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アシリパの編集履歴

2022-05-30 22:52:23 バージョン

アシリパ

あしりぱ

アシリパ(アシㇼパ)とは、野田サトルの漫画『ゴールデンカムイ』のヒロインである。

「わたしは新しい時代のアイヌの女なんだ!」


※名前の正式表記はアシㇼパ(「リ」がアイヌ語小書き)ですが、使用頻度の都合から本項は『アシリパ』で百科制作を行っています。


概要

CV:白石晴香

に襲われていた杉元佐一を助けたアイヌの少女。

父親と因縁のある、アイヌの隠し金塊の位置を記したという刺青脱獄囚の話を杉元から聞き、彼に協力する事にした。杉元を救って以来、彼からは「アシリパさん」と呼ばれており、これが当作品ファンからの通称にもなっている。「レタㇻ」という白いエゾオオカミを友としている。


金カムまとめ


アイヌの伝統的なサバイバル知識と狩猟技術に長けており、様々な面で杉元を助けている。自身を「新しい時代のアイヌの女」と語る通り、アイヌの伝統を重んじつつも因習に囚われることはなく、現実的かつ合理的で柔軟な思考を持ちあわせた少女である。


立ち位置的にはメインヒロインなのだが、劇中ではバトルや汚れ描写(変顔含む)も多く、実質的には杉元とのダブルヒーローに近い。


人物

北海道アイヌの母と、ポーランド人と樺太アイヌのハーフである父を持つ。

母とは生まれて間もなく死別し、以来主に父親の手で育てられていたが、その父もある夜、アイヌに伝わる大量の隠し金塊を輸送中に「のっぺら坊」と呼ばれる謎の人物に殺害されてしまう。彼女が杉元と行動を共にすることを決意したのも、一緒に金塊の謎を追うことにより父の敵を探し当て、その敵を討つためである。


性格は過剰なまでにアクティブで逞しい。快活で物怖じせず、口より先に手が出がちな性分だが、優しく人情味がある。聡明な一方、うんこネタ大好きで下ネタも平気だが、ヘビは大の苦手。


容姿はきめ細やかな肌、艶のある髪、父親譲りの深く青い美しい瞳を持つ美少女(特に瞳は完璧を求める家永カノに真っ先に狙われるほどである)。劇中で度々見せる顔芸とのギャップが印象的。


メインキャラクターの中で数少ない女性だが、いわゆる恋愛描写・お色気描写などとは縁が無く、戦闘場面や日常での頼もしさから余りヒロインらしさを感じさせない。

それでも年相応に少女らしさを見せる時もあり、相棒の杉元のことは憎からず思っている様子

杉元が美人のインカラマッに多少のデレを見せただけで「(杉元が)汁物にうんこを入れて食べる」とアイヌ語で吹聴するなど、露骨にやきもちを焼く場面もあり、その様子をキロランケに面白がられている。

人を殺した獣は悪い神「ウェンカムイ」となるというアイヌの考えから殺人を忌避しており、杉元にも極力それを避けるよう呼びかけている。

自分の心を殺して他人の命を奪い、本来の温かな人間性を失いつつある杉元を案じ、いつか杉元が戦争に行く前の人物に戻れる事を願っている。

作中での描写から年齢は12歳以下と思われる。


能力

幼い頃から男のように野山を駆けて狩りに勤しんでいたため、野営や料理が得意。反面、アイヌの女がやる裁縫などの仕事や嗜みは不得手で殆どしない。母を早くに亡くした為、そうした事は全て父親であるウイルクから教わった事に由来するが、そこにはウイルクの娘に求める願いが強く反映されている。


戦闘に置いてはどんな局面でも冷静さを失わず、彼女の機転で潜り抜けられる場面も多く、年齢にそぐわない度胸を持ち合わせている。

武器には主に弓矢を使う。命中率は高く、戦闘などへの援護攻撃に使われる事が多い。

また矢に塗るの調合やその解毒方法、仕掛けなどに関する知識も豊富であり、それらを用いての活躍を見せることも。


好物

食に対する執念は凄まじく、すべての生き物(食材)に感謝を込めて、いただきますしてしまう。特に好きなのは動物の脳みそ。

基本的に何でも美味しく食べてしまうが、味噌カレーといった本州の茶色い食べ物は『オソマ』(アイヌ語でうんこの意)だと勘違いして嫌っていた。しかし美味しいことがわかってからは逆に好物になっている。

また、さすがにアイヌなので「人を殺した獣(ウェンカムイ)」は忌避しており食べられない……と思いきや、色々と理屈を並べ立てて結局食べていた。

杉元「食べたいからってアイヌの教えを都合よく解釈するんじゃないよ!」

そんなアシリパが作中で一番ショックを受けたのは、肉の旨みを引き立てるニリンソウがなくなった時である。

明らかに未成年だがもたしなみ、絡み酒、暴れ酒。


杉元が「北海道の様々な珍味を食べ尽くしたがっている」と(一方的に)解釈しており、何かにつけて彼に様々な食材を口にすることを強要している。

特に狩った獲物の脳味噌を進めることが多いが、これはアシリパの好物でもあるらしく、海賊房太郎「好きな人には 自分の好きなものを 好きになって欲しいもんねぇ」と言われた時には耳を真っ赤にしていた。


人間関係

様々な過去や思惑を持つ屈強な男達を相手に物怖じすることなく対等に振る舞う。杉元とは初めて会った時からその勇敢さから一目おいていた。一緒に旅をする事で彼への思いは特別なものになっている。


杉元を救出するために意図せず白石由竹と邂逅する事になり、持ち前の強かで協力関係を結んだ。杉元は長らく白石の事を信用していなかったが、アシリパは最初は同じものを物を食べさせたり杉元と同じに接する。その適当な性格を見抜いてからは次第に雑に扱うように。しかし旅を通じて白石も彼女にとって大切な存在になった。


彼女にとって最も身近な男性だったのは父親のウイルクである。彼も杉元のように顔に傷があり強い人物だった。


男の選び方を教授された事から牛山辰馬を「チンポ先生」と呼び親しんでいる。離別してからは形見(?)のはんぺんを持ち歩くようになった。


名前

名前の意味は「新しい年(「アシリ」=「新しい」「パ」=「年・時代」)」。彼女は「未来」という意味として解釈しており、そこから自身を「新しい時代のアイヌの女」と考えている。日本名は「小蝶辺明日子」。

アシリパがアイヌ語で『未来』を意味するため、未来→明日→明日子ということなのだろう。


余談

  • 制作秘話

「アシリパ」という名前は作者の野田サトル氏が考案した4つほどの候補の中からアイヌ語監修の中川裕氏が選んだもの(当初は「アシパ」という読みだった)。他の候補に、「みんなで楽しむ時に唄を歌う」ことを指す「シノッチャ」などがあった模様。


  • 漫画展

2019年5月~8月、大英博物館で国外最大規模のマンガ展が開催された際、そのキービジュアルにアシリパが採用され話題を呼んだ。主催者側によると「ビジュアルが日本的」「少年漫画スタイルで描かれた強い女性であり、さまざまなジェンダーの人たちに魅力的に見える」との理由で、鉄腕アトムドラえもん孫悟空セーラームーン等の並み居るレジェンド級のキャラクター達を抑えて彼女が抜擢された。


関連イラスト

アシリパさんアシㇼパ

アシㇼパさん地獄へ落ちる覚悟だ

ヒスイ地方のアシリパさん


関連タグ

ゴールデンカムイ ヤングジャンプ アイヌ 顔芸 残念な美人


ヒカリパさんPokémon LEGENDS アルセウス女主人公とのコラボタグ。※あくまで非公式

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