリームクラブ」所属のクラブ馬となることになった。

すると、売買時に妊娠しており翌春に産まれたロードカナロアとの仔タイムトゥヘヴンが、2021年京成杯2着・ニュージーランドトロフィー2着で初のオープン入りを果たすと、2022年ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)を制して産駒の初重賞勝利を挙げた。

関連項目

競馬 競走馬 06世代

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